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4/5

You need the Tank-top

レビュー執筆日:2021/1/31

●相変わらず楽しめる曲の連続で、彼らの魅力から「まだ逃れられません」。


【収録曲】


1.Give me the Tank-top

2.泡 Our Music

3.J.U.S.C.O.

4.珪藻けいそうマットが僕に教えてくれたこと

5.原付 ~法定速度の範囲で~

6.sweet memories

7.はやく返してDVD

8.NO MONEY DANCE

9.げんきもりもり! モーリーファンタジー

10.日本の首都、そこは東京

11.はたちのうた

12.癒着☆NIGHT

13.寿命で死ぬまで


 ヤバイTシャツ屋さんのメジャー4作目となるアルバム。彼らの特徴といえばユニークな視点から繰り出されるコミカルな歌詞なのですが、デビュー以降枚数を重ねてきた今となってもネタ切れする様子は全く見られません。今作では、日常的な失敗談をやけにおお袈裟げさに歌った『珪藻土マットが僕に教えてくれたこと』や小学生時代の奇妙な思い出を振り返る『sweet memories』、タイトルが全てを物語っていると言える『はやく返してDVD』とメインソングライター・こやまたくやの身の回りで起こった出来事をテーマにしたものが目立つ印象があり、彼は普通なら曲の題材にしないような事柄をキャッチーな曲に仕立て上げる能力が非常に優れているのではないでしょうか。


 もちろん、それ以外の曲に関してもリスナーを色々と楽しませてくれるのも従来通り。『Give me the Tank-top』は新型コロナウイルスの影響下で書かれたメッセージ性の強い曲でありながらも「タンクトップ」を歌詞に入れたりする点は相変わらずですし、タイアップ曲でありながらなぜかドラマー・もりもりもとをイジる感じになっている『げんきもりもり! モーリーファンタジー』はそのあまりの「下らなさ」に何度聞いても笑ってしまいます。ボーカル&ベースのしばたありぼぼが作詞・作曲した『日本の首都、そこは東京』は生楽器が使われていない打ち込みのナンバーとなっており、そういう異色な楽曲を収録しても全く浮かない辺りから「ヤバイTシャツ屋さん」というバンドの「個性」の強さというものがうかがえます。


 前2作と比べるとややテンポの速さや早口で押し切っているようなところがあるのですが、今作も充分に楽しめたのでこの評価とさせていただきます。『Give me the Tank-top』の歌詞にあるように、どうやら私も彼らの魅力から「まだ逃れられません」ようです。


評価:★★★★★

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