表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

Galaxy of the Tank-top

レビュー執筆日:2021/1/27

●「バリエーションのある楽曲」と「コミカルな歌詞」を充分に楽しめる、エンタメ性の強いアルバム。


【収録曲】


1.Tank-top in your heart

2.ヤバみ

3.DANCE ON TANSU

4.眠いオブザイヤー受賞

5.気をつけなはれや

6.Universal Serial Bus

7.ハッピーウェディング前ソング

8.ドローン買ったのに

9.ベストジーニスト賞

10.メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲

11.とりあえず

12.サークルバンドに光を

13.肩 have a good day -2018 ver.-


 3人組バンド・ヤバイTシャツ屋さんの2ndアルバム。前作では曲調の幅がやや狭いように感じられましたが、今作では、デスボイスを交えたハードな演奏が特徴的な『Tank-top in your heart』だったり、ヒップホップの要素を取り入れた『眠いオブザイヤー受賞』だったり、アコースティックサウンドを聴かせる『ドローン買ったのに』だったりと、楽曲のバリエーションが増えたように思えます。


 彼らの特徴であるコミカルな歌詞に関しては、前作ではいわゆる「あるあるネタ」が多かったような気がするのですが、今作ではあまり見られず、その代わりに、単なるダジャレを曲にしたような『DANCE ON TANSU』や、「ノリで入籍してみたらええやん」と無責任にも程がある『ハッピーウェディング前ソング』、「ジーパン音頭だ!」という奇妙なフレーズが冒頭から飛び出す『ベストジーニスト賞』と、良い意味での「下らなさ」を前面に押し出したものが増え、個人的には、ユーモアの度合いがさらに増したように思えました。


 その中でも私が一番笑ってしまったのが最後に収録されている『肩 have a good day』。バラード調でアレンジが妙に壮大だったり、そのくせに歌詞のテーマが「肩幅が広い人に対する偏見」というふざけたものだったり、途中で口笛のソロが入ってきたり、最後には良い事を言った風にまとめたりと、色々と突っ込み所が満載で、ある意味、様々な「ネタ」が並んだこのアルバムを締めるのにふさわしい曲になっているように感じられます。


 「バリエーションのある楽曲」と「コミカルな歌詞」という二つの面からリスナーを楽しませる姿勢を充分に感じられる本作。最初から最後まで面白い「ネタ」が詰まった、非常にエンタメ性の強いアルバムになっているのではないでしょうか。


評価:★★★★★

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ