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異世界へ(2)

前回:ナビゲーター『ここ異世界やで』

いせかい?まさか異世界?この何も無いだだっ広い平原が?いやいやいやテンプレすぎるだろ。トラックに轢かれ、、潰されてるだろうからそこはテンプレでもないが。死んだと思ったら何も無い平原に転移?ナゼ?


『理由は私にも分からん。私に管理者との繋がりはほぼないからな。1つ言えるのは君の記憶を見た限り死んだときの格好のまま君はここにいるということだ。』


死んだ時のまま?待ち合わせの時の格好ってことか。、、、待てよ。死んだ時の格好ってことは今の持ち物って…

俺は勢いよくカバンを開けた


「自販機で買った水と財布だけじゃねえか!!!」


あとは死ぬ寸前まで使ってた携帯もだが、、、これだけで生き延びれる訳、、、そうだ!テンプレならテンプレらしくチートぐらいあるだろ。こんなところにいることだけでもファンタジーなんだ。それくらいは、、、


『チート?があるかは分からないが自分に能力があるか知りたいなら「ステータス」と唱えてみるといい。』


ステータスって唱えればいいんだな?


「ステータス」


名前 音鳴奏多

種族 人間

年齢 16歳

〈能力値〉

Lv.1

HP 300/300

MP 150/150

STR 130

ATK 130(0)

DEF 130(20)

DEX 200

AGI 150

〈魔術〉


〈魔法〉

・音魔法

〈スキル〉

・格闘術Lv.3 ・音楽活動Lv.5

〈称号〉

・迷える異世界人 ・音の使い手 ・中堅格闘家

〈装備〉

・普通の洋服

・普通の靴

・普通のカバン


うおっ、目の前になんか出てきた。これが俺のステータスか。これは強い、、、のか?あとATKとDEFの横の括弧の中の数値はなんだ?


『ほぼ全ての数値がこの世界のLv.1の人間の数値よりも高いな。だが、MPが平均値の半分以下だ。そして括弧の中の数値は装備品の能力値だ。ATKとDEFは自身の数値と装備品の数値を足したものが括弧の外に表示される。しかし君は魔法を使えるのだな。』


魔法?この「音魔法」ってやつか。上の魔術と何が違うんだ?魔術の方は空欄のようだが。


『魔術は修行さえすれば誰でも同じことが出来るが、魔法は使える人間も少なく個人によって効果も異なる。詳細を見てみるといい。』


詳細を見る?こうか…


・音魔法

フェーズ1

付与

攻性付与 消費MP10

音に攻撃力を持たせる。付与することができる音に制限はなし。大きい音の方が高い威力、範囲を持たせることが出来る。


これだけ?フェーズ1って書いてけどからこの先もあるのだろうか?


『あるだろう。フェーズ1の魔法もこれ一つではないだろうな。今後魔物がでてきた時に使ってみるといい。』


しかし、音に攻撃力を持たせるか。制限なしと書いてあるから制限がある場合もあるのだろう。この攻性付与には制限がないみたいだから、叫び声とかでも構わないのか?


「グルゥァァァァ!!!」


なんだ!?辺りを見渡してみると、狼?がいた。


『あれは、ロンリーウルフ。ロンリーの名の通り孤高の狼だ。やつは群れで行動することはなく、飛び抜けて強い訳でもない。魔法を試して見たらどうだ?』


それもそうだな、、って、うぉっ。飛びかかってきた。こっちのことはお構い無しってか?足が竦んでいるが死にたくはない。しょうがない戦闘開始だ。

次回、やっと魔法を使うシーンが訪れます。

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