たそがれて行く今日
たそがれどきだな
夕方と 夜の境界線だ
もうしばらくすれば
暗闇が 訪れて来る
静寂の時間が刻み始める
人々は 日常から
解放されて
大きな呼吸をするときだ
はぁーっと
深呼吸
疲れが飛んで行ったかのように
安らぐときに入り込む
決して 安らぎのときではないだろうが
ひとまずの休息のとき
なかなか落ち着かないだろうが
ひと休み ひと休み
あしたの闘いに備えるために 休息
毎日が たそがれどきの
繰り返しなんだ
1日の闘いが終わりはじめて
ほっと一息できる
わずかな時間
いったい どれだけの
ほっと一息の時間が
あるのか
ほとんど無いだろうな
この圧迫された社会に
生きるのなら
休息など無いような
感覚が 身に付いてしまい
落ち着く場所すらなく
延々と休息が 無い
無い 無いと
叫び続ける
それが人間と呼べるだろうか
呼べないよ
人間とは
与えろよ 休息を