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無人島に探索しに来たら有人島だった  作者: すたりな
―1章―無人島に探索しに来たら有人島だった
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ここに来るまでの出来事

少し自系列は遡ります。

なぜ無人島に行こうと思ったのか?


いきさつはよくわからないが、

発起人は夢野姫奈ゆめのぴいなという女の子だ。


俺よりも若干身長が高く、とても明るく友好的なイメージといったところだ。



姫奈は女子同士でつるむというよりも

男子に混じっていることが多いようだ。


空々(くうと)くん、楽しみだよね!」

そう話しかけられたのだが、何が楽しみなのかわからない。


そうだね。とだけ言っておく。


ちなみに服装はちょっと変わっている。

青色のキャミソールに10センチぐらいの桃色ミニスカートという服装。


当然上下赤色の下着も見えているのだが、

本人曰く水着だから見えても良いらしい。


「くうと、誘ってよかっただろ?」

そう言うのは俺を誘った友人の宮下皇帝みやしたしいざあだ。


用意した雑具のもろもろは皇帝が用意した物のようだ。


無人島行くのになぜかタキシードっぽい服装をしている。


特に親しい友人というわけでもないのに、なぜ誘われたのかが分からない。


どうやって用意したのか知らないが、

集合時モーター付きのゴムボートが用意されていた。

これで無人島へ行くようだ。


無人島というのも、領土問題でそこそこ話題にあがる島のようで、

本来勝手にいけばいろいろ問題があるのだが、

当人たちはまったく気にしていないようだ。



「おっしゃああああああああああああ、未開の島の探索だあああああ!」

そこのテンションが高いのが、朝倉悠斗あさくらゆうとだ。


ランニングに短パンという、虫取り少年を連想させるような恰好をしている。


こんなメンツどうやっても目立つのは必至で、すれ違う人の視線が痛い。



「なぁ、皇帝しいざあ、このメンツ何の集まりだ?」

思わず聞いてみた。


「姫奈ちゃん、可愛いだろ?俺たちもやっと仲間になれるんだ」

何のことかわからない。


「確かに可愛いとは思うが、しかし、あの刺激の強い恰好は何だ?」

それもそうだ。俺の住んでる町は港町とはいえ、あの格好はいかがなものだと思う。

海辺での格好と言えばおかしくはないが、集合前から着ているわけだ。


「なんだ、くうと、しらないのか?」

何のことが分からない。


話によると、姫奈ぴいなは卒業までにあることをやり遂げるために

こうして何かの理由を作って集まってるらしい。


今回の行き先が無人島というだけで、行き先は実際関係ないらしい。

その先の目的のほうが重要っぽい。


「まずは雰囲気が大事だと、焦ったら仕損じるから気をつけろよ」

皇帝しいざあはそういうと、納得だけしておく。


俺もそんな年頃だから興味がないわけじゃないが、

あまりにも露骨すぎるからどうなんだと思うからである。



そしてゴムボートに乗り、モーターの電源を入れ無人島に向けて走り出したのであった。



その途中、他の男は姫奈ぴいなにひたすら媚を売ってる感じで話しかけている。

節操がないのかお前らは...。



俺はやることがないのでボートの行き先の微調整をしている。


そうこうして砂浜に乗り上げ無事島に到着したのだ。



その島は、本気で走れば30分かからず一周できるぐらいの広さしかない。



島の中心に不思議と生い茂ってる森があるのだ。


俺たち4人はその中へ入っていく。


姫奈は、なんかそわそわしながら先頭を歩いている。

皇帝は、周りの森に何かを探すように続き、

悠斗は、やたらハイテンションで全く落ち着きもなく騒ぎながらもなんとかはぐれずについて来ている。


突然、3人の足が止まった。


目の前に、10歳ぐらいの女の子が仁王立ちで立ちはだかったのだ。

文章修正ありがとうございます。

読みやすいようにできるだけ応対していきます。

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