カルネス戦?と戦果
今回は短くなっております。途中大幅カットだからなぁ…
皆様評価ありがとうございます!これからも頑張ります!
待ってランキング9位ってどうなってるの!?( ゜д゜)
「あ、戦いと言ってもガンテツみたいに戦うわけではありません。ガンテツが手も足も出なかった相手に私が勝てるわけありませんからね。なのでこれで戦いましょう。」
そしてカルネスが棚から取り出したものは…
「チェス?」
「はい。先行はあなたからで勝った暁には『水の友』が継承されます。更にダイラのギルドマスターしか知らないようなこともお教えしましょう。私が勝っても何もありません。どうですか?私が力になれることと言っても称号と情報しかないので。」
そうか…よりによってチェスか…なら…
「分かった。その勝負受けよう。」
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正直チェインという新人が来た時、力になる気など無かった。確かにレベル1でガンテツに勝ったのならとても強いのだろう。だがそれまでだ。ガンテツが絶賛しているなら信用はできる。しかし信頼には及ばない。だから絶対に勝つことのできない私の土俵で戦いガンテツの要望だけは果たそうとした。それなのに…
「なぜ…」
なぜここまでにも追い詰められている?私は今までチェスで負けたことが無い。ルールの似た東洋のゲームでもそうだ。しかもまだまだ2の手3の手も用意ができるほど余裕もあった。圧勝だったのだ。なのに…なのに!
「馬鹿な…」
「ほい、チェックメイト。」
何故手も足も出ずに負けた?分からない…
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うわー。お相手さん唖然としてますよ。なんかチェス強い奴って何時もこんな反応するんだよなー。世界王者もこんな感じだったわ。ただそれよりも歯ごたえはあったな。うん。ソフトタイプのスルメがハードタイプになった位には強かったよ。
ま、それでも俺には勝てんわな。
「称号『水の友を打ち負かした者』を取得しました。称号『水の友』を取得しました。《水の加護》を習得しました。《水の友》を習得しました。」
よしよしって…あれ?『打ち勝った者』じゃなくて『打ち負かした者』なんだ。イメージが悪いな…それは置いといて確認行くか!
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『水の友を打ち負かした者』(カルネスを打ち負かした者の称号、《激流魔法》を習得する。MAT+5)
『水の友』(水と友になった者の称号、《水の加護》《水の友》を習得する。MAT+10)
《水の加護》(MATの値の分だけHPを上昇させる。)
《水の友》(レベルアップ時PPとは別に自動的にMATが上昇する。)
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予想通りだけど待って。俺のHPどうなってんの?え?406?CON換算で102もあんの?VITも合わせて考えたらタンクできるじゃん。しないけど。
「…約束だ。情報を渡そう…」
うわ〜苦悶の表情してる。そんな負けると思ってなかったのか。確かにゲームのミニゲームとは思えないレベルで強かったけど。どんだけ慢心してたんだか。わけわからんこと言って文句言う事はしないところ見ると良識はあるんだろうけどチェスに関しては鼻伸び切ってたんだろうなぁ…
「おお、有り難い。で、どんな情報なんだ?」
「このギルドの地下に今まで秘匿されていたダンジョンがある…まだ未攻略の筈だ…」
「通行許可とかはくれないの?」
「そもそもダンジョンに通行規制を引く事は条約で禁止されている。秘匿までは良いが実効支配まではできん。行きたければ好きに行くがいい。命の保証はできないがな。」
「なるほど。」
絶対それ秘匿も黒に近いグレーだろ。良いのか約束だとしても教えちゃって。にしても喋り方も丁寧だったのが化けの皮剥がれてますわ。
「それじゃな。情報感謝する。」
どうやら場所までは教えないらしいが問題無い。【エア・サーチ】と《魔力視》で把握済みだ。
俺は本棚の前に立ち魔道具らしき本に直接魔力を流す。スイッチが分からなくても直接動かせば問題ないよね。
「な!」
本棚が動き地下への階段が現れるとカルネスが声を上げる。バカめ、通行許可が必要ないと分かれば好きにさせてもらうに決まってるだろ。もうこの時点で条約スレスレだろうしな。その証拠にカルネスは何もしてこない。
「あ、攻略したら手土産にダンジョンの情報は提供するから安心してくれ。またなー。」
そうして俺は階段を降りていった…
因みに話題に出たチェスの世界王者ですが、昔テレビの企画で王者の実力を知ろう!という感じで抽選で一般の人と戦うということがあった時に主人公と戦っております。そこで主人公が圧勝してしまいこれは放送できないということで全カットとなりました。またカルネスのAIは世界王者と何度も戦わせて作った学習AIだったのですがその世界王者に圧勝した主人公には勝てなかったようです。




