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武器縛りな地雷原の糸生活!  作者: 1011
彼が『地雷原』として認知されるまで
20/25

親友の追及と職業

やだ…PVの値…上がり過ぎ?( ゜д゜)


流石はランキングの効果なのかPVが前日の4倍になったのは愕然としました。これは期待に応えなくては…これからもマイペースですが投稿頑張っていきます!

俺は今追い詰められていた。


「さあ『チェイン』君?この大量PKK事件と『最高火力』更新事件について洗いざらい吐いてもらおうか?」


面倒クセェ…


「…『最高火力』はまだしも何故大量PKKが俺だと思うんだ?」

「貴様白を切るつもりか?お前のいるところにPKが大量にいたらこうなるのは火を見るより確かだろうが。涙も昨日PKKの戦果取られたって言ってたしなぁ?」

「…俺が逆にPKされたとかは?」

「俺が一度も勝てたことの無いお前がそんな簡単にやられる訳が無い。」


バッサリだった。


「…私がやりました…」

「よろしい、ならば説明だ。洗いざらい吐けこの野郎。」

「分かった…ってなるわけ無いだろうがヴァ〜カ!」

「何ぃ!?」


ふっ、今度はこちらの逆襲だ!


「まずそもそも手の内を見せるわけ無いだろうが!」

「お前親友と一緒にゲームを遊ぼうという気概はないのか!」

「お前俺の手の内知ったら最初に何考える?」

「メタ」

「だから教える気にならないんだろうが!」


こいつはバカなのか?


「くっ…せめて『心得』が何かだけでも…」

「あぁ、ならいいぞ。」

「マジか!良いのか?」

「おう、その代わりもう金輪際OWAMで追求はすんなよ。」

「ぐはっ!足元見やがる…だが良いだろう!約束だ!」

「OK。契約成立だ。んじゃ俺の『心得』は…」

「『心得』は…」

「《その場しのぎの心得》だ。」

「は?」

キーンコーンカーンコーン

「ほら、予鈴だしもう行くぞ。」

「…だ、だ、だ…」


騙されたぁーーーー!!!!


ふっ、バカめ。俺に交渉で勝てると思ったのか。








「よし…」


ちゃんと第二の街『ダイラ』でログインしたな。それじゃまずは…


「就職しますか。」


ここでOWAMの職業について説明しよう。OWAMではレベルが20の倍数になるごとに冒険者ギルドで職業につくことができる。また、何時でも転職することができる。そしてなんの職業につけるかはその人の所持スキルと称号、そして一緒についている職業で決まる。この時称号でつくことのできる職業は大抵ユニーク職と呼ばれている。称号の取得が簡単だと普通の職業と一緒くたにされるので一応大抵と表現した。


例を出すと《剣の心得》と《火魔法》を持ってるレベル20のAさんと同じスキルを持っているレベル40のBさんが居る。Aさんは『駆け出し剣士』と『火魔法使い』の何方かにつくことができる。

一方Bさんは2つの職業につけるので『駆け出し剣士』と『火魔法使い』の両方、若しくは『駆け出し剣士』についてることでつくことのできる『剣士』にもつくことができる。

また、『火魔法使い』についていて《火炎魔法》を持ってる人は『火炎魔法使い』になれる。といった感じだ。


ここに称号とか混ざってくると尚面倒になってくる。ここでも検証班殺しか…


そして職業についたことによるメリットは職業スキルの習得と補正の獲得だ。


例えばさっきの例に出てた『火魔法使い』なら《射程延長(火)》を習得し《火魔法》の威力に補正がかかるようになる。但しこの時得たスキルと補正は転職すると失う。


つまりOWAMの職業はスキルと補正の付け替え要素と考えてもらっても良い。そしてこれがレベル40からトッププレイヤーと言われる理由でもある。普通じゃ取得できないスキルを一個でも多く取得できるわけだからな。そこに補正も付いてくる。


「何に就職できっかな〜?」





…そうだよね。あんだけ称号を取得してたらそりゃあるよね、


―――――――――――――――――――――――――

就職可能一覧

『糸使い』

『光魔法使い』

『風魔法使い』

『毒魔法使い』

『空間魔法使い』

『賢者』

『殺人鬼』

『殺し屋』

―――――――――――――――――――――――――


まだ他にもユニーク職はありそうだが上級職なのだろう。レベル40まで待てということだ。


因みに俺のステータスはこうなってる。


――――――――――――――――――――――――――

Name:チェイン

LV:35

HP:100/100

MP:658+90/748

STR:26(0)

CON:26(0)

MAT:291×2+40

MDE:26+20

AGL:100×2+160

VIT:100×2+170

PP:0

スキル

《その場しのぎの心得:32》

《アイテムマスター》

《糸使い》

《エルンファウスト流繰糸術:1》

《念動力:49》

《合体》

《変形》

《魔力伝導》

《魔法陣》

《固定化》

《演算》

《並列思考:17》

《マルチタスク》

《初期スキル成長速度上昇》  

《真詠唱破棄》

《無詠唱》

《自由展開》

《魔力吸収》

《魔力掌握》

《別視》  

《不意打ち:28》

《暗殺:15》

《光魔法》

《暴風魔法》

《毒魔法》

《空間魔法》

《風の加護》

《風の友》

《死神の魔眼》

創作魔法

【魔掌】

【エア・マテリアル】

【アクセラレート】

称号

『自ら逆境に立つ者』『風の友に打ち勝った者』『風の友』『スナイパー』『仕事人』『大物喰い』『強者喰い』『首刈り』『人斬り』『同時大量殺人鬼』『連続大量殺人鬼』『世紀の殺人鬼』『死神を従えし者』『ソロダンジョン攻略者』『第一踏破者』『第一『楽楽』作ダンジョン攻略者』『第一『楽楽』作ダンジョンソロ攻略者』『魔術師』『魔導師』『賢者』『大賢者』『魔人』『魔王』『最高火力』『駆逐者』『殲滅者』『人災』『厄災』『大災害』『世界の破壊者』『愚者』

装備品

『賢者の眼鏡』(STRを0、MAT×2、《鑑定》、《魔力視》)

『繰糸の指輪』(威力20)

『ニーズヘッグの宿り木』(威力15)

『ウロボロスの宿り木』(威力5)

『隼の靴』(AGL+40)

『陰業の服』(VIT+10、MDE+10、AGL+20)

『暗物の衣』(MDE+10、AGL+20)

『降魔の指輪』×2(MAT+20×2)

『天魔の指輪』×4(AGL+20×4)

『聖魔の指輪』×3(MP+30×3)

『走馬灯のイヤリング』(CONを0、AGL×2)

従魔

『リム』(グリム・リーパー)

―――――――――――――――――――――――――


この中で新しく増えたのはこれらとなる。


―――――――――――――――――――――――――

《魔力吸収》(空気中の魔力を吸収し自分のMPを回復するようになる。)

《魔力掌握》(他者の魔法に自分の魔力を注ぎ込むことで効果を強化して操作することができる。)

『魔人』(ボスに8桁以上のダメージを一回の魔法で与え、ノーダメージで倒した者の称号、そなたは魔法を極め人を超越した。《魔力吸収》を習得する。MAT+25)

『魔王』(ボスに9桁以上のダメージを一回の魔法で与え、ノーダメージで倒した者の称号、そなたは人を超越した者達の王となった。《魔力掌握》を習得する。MAT+30)

『駆逐者』(モンスターを一回の攻撃で同時に100体以上倒した者の称号、範囲攻撃の威力に補正がかかる。)

『殲滅者』(モンスターを一回の攻撃で同時に1000体以上倒した者の称号、範囲攻撃の威力に補正がかかる。)

『世界の破壊者』(世界に影響を及ぼすような威力の範囲攻撃を放った者の称号、範囲攻撃の範囲が広がる。)

―――――――――――――――――――――――――


俺、魔王になりました。…うん、毎度の事ながらおかしいね。今まで宿で金を払って休むかMPポーションを飲むかしか回復できないMPが時間経過で回復するようになったのもおかしいが、一番おかしいのは《魔力掌握》。お前だ馬鹿野郎。魔法を奪うな!


うん、絶対ユニーク職ある。絶対ある。賭けてもいい。でも『魔王』とかになるにはレベル80とか必要そうだな…先はまだまだ長いか…


取り敢えず職業は『糸使い』にしようと思う。魔法はもう威力が十分だからね…




さてこれからどうするか…


「あっ、そうだオッサンに紹介状書いてもらってたんだった。」


なんかイベント期待して渡しに行くか。




「なるほど…ガンテツがここまで絶賛する新人ですか…」

「何書いてたんだよ…」


現在ギルドマスターの部屋に通されている。もちろん目の前のイケメンエルフはダイラのギルドマスターの『カルネス』さんだ。え?知らないって?大丈夫だ。俺も知らない。


なぜかというとガンテツと一転このカルネスさんは寡黙で真面目なできる大人みたいな人のためあんまりプレイヤーが関わることがないのだ。


そんな人に会わせるオッサンの紹介状凄え…


「えー、チェインでよかったですか?」

「あ、はい。合ってます。」

「私は今ガンテツに貴方の力になるように言われています。分かりますね?」

「はい。」

「それでは私と戦いましょう。」

「はい…はい?」




何言ってんだコイツ?

因みに『糸使い』で手に入れた職業スキルは《切れ味向上(糸)》です。

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