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武器縛りな地雷原の糸生活!  作者: 1011
第一章 彼の長い一日プレイ
14/25

リッチ戦の戦果とお詫びメール

書いてないと色々書きたいことが思い浮かんでくる…ということで結構早めに投稿です。今度こそ恐らく遅くな…

新しくゲットした称号やらスキルやらも気になるがその前にダンジョン攻略による報酬を貰おう。


「OWAMのダンジョンは宝箱が元に戻るとかはないからな〜初攻略者の特権だぜ。」


ボス部屋の奥の部屋に突撃〜


「…ふむ。」


報酬は3つの宝箱ですかそうですか…それじゃ左、右、真ん中で行きますか。


「オープン〜」


―――――――――――――――――――――――――

『ガリ勉の眼鏡』(STRを0にしMAT2倍)

―――――――――――――――――――――――――


おー、普通に魔法型には強い。必要STRはパラメータ上のみで装備とかによる変動値は関係ないから杖とか装備できなくなることもないしな。後で『看破の眼鏡』と《合体》しておこう。それじゃ次は〜?


―――――――――――――――――――――――――

『《空間魔法》のスキルオーブ』

《空間魔法》(空間に関する魔法。一度使うごとに3分間使えなくなる。)

―――――――――――――――――――――――――


あ〜強いけどクールタイムありって感じか。てか魔法でクールタイムは初めて見たな。魔法の内容も少ないな。感想としては切り札になり得るけど使いどころが限られる感じかな?そしてラストは〜?


―――――――――――――――――――――――――

『《アイテムマスター》のスキルオーブ』

《アイテムマスター》(自分が作ったアイテムを使う時、素材に応じた威力が設定される。自分の作ったアイテムの威力に補正がかかる。)

―――――――――――――――――――――――――


き、き、き…


「キターーーーー!!!!!」


《その場しのぎの心得》の何が不遇かって補正率低いのに補正をかける対象が基本威力が設定されてない…つまりは威力が0であったこと!《鍛冶》や《木工》など生産職でもアイテムに威力を設定する事はできなかった!例外は《調合》などで作った毒ぐらい!それが解決され更に補正もかけてくれる!確かにこのダンジョンはアイテムを使っての攻略が正攻法ぽいからなんか納得だわ!


ピボッ


「ん?なんだ?」


どうやら公式からのメールのようだ。なになに…



―――――――――――――――――――――――――

チェイン様へ


当社のゲームを遊び頂きありがとうございます。いきなりですが設定ミスのお知らせ等により今回メールさせて頂きました。


今回の『最高火力』によるダメージの記録なのですが《魔法陣》の設定ミスにより本来のダメージよりも高くなってしまいました。そのため『最高火力』の記録を本来のダメージにする旨をお知らせ致します。本来の記録でも『最高火力』は取得できますのでご安心ください。


設定ミスの修正ですが3日後にメンテナンスを行うのでその時に修正予定です。今回の不祥事のお詫びと申しましてはチェイン様に『第一『楽楽』作ダンジョンソロ攻略者』という称号を贈呈いたします。こちらの称号は開発段階でアイデアとしては出たのですが取得できる者がいないだろうとのことで見送られたものですがその時考えられていた取得条件をお客様は満たしていますので急遽導入いたしました。


また、『最高火力』の記録保持者が変わった場合、ワールドアナウンスで記録保持者の名前とその記録が。初攻略ダンジョンが攻略された場合、攻略者の名前と、パーティを組んでた場合パーティ名もお知らせされます。この手紙が送信されてから10分後にお知らせする予定なので、匿名希望の際はステータスの設定の欄から匿名希望と設定してください。


それではこれからもOWAMをよろしくお願い致します。


OWAM運営より



P.S. 間違った記録は2,875,392となっておりますが正しい記録は179,712となっております。間違ったダメージで取得できてしまった称号はそのままとするのでご安心下さい。

―――――――――――――――――――――――――


「最後書き忘れてた感が凄いんだが…」


触れないのが優しさだろうか。というか多分これ魔法の範囲の倍率が高かった件についてだろ。さては√を付け忘れたな。匿名設定については公開のままにしておこう。




そしてお待ちかねの新しい称号とスキル紹介の時間だ。


―――――――――――――――――――――――――

『ソロダンジョン攻略者』(適正レベルが自身のレベル以上のダンジョンを一人で攻略した者の称号、全パラメータ+3)

『第一踏破者』(未だ攻略されてないダンジョンを最初に攻略した者の称号、全パラメータ+3)

『第一『楽楽』作ダンジョン攻略者』(OWAM制作陣で一番難しい『楽楽』作のダンジョンを最初に攻略した者の称号、貴方はOWAM制作陣から拍手を送られるだろう。全パラメータ+5)

『第一『楽楽』作ダンジョンソロ攻略者』(OWAM制作陣で一番難しい『楽楽』作のダンジョンをソロで最初に攻略した者の称号、貴方はOWAM制作陣から尊敬と畏怖の目で見られるだろう。全パラメータ+15) 

『魔導師』(レベルが自分より10以上高いボスに4桁以上のダメージを一回の魔法で与え、ノーダメージで倒した者の称号、《真詠唱破棄》を習得する。MAT+10)

『賢者』(レベルが自分より10以上高いボスに5桁以上のダメージを一回の魔法で与え、ノーダメージで倒した者の称号、《無詠唱》を習得する。MAT+15)

『大賢者』(レベルが自分より10以上高いボスに6桁以上のダメージを一回の魔法で与え、ノーダメージで倒した者の称号、《自由展開》を習得する。MAT+20)

『最高火力』(全プレイヤーの中でボスに一度に与えたダメージが一番高い者の称号。あらゆる攻撃の威力に補正がかかる。現在の記録:179,712)

『人災』(街一つを壊滅させるような威力の範囲攻撃を放った者の称号、範囲攻撃の範囲が広がる。)

『厄災』(都市一つを壊滅させるような威力の範囲攻撃を放った者の称号、範囲攻撃の範囲が広がる。)

『大災害』(首都一つを壊滅させるような威力の範囲攻撃を放った者の称号、範囲攻撃の範囲が広がる。)

『愚者』(『愚者の首飾り』を装備しレベルが20以上上がる程の経験値を溜めた状態で自身よりレベルの高いボスを倒した者の称号、愚者は旅人となり無限の可能性を得た。レベルアップ時取得PP+1)

《真詠唱破棄》(魔法を宣言してすぐに発動できる。)

《無詠唱》(魔法を宣言しないで頭の中で発動することができる。但し《真詠唱破棄》と併用はできない。)

《自由展開》(既存魔法を発動する際MPを好きな数追加で消費してその分威力を上げることができる。)

―――――――――――――――――――――――――


「やっぱ長ーい!」


そして効果がやばーい!てかなんだよ『第一『楽楽』作ダンジョン攻略者』って!運営ふざけてんだろ!さてはもう一つの攻略されてないダンジョンもおめーが作ったな!そして『最高火力』って話には聞いたことがあるけど『メル』さんって言うトッププレイヤーの称号だったやつだよね!これもしかしなくても奪っちゃったよね!恨まれたら面倒だ……そんで人を災害呼ばわりすんな!ちょっと否定はできないけど!そんで魔法関係スキルどうなってんだー!!《詠唱破棄》のデメリットが消えたしガチの不意打ちで魔法が撃てるようになったし威力を底上げできるようにはなるし!だからPPが増えるのは将来的にやばいって言っただろ!てか今までも取った称号の強さおかしいし掲示板とかで載ったことないやつばっかだし!


「1日目のプレイ内容じゃねーー!!!………ハァハァハァ…ハァ……ハァ…………………ふぅ……オッサンに『愚者の首飾り』返して『最高火力』があるうちに記録更新しておこ。そんで今日はもう休もう…」


うん、悪いことは何も起こってないんだ。それでいいじゃないか。


『『チェイン』が未攻略の『使えずのダンジョン』を攻略しました。『最高火力』の保持者が『メル』から『チェイン』に変わりました。更新時の記録は179,712です。』


あっ、取り敢えず《空間魔法》の【ディメンジョン・ホーム】で『グリム・リーパー』を仕舞っておくか。


そうして俺は脱出用の魔法陣に乗り地上に戻った。





「おお!チェイン!どうやら攻略してくれたようだな!攻略しに行ったのはついさっきだったというのになぁ!ハッハッハ!流石俺が見込んだ男だ!」


そうやって俺の肩を叩きながらオッサンが笑う。


「まあな…かなり性格悪いダンジョンだったぜ。取り敢えずこれ返すな。」

「おう!ありがとな!役に立ったか?」

「別に約束を守っただけだよ。役にはとても立ってくれた。『愚者』って言う称号も手に入っちまったしな。」

「…なに?お前『愚者』を手に入れたのか?そんなダンジョンの敵が強かったのか?」


笑ってたオッサンが途端に真面目な顔をして聞いてきた。


「いや、取得できたのは草原に居た人殺し共を大量に始末したからだと思うが…てかオッサン取得条件を知ってたのか?」

「知ってたも何もそれで悪用されないためにギルドで保管してたんだ。称号の存在を知ってる奴ですら殆ど居ないけどな。」

「えっ、てことは俺取得しちゃったけどまずいか?」

「いや、今回はそれも承知で貸したんだ。取得できないと思って気軽に貸したのもあるがな…まあできちまったもんは仕方ない!早速ダンジョンの情報と成果を報告してくれ!あっ、成果に関しては黙秘権もあるぞ!」

「今更隠さねえよ。オッサンは信用してるからな。」

「ガッハッハ。嬉しいことを言ってくれるじゃねえか!これからも何かあったら相談しろや!できる範囲で聞いてやる!」

「あ、俺もう次の街に行くためのボスを倒しに行くから。そこんとこよろしく。」

「なにい!なら報告のあとで紹介状を書いてやるよ!次の街のギルドで紹介状を渡せばもしかしたら信用してもらえて普通じゃ受けれない依頼とかも受けれるかもしれんぞ!」

「わざわざありがとな。んじゃ長話も飽きてきたしそろそろ報告すっか。まず全体の階数なんだが…」




もしかしてなんかフラグ立てたか?

最高火力の記録を更新するために殺されるエリアボス可哀想…


因みに『メル』氏による記録は更新時より伸ばして24,053でした。(更新時は17,631)ぶっちぎりで抜いてますね…


『賢者』とか『人災』とかは本来はもっと終盤で取得するはずの称号です。また主人公は知りませんが主人公の持ってる称号の一部はオンリーワン。誰か取得したプレイヤーが居るともう取得できません。『殺人鬼』系や『人災』系などですね。効果ではなくどっちかっていうとその仕様のほうがやばいです。

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