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もしも願いが叶うなら〜No pain, no life〜  作者: 月影弧夜見
第10章:激震! 勇魔最終戦争!
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第三神話、永劫三千世界

創世天地/開闢神話(ガイア・コンソール)


 第二神話、異界幻想顕現ファンタズマ・レプロダクション……それすらも凌駕してみせるか、救世主よ』



 ……まっずい。

 こっちはただ吹き飛んでるだけだってのに、あっちにはダメージはないどころかまだ何か言ってやがる……!




『ついに、か。

 我が神技、我が創世武装、その第三神話を見せる刻と来たか。


 故あって、コレを見せるのは貴公が初めてになるが……しかしコレを拝めることを光栄に思うが良い。


 我が第三神話———、





 ———永劫三千世界パーペトゥーイティ・ユニヴァースを』




「は———おい、おい、何なんだそりゃあ……!」


 


 浮遊法で何とか体制を立て直す。———が、その魔力がどうにも足りない。

 というか……そうだ、魔力がナニカに置き換えられている。



 ソレを体現するかの如く、西の空に浮かぶは———明らかにこの世界のものとは思えない、蒼碧と黄昏の折り入った『異界』であった。



 分かる。若干ながら説明できる。今俺も、その『異界』の空気に入り込んでいるのだから。


 あの『異界』とここでは、世界の常識から何から何まで違うっ!


『我が銀河よ、来たれ。

 今ここに、新たなる歴史を、新たなる史実を、新たなる世界を創り出そう。



 故に———創世天地/開闢神話。

 新たなる世界、新たなる天地、新たな神話。

 その全てを創生するは、我がガイア・コンソール第三神話、永劫三千世界パーペトゥーイティ・ユニヴァース!』



 は……? は……? ごめんやっぱり何も分からねえ。

 何、何だよアイツ、何言ってんだよ、意味が、スケールが、分かんねえよ……!


『自己境界、自己認識、自己概念再定義。

 空想宇宙超加速開始、主観時間———3兆倍に倍化』


 ———星ができ、文明ができ、また滅び行き、その全てが記録されてゆく。


 加速の果てに世界は収束し、その先に何も残らない無のみが『在る』。


 その『在る』『無』なる矛盾した存在を掴み、魔王はソレを自らの身体に取り込んでしまった。




 ———最高に、意味が分からない。




『———貴公よ』


「———」






『立ち向かえるか』







「っ…………はは」



 あまりにもデカすぎる。もはや何が何だか分からない。

 唐突に始まった宇宙は、ゆるやかに終わりを迎え、そしてすぐにその概念が取り込まれた。


 今の一瞬で、世界が始まって、そして消えた?

 アホか? 意味が分からない。


 遊び終わったおもちゃを、いとも簡単に壊すように———さもお遊戯かの如くソレをしやがった。



 立ち向かえるか、だって?

 そんなの、無理に決まってる。

 スケールが違う。存在の規模が違う。生命体としての格が違う。


 無理に決まってるんだ。


 あんなの、なんかもうどう見たって絶望だ。

 何をどうすれば勝てる? そもそも俺はダメージ一つ与えられていないだろ?


 何なんだよアイツ、もう既に宇宙まで取り込んでしまってるんだろ? 勝ち目は? そもそもコレは勝負なのか?


 あんなことができるのなら、俺の命だって掌の上ってわけだろ?


 何なんだよ、俺の先祖———だか何だか知らないけど、アレが人間なわけねえだろ。


 ……いや、魔族ですらないと思う。もはや神というか、神をも超越した———。




 ———絶望、じゃないか。




















 ……でも。



 ———でも、だ。待ってる人がいる。

 俺の帰りを。俺の救いを。俺の勝利を。

 その全てにかけて、俺は———きっと、ここで終われはしないんだ。





「ああ———そう、だな。

 万に一つも勝ち目はないかもしれない、でも…………信じてみせるさ。



 俺の全て。

 俺を待ってる、みんなの想い。

 その全てにかけて、お前を———倒すっ!!!!」




『———ほう。言うではないか、救世主。



 では…………いよいよ本気と行こう……ここまで昂らせてくれたのだからな……!


 第三神話、空想宇宙を創生し、その終わりまでを記録した『無』を取り込んだまま放つ、第四神話———ガイア・コンソール、その最後にして最大の究極奥義。名を———、





 第四神話———|星の鼓動、乖離せし地のガイア・コンソールッ!!!!』

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