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狼女

作者: まえとら

お上のする事なす事に庶民の人々の不平不満。無責任さに不信感は募るばかりだった。何百年も前の満月の夜。オオオオ―ンオオオオ―ンと遠吠えが響く。シルエットが月の光に映し出される。女ものの着物、オオカミの顔と手足と尻尾。狼女だ。近頃、巷を騒がせている辻斬りならぬ「辻噛み」だ。腐敗した権力者達が襲われ、首を噛まれ命を落とした。人々は狼女を義賊としてOH神よ!狼女様!と崇拝した。次々と権力者を成敗していったが次第に人々の熱も冷め何も命までとらなくても。あの人達にも愛する人だっているだろうに。と瓦版も権力者達に同情する世論にすり変わり、狼女は捕らえられ処刑された。


大都会ビル群の街。満月が顔を出している。オオオオ―ンオオオオ―ンと遠吠えが響く。

路地裏の小料理屋の暖簾をくぐると。

「おかみさん一本つけとくれよ」

「はいよ」

女将は燗酒を用意した。

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