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人物紹介②

■レオング海賊団

・レオング・カルロスト・イエルギ(男) 相棒:ケルビン(深緑)

 勇猛で知られるレオング海賊団の船団長。あごひげを蓄えた巨漢で丸太ほどの大剣を軽々と振り回す。部下思いでありながら好戦的で、戦いの際には常に最前線に立ち、実質の船団の指揮は副船団長のマルスにゆだねていた。かつてはレオングがキリニア海を仕切ることである意味秩序が保たれていたと言える。此度の戦いでユールの刃に落ち、ケルビンと共に没した。


・マルス・ストライザ(男)  相棒:カイ(茶褐色)

 レオング海賊団の副船団長。実はジャスミンたちと同じく貧民街モルドー育ち。かつては単身で盗賊まがいのことを繰り返していたが、レオングの資財に手を出してしまい、拘束される。腕っ節を買われ船員となったが、次第にレオングに全幅の信頼を置くようになった。同じくユールの刃に落ちたが、致命傷は部下をかばった際に受けたものだった。


■キルコ海賊団

・キルコ・トット(男)

 キルコ海賊団の船団長。ガルダ乗りではなく、ほとんど戦闘には関わらないが、剣の腕は相当のもの。知略に優れ、冷徹で手段は選ばないが、部下思いな一面があることを一部の船員は理解している。貴族の出自で英才教育を受けていたが、妹の死をきっかけに海へ飛び出した。


・コルクハント・キット(男) 相棒:ミカ(緑白色)

 青いバンダナがトレードマークのキルコ海賊団の副船団長。元々は別船団の長であったが、船員ごとキルコの傘下に下った。気さくで船員からの信頼も厚いが、コルクハント自身もキルコを敬愛しており、戦闘部隊を取り仕切っていた。キルコ考案の編隊戦法で数々のガルダ乗りを墜としてきたが、ジャスミンとの戦いに敗れ、命を落とした。


・バルステイン・トナー(男) 相棒:クリトン(濃紺色)

 キルコ海賊団の第四番連隊隊長。以前よりコルクハントの右腕として従事しており、彼と同じくしてキルコ海賊団の傘下に。仏頂面で口数は少ないが、人のことはよく見ており、真意を見抜く目に長けていた。杳としてしれない『アルデリック』船団を警戒はしていたものの…


・ベルベッタ・イルギスタ(女) 相棒:コンタ(赤紫色)

 以前よりキルコ海賊団の下っ端として所属していたが、キルコの指示で、監視役としてバルステインの部下となった。バルステインには裏表もなく、信頼できる上官として慕いつつあったが、『アルデリック』の奇襲より上官を失う。彼女自身、大傷を負うが果たして…


■アルデリック海賊団

 最近キリニア海に流入してきた新勢力。船団長『アルデリック』は飄々とした優男だが……


■トールリ海賊団

 ここ数年で勢力を拡大してきているものの、その他の四大船団の中では最も規模は小さい。また本船団のカルダは、他とは少し様子がおかしいという声も…


■ヨークシャン海賊団

 希少な女性船団長『ヨークシャン』が率いる大船団。金銀資財に目がなく、ある意味最も欲望に忠実な海賊。余生は山奥に城を建てて高貴な暮らしを送りたいと考えている。


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