表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

消してほしいと僕は言った

 物音に目を覚ました。彼女が風呂からあがったのだろう。そう思って瞼を開くと、予想外の眩しさに目が眩んだ。人工的な光ではない。窓から差し込む朝日だ。右手で日光を遮りながら壁掛け時計に目を向ける。朝の六時。そして時計の斜め下にあるキッチンカウンターの向こうには彼女が立っていた。水が流れる音。洗い物をしているらしい。だが溜め込んでいた食器は昨日のうちに、と考えたとき、食欲をそそる匂いに気付いた。よく見るとテーブルの上に皿が二枚乗っている。上体を起こすと「あ、おはよ」という声。挨拶を返した声はひどく掠れていた。

 六時間も眠っていたのか。瞬きをしたような一瞬だったのに、確かに身体の疲れはとれていた。昨夜の無気力が嘘のような熟睡だ。

 立ち上がり、テーブルに近づく。二枚の皿には目玉焼きとベーコンとちぎったレタスが乗っている。出来立てらしく、薄い湯気がたっていた。

「勝手に食材使ったよ。卵、消費期限切れかけてたし」

「自由に使っていいよ」

 答えてから洗面所へ行く。寝癖がひどいわりに顔色は良かった。顔を洗って、口内洗浄液で口をすすいで、寝癖を直す。髭が伸びていたから剃っておいた。

 リビングに戻るとトースターのチンという音が響いた。洗い物を終えたらしい彼女がトーストを両手に乗せて持ってくる。

 昨晩と同じ席に座って朝食が始まった。トーストを食べ終えて、いざ目玉焼きを食べようとしたが、テーブルの上に醤油さしが見当たらない。代わりにテーブルの中央に立っているのはソースだった。ウスターソースじゃない。トンカツソースだ。まさかと思って向かいの席を見てみると、ドロッとした黒い液体がかかった目玉焼きを美味しそうに頬張る彼女の姿。目玉焼きにソースをかける人種は初めて見た。立ち上がり、キッチンカウンターの隅に置いてある醤油さしを取る。それをかけて目玉焼きを食べ終えるまで、向かいの席から『何やってるのこの人』と言わんばかりの視線を感じたが、それはこちらも同じだった。どうも僕らの趣味嗜好は合わないようだ。

「それで、どうするの?」と不意に問われた。目玉焼きに醤油なんてかけて台無しじゃない、どうしてくれんのよ、という意味かと思ったが、彼女の表情を見るに全く別の話らしい。考えてもなんのことか分からずに軽く首を傾げて見せる。

「昨日約束したでしょ。一晩泊めてくれたら一人消してあげるって」

「あぁ、そういえば……」

 そんなことを言っていた。

「本当は前払いするつもりだったんだけど、お風呂から出たらヤコウさん寝ちゃってるし」

「今更な質問かもしれないけど、消すっていうのはどういう意味?」

「そのまんまの意味」

「殺すっていうこと?」

「だからそのままの意味だって。消すの」

「どうやって?」

「内緒」

 彼女は終始微笑みを浮かべている。からかわれているように感じて、僕は「そっか」と会話を打ち切った。

「それで、誰を消せばいいの? 泊めてくれたんだから、そういう人がいるってことでしょ?」

「別にいないよ」

「嫌いな人とかいないの?」

「いるよ」

「その人でいいじゃん」

「そうかもね」

 ご馳走さま、と心の中で唱えて合掌する。久し振りにトースト以外の朝食をとった。

「美味しかった?」

「うん」

「それで、誰を消す?」

「誰かを消したいの?」

「んー。そうかも」

 顔に似合わず危険思想の持ち主だ。そういえば彼女はすっぴんだった。目は小さくなったし、肌も昨日ほど綺麗じゃない。スウェット姿がマイナスに働いていることは間違いないが。

 食器を流し台に置いてリビングを出て洗面台の前に立つ。三本並んでいる歯ブラシから自分のものをとって歯磨き粉を擦り付ける。歯を磨きながら、今日はどうしようかと考えた。無気力は消えている。本でも読もうか。ゲームでもしようか。DVDでも見ようか。どれにせよ、出掛けなければならない。そしてまだ六時過ぎ。それらの店が開くまであと四時間弱も時間が空いている。読書なら電子書籍という手もあるけど、以前試してみた結果、どうにも僕には合わないようだった。

 リビングのドアが開いて彼女が出てきた。手には歯ブラシを持っている。しかしその毛先は四方八方に跳ねていて、かなり使い込まれたものであることが一目で分かった。洗面台の引き出しを開けて、中から新品の歯ブラシを取り出す。

「これ使っていいよ。それじゃあ、あまり磨く意味がない」

「太っ腹だね」

「おまけで付いてくるからたくさん余ってるんだよ」

「なんのおまけ?」

「これ」とサイドラックに置いている口内洗浄液を持って見せる。彼女は「へぇー」とだけ反応した。

 しゃかしゃかという音だけが響く中、僕はちらりと隣を盗み見た。誰かを消すなんて本気で言っているのだろうか。ここで僕が『こいつを消してくれ』なんて言ったら通報されるなんてことはないだろうか。そもそも消してほしい人間なんていない。強いていうなら自分自身だけど、それは昨夜の僕であり、今の僕は消えたいとは微塵も思っていない。

 歯磨きを終えて、最後に口内洗浄液で口をすすいだ。

「私にも貸して」という彼女に洗浄液を手渡してからリビングに戻る。ソファに座ってテレビを付ける。この時間はまだバラエティ色の少ないまともな報道番組をしている。七時前辺りからキャスターが踊ったり犬猫がどうとか言い出したりして、八時を過ぎるともう見ていられない。九時を過ぎれば完全にバラエティ番組だ。どうして朝から芸人の家探しや話題のスイーツなどを見なければならないのか。どこの放送局も同じような内容なのだから、やはり需要はあるんだろうけど。

 ニュースでは最近解決した誘拐事件について報道していた。家出と思われていたが実は誘拐されていたという事件だ。行方不明者届は毎年八万件以上受理される。そのうちの殆どはすぐに発見されるため、警察もわざわざ捜査したりはしない。今回の誘拐事件で、そういった現状についても連日議論されている。

「ヤコウさん」

「何?」とテレビを見たまま応える。

「これ、ブラッシングの前に使えって書いてあるよ」

 顔を向けると彼女は両手で口内洗浄液を持っていた。

「うそ」

「ほんと」

「次からそうするよ」

「うん。それがいいと思う」

「ところでさ」と言うと、半分引っ込んでいた彼女の顔が戻ってきた。「君は人を消したことがあるの?」

 丸く見開かれる瞳。一瞬の沈黙の後、首肯が返ってきた。

「何人?」

「覚えてない。数え切れないくらい」

「ニュースになったりしてないの?」

「死体が見つかることは絶対にないし、行方不明程度じゃ報道されることなんて殆どないでしょ?」

「まぁ、そっか」

「あ、でも、確かニュースになった人もいたよ」

「そうなの? 名前は?」

「緒方舞。中学生。三年生だったかな」

「へぇ」

 彼女が洗面所に戻ってから、布団の横に落ちていた携帯電話を拾う。行方不明 緒方舞で検索すると、早速ヒットした。

 今から五年前、授業間の休憩時に失踪。鞄や靴が残されており、誘拐・拉致の可能性が高いとされて地元県警が動いたらしい。しかし有力な情報が得られないまま今日に至る。両親は現在も目撃情報を募っている。その記事に載っている写真には駅前でビラを配る数人が映っていた。

 顔を上げると水が流れる音に気付いた。流し台に彼女が立っている。

「別にいいよ、洗わなくても」

「この時間ってニュースばっかりでテレビも面白くないし、暇潰し」

「そっか。ところで、その緒方舞って子は生きてるの?」

「それは分かんない。私は消すことしかできないもん」

「消した人が帰ってくることは?」

「今のところ一度もないよ」

 会話はそこで終わり、僕は再びテレビを見た。親が幼い我が子を殺すという事件が報じられている。痛ましい事件なのに、同じようなことが多過ぎて、最近じゃあ『またか』としか思わなくなった。

 こういう事件が起きる度、加害者に自分を置き換えようと試みる。そしてそれは思いの外容易いことだ。殺害に至った動機までも明らかになっているのなら尚更。泣き声が煩いから。言うことを聞かないから。躾のつもりだった。馬鹿な理由であることを理解しながらも、じゃあ自分は同じ事を絶対にやらないかと問い掛ける。返ってくるのは『やっちゃうかもね』という他人事のような言葉だった。

 そんなことを考えていると不意に思い出した。四年前、当時の友人から聞いた話。

日馬くさまの奴、もう結婚して子供もいるらしいよ』

 へぇ、という生返事で返したと思う。同時に、聞きたくもないその名前を口にした友人に怒りを覚えた。

 日馬義勝は中学の頃の同級生だった。簡単に言えば虐めっ子と虐められっ子の関係で、言うまでもなく日馬が前者で僕が後者。僕にとっては忘れ去りたい過去の一つで、一度思い出すとしばらく鬱屈とした気分が続くことになる。早く現実逃避をしてしまいたい。時刻はまだ七時にもなっていない。

 洗い物を終えた彼女がリビングにきた。レースカーテンを少しだけ開けて外の様子を窺う。

「天気悪いね」

「降水確率七十パーセントだって」

「じゃあ降るね」と言って外を見続けている彼女を眺める。そして問い掛けた。

「ここを出たら何処にいくの?」

「分かんない」

「家には帰らないの?」

「うん」

「十時前になったら出掛けるけど、一緒に行く?」

 彼女は若干驚いたように振り返って、もう一度頷いた。



「行方不明者届とか出されてないよね」

 ふと思い付いて質問したのは、家を出て五分ほど経った時だった。迷うことなく頷いた彼女に若干安堵する。

「安心してよ。連れ歩くのに親の許可がいるような歳じゃないから」

 そうは言うが、服装こそ大学生風とはいえ化粧をしていない彼女の顔は昨日と比べると大分幼く見える。万が一にでも職務質問をされて車の中を調べられるなんて御免だ。

 十分後、目的地に到着した。ラーメン屋や洋食店、回転寿司など飲食店が建ち並ぶ通りにある、一階が本屋で二階がレンタルショップの建物。

 店舗の規模の割に広い駐車場に車を停める。

「本買うの?」

「見るけど買うかは分からない。目的は二階。ドラマでも見ようと思って」

「休日に? 四十代のおじさんみたいな暇の潰し方だね……」

「可哀想な顔やめてくれる?」

「映画なら何本かお薦めしてあげられるけど」

「映画は刺激が強すぎて疲れるからほんの時々でいい」

「もうおじいちゃんじゃん……」

 車を降りて店内に入る。まずは一階をぐるっと見て回った。最近の暇潰しはゲームばかりだったから、こうして本屋に来るのは一ヶ月ぶりくらいだ。初見の本が多数あったが、心惹かれるものはなく、そのまま二階へと上がった。

 ずっと前から見たいと思っているドラマがある。しかしそれはもう何ヵ月も前から準新作で止まっていて、なかなか旧作落ちしてくれない。それは今日も同じだった。まぁ、たった数百円の差で諦められるのだから、そこまで見たいわけでもないのかもしれない。

 長く続いている警察ドラマのシーズンファイブを全巻借りることにした。再放送で飛ばし飛ばし見たことはあるが、通して見たことはない。

「えー、警察物?」と文句をいう声が聞こえた。やっぱり趣味が合わない。

 CDコーナーも少し見て回った。学生の頃に好きだったロックバンドのアルバムがあった。しかも旧作落ちしている。それを取って、レジに向かった。

 約千円の出費。車に戻って、エンジンを掛ける。

「もう帰るの?」

「スーパーに寄ってからね」

 車を発進させて駐車場を出ると、助手席から「あれ?」という疑問の声。

「逆方向にいくの? 来る途中にスーパーあったのに」

「うん」

「今からいくとこの方がかなりお安いとか?」

「さぁ。行ったことないからね」

「ふぅん?」と最後まで不思議そうな声だったが、それ以上追求はされなかった。代わりに、レンタルしたCDを取り出して「これ聞こうよ」と言った。僕が頷く前にオーディオはCDを吸い込んでいる。

 久し振りに聞く声。スーパーに着くまでに三曲聴いた。懐かしい以外の感情は抱かなかった。

 お菓子コーナーに向かいながら「一緒にDVD見る?」と訊くと「うん。ダメ?」という肯定と確認が返ってきた。普通は確認が先じゃないだろうかと思いながら「いいよ。適当にお菓子選んで」と言った。

「お昼御飯は? ラーメンあとひとつしかないよ」

「帰りに食べよう。さっきの本屋の近くにオムライスの専門店があるから」

 彼女の目が輝いたかと思うと、すぐに意味深な笑みを浮かべた。

「もしかして、お昼まで時間を潰すためにわざわざこっちのスーパーに来たの?」

「違うよ」

「ホントにぃー?」

「本当に」

 お菓子の入った籠を持ってレジに向かう。休日の昼時ということもあってレジは混んでいる。五台あるレジを見回して、真ん中のレジに並んだ。

「隣の方が並んでる人少ないよ」

「ここがいいんだ」

 特に会話もなく待つこと数分。ようやく僕の番が回ってきた。

「お待たせいたしました」という店員の声。籠の中の商品に伸ばされた手が不意に止まったのを見て僕は顔をあげた。

「夜行?」という店員、日馬義勝。僕より十センチほど高い身長。ギョロっとした瞳。中学時代と殆ど変わっていない。彼がここで働いているということも四年前に聞いた情報だった。

「日馬?」ととぼけて返すと、彼は嬉しそうに、だがどこかぎこちなさそうに笑った。

「久しぶりだなぁ。中学以来か」そう言って彼女を見てから再度僕に顔を向ける。「彼女? 嫁さん?」

「親戚。今こっちに遊びに来てるんだ」

 彼女は礼儀正しく頭を下げる。日馬は軽く会釈を返してから思い出したようにレジの仕事を進める。

「お前、結婚は?」

「してないよ。相手がいないし」

「マジかよ。結婚は早いうちにしておいたほうがいいぞ、マジで」

「出来ればしたいんだけどね。あぁそういえば、日馬はもう結婚して子供もいるって聞いたけど。四年くらい前に」

 一瞬、日馬の表情が固まった。商品のバーコードを読み取っていて俯き気味だったからよくは見えなかったけど、確かに。しかし次に顔を上げた時、彼は笑みを浮かべていた。

「千四百五十八円です」

 小銭を探していると彼は少し言いづらそうに口を開く。

「実は、一人目は病気で一年前に、な」

「そっか。一人目ってことは?」

「あぁ、もう一人いる」

「いくつ?」

「もう少しで二歳」

「やんちゃになってくるころだね」笑みを浮かべながら小銭を出す。

「今でもやんちゃすぎて困ってるくらいなんだけどな。じゃあちょうど頂きます。レシートです」

「どうも。じゃあ仕事に子育てに頑張って」

「あぁ。また来いよ」

 接客する彼の声を背中で聞きながら商品の入った籠をサッカー台に置いてエコバッグに適当に詰めていく。

「知り合い?」と小声で訊いてきた彼女に頷く。「なるほど。あの人に会いに来たんだ」

「いるかどうかは知らなかったけどね」

 空になった籠をサッカー台の横の台車に乗せてからエコバッグを持って歩き出す。店を出たとき、彼女がそっと耳元に顔を近づけてきた。

「あの人を消すの?」

 立ち止まり、彼女と向かい合う。視線が合っても気にならなかった。

「夜まで待ってほしい」

「どうして?」

「考える時間がほしいんだ」

 嘘を吐いた。考えるつもりなど、さらさらない。ドラマを見ながらボーッと過ごすつもりだ。

 それでも答えは出る。

 夜に嘘を吐く必要などないのだから。




 DVD五枚の視聴を終えた頃には二十一時を回っていた。振り返ってソファを見る。そこでは二時間ほど前から彼女が眠っている。やはり警察物は好みではなかったらしい。お菓子を食べながら視聴していたため空腹はあまり感じないが、なんとなく何かを腹に入れておきたい気分だった。近所の弁当屋にでも行こうかと携帯電話でメニューを確認する。ハンバーグ弁当にしよう。彼女の分は適当に買っておけばいいだろう。

 鍵を持って家を出る。約一日ぶりとなる一人きりでの外出だった。近くに人の気配がないと意識は自分に向くもので、昼間の出来事のせいもあるのだろう。僕は中学時代のことを思い出していた。虐められていただけの中学生活、というわけではなかった。友人も少なからずいたし、中には助けてくれる人もいた。良い思い出も確かにあるのだ。だが日馬やその取り巻きの存在が思い出の美化を許さない。日馬達はもちろん、卒業間近になって『虐められてるなら俺に言え』なんて言ってきた担任教師も、他の教師も、なんの関係もないクラスメイト達も、あの時周りにいた全員を殺してしまいたくなる。


 ハンバーグ弁当と唐揚げ弁当を買って店を出た。車に乗り込み、それを助手席に置く。ハンドルを右に回して公道に出ながら、ふと、書き置きでも残しておくべきだったかと思った。だが今更考えてもしょうがないとすぐに思考を打ちきる。代わりに浮かんだのはまたしても中学時代のことだった。恨み辛み。楽しい思い出だけが年々薄れていき、挙句の果てに憎たらしく思えてくる。もう十年も前のことで、今日の様子からして日馬もすっかり忘れているようだった。

 では悪は僕なのだろうか。子供の頃のことをいつまでも根にもって恨みを抱き続けている僕が悪なのか。十年前なら、間違いなく日馬が悪であった。善悪は時間経過で逆転するものなのだろうか。

 いや、そんなものは置き忘れた手紙と一緒だ。今更考えても仕方のないこと。そう思って、さっさと忘れるしかない。誰に聞いてもそう言うだろう。そして現在の僕と日馬を知れば、きっと後者の方が立派に生活していると言うのだ。正しいのは日馬で、間違っているのは僕。命の価値が高いのは前者。

 それで構わない。

 駐車場に車を停めて家に入る。その音で目を覚ましたのか、僕がリビングに入ると彼女は上体を起こして眠たげに目を擦っていた。そして僕が持っているものを見て「御飯?」と首を傾げる。その問いに頷いてから、じっと彼女の顔を見つめた。

「決めたよ、消してほしい人」

「昼間のクサマって人?」

「いや、違うよ」

 日馬を消してもしょうがないから。

「彼の子供を消してほしい」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ