自分自身を消してしまいたい夜に
ゴールデンウィーク初日の夜。
「誰か一人消してあげる」
彼女はそう言って、僕の前に現れた。
「誰か一人消してあげる」
彼女はそう言って、僕の前に現れた。
一
消してあげると彼女は言った
2016/05/11 19:05
普通だよと僕は言った
2016/05/12 21:37
(改)
消してほしいと僕は言った
2016/05/12 21:39
(改)
嘘吐きと彼女は言った
2016/05/12 21:45
二
そうなのかもしれないと僕は言った
2016/05/13 21:17
君を信じると僕は言った
2016/05/14 12:11
(改)
三
それならよかったと僕らは言った
2016/05/14 12:52
僕は言えなかった
2016/05/14 12:54
(改)
――――――――――
2016/05/14 13:02
四
誰かを想うことを望んだ
2016/05/14 13:12
(改)