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お題をもらって詩を書いてみた。

白い繭に包まれて

作者: 悠凪

私を呼び覚ますのは誰

今はもう少しこうしていたい

お願い

もう少しだけこのままでいさせて



ここは綺麗なの

誰もいない

私のことを知ってる人はいない

私を傷つけない

私を蔑まない



ここは温かいの

誰もいない

私以外誰もいないの

私を陥れない

私を絶望の淵に追い込まない


ここは



ここは私だけの世界



本当はここから出たくないの

辛かったから

悲しかったから

たくさん泣いたから



ここから出たくない



生まれ堕ちたくない



産声を上げることは素敵なことかもしれない

明るい未来をみんなが夢見るかもしれない

愛情を受けて健やかに育てと祝福を受けるかもしれない



だけどそれは夢物語で

本当は辛いことばかり

泣きたいことばかり



だからここにいさせて

白い世界は優しいから

私にも優しくしてくれるから



何も知らないままで

白い世界の白い繭の中で

私は微笑みをたたえて眠っていたいの

生まれ堕ちるのはいやなの



誰も私を呼ばないで

私を堕とさないで



ここでなら

私は安心して眠れるから

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