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やんちゃんの朝。

朝起きてすぐ、ケータイを開く。


待ち受けに指定された、愛しのあなた。


これだけだと足りないので、本物に会うために支度をする。





朝ご飯を軽く済ませ、制服に早着替え。

歯を磨き、顔を洗い、髪をとかす。


その間ずっと、ケータイとは別の、あなたを動画で見続ける。


あ、ちょっと寝癖。


早く会いたい。







鞄の中には、今日の授業の支度と、世界で私だけが持っているお守り。


中身は、あなたの髪の毛と爪と、あなたが鼻をかんだティッシュ。


二重の箱にいれて、鞄の絶対潰れないところに入れたら準備完了!


あなたから、あなたの家の住所は聞いたことが無いけど、毎日行くあなたの家に。


道中は、勿論あなたのことを考えてはにかむ。







ここまでは、他のヤンデレさんと同じようなことをしていることは、私も知っていること。


ただ、一つだけ、大きく違うことがある。






インターホンを鳴らす。


あなたの返事、高鳴る私の心臓。






そして、出てくるあなたが一言。




「おはよ、雛」





そう、私の前に立つ、”待ち受けの人”は、私の彼氏、ゆう君なのです!

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