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新しい学校に行こう。…いや、学園に行こう。

こんにちは、四宮スノウです!

今日は時間があったのでもう一本投稿します!

それでは、小説の世界をお楽しみください!

「はあ…」

今日何度目かわからないため息をついた。

「もう、そんな顔して…、かわいい顔が台無しでしょ?」

そう困り顔で言ってきたのは神楽坂朱美(かぐらざかあけみ)

わたしの母だ。


…いや、言い換えよう。超、おせっかいな母!!


わたしは半眼で母をにらみながら言った。

「それ、お世辞?毒にも薬にもならぬ言葉を朗読するの、やめてもらえる?」

本当、うちの母はお世辞ばっかり。

「…じゃあ、花恋も薬にならず、毒になる言葉を言うの、やめてくれる?」

母が頬をぷるぷる震わせながら、反論してきた。

「……」

だめだ。まともに相手もしたくない。

まともに相手をしていたら、十中八九(じゅっちゅうはっく)精神的にも肉体的にも疲弊する。


わたしは神楽坂花恋(かぐらざかかれん)。神楽坂家の長女だ。

母親譲りの真っ赤な髪に琥珀色の瞳をもった中学一年生だが、ある悩みがある。


それは、母が超、超、おおざっぱだということ!!


賞味期限一年半切れてる食品食べようとするわ、

整理整頓はみえないところにものを力づくで押し込むことだと言って

いろんなものを押し入れにつめこむわ…


わたしは母が好きだけど、そういうところは、

ちょっと…ほおぉぉんのちょっと!苦手かも、しれない。


「…れん?」

「かれん?」

「花恋っ!?」

耳元で大声が聞こえて、肩がびくっと跳ねた。

慌てて声が聞こえたほうを向くと心配そうな顔をした母と視線がぶつかった。

「な、なに…?」

わたしが聞くと、母はあきれたような表情をしながらこう言った。


「いや…学校…いかなくていいの?」

…………。

「え”、もうそんな時間?」

思わず声が出た。

「……え”、もうそんな時間!?!?」

思わず二度、繰り返した。

やばい。やばいやばいやばい!!!

「もうそんな時間!?いそがなきゃ!!」

わたしは大声で叫ぶと、大急ぎでカバンをつかみ、そのまま玄関までダッシュした。

「じゃあ、いってきまーーーすっ!」

そう叫ぶと、わたしは家から飛び出していった。

ブクマなど、ポチポチ押していただけたら嬉しいです。

それではまた!

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