表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/28

へんなやつ【side鬼龍院月也】

こんにちは、四宮スノウです!

今回はまたまた鬼龍院月也目線です!

それでは、小説の世界をお楽しみください!

「なあ。今日って新入生がオレらのクラスに来る日だよな?なんか来るのおそくねえか?」

スナック菓子をぼりぼりとかじりながら、俺に聞いてくる夢牙。


「うぅ~ん、そうだねぇ~」

澪も、半分寝ながら…いや、ほとんど寝ていると思うけど、同意してきた。


確かにそうだ。全然、新入生が来る気配がない。

「そうだな…。」

俺が返事をすると、


「だよなあ。おそいから先生に聞いて…」


ーーがらっ。

…は?

扉の横に立っていたのは、入学式で俺が見つけた女子生徒だった。

真っ赤な髪に、琥珀色の瞳。

同じ容姿の奴はそうそういないだろう。

俺を含めほかのやつらも全員かたまってしまった。

対する女子生徒のほうも、硬直している。


先に口を開いたのはーー

「……誰だ、こいつ…」

ヴァンパイアの、蓮だった。


俺がしたかった質問を、一番にしてくれた。

女子生徒は、それには答えず硬直したままだ。


やっぱ、パニックになってんのか……?

「ほんとだぁ…だぁれ〜?」

と、澪は寝起きのふにゃふにゃの顔で寝ぼけながら言った。

今度は女子生徒が目を白黒させている。多分、頭の中は大パニックだ。


今度は……

「だ、誰だよっ、こいつっ!!」

夢牙が大声を出した。

女子生徒はなぜかばっと口をおさえて震え出した。

そして、びくりと体を震わせる。

なんだ……?

おそるおそるこっちをみて、目を見開いた。

そしてーー

「…………ひゃああああああああぁぁぁぁぁあああ!?」

耳がつんざけそうになるくらいの大声を発した。

そしてそのままーー

「お、おい!大丈夫か!?」

女子生徒は膝から崩れ落ちた。

あわてて支える夢牙。

「え!?死んだ!?死んだ!?」

…その上うろたえる。

「…死んでない、バカ鬼が。気絶してるだけだ」

夢牙に突っ込む蓮。

蓮が、冷静に状況を見てくれて助かる。

「はあ!?だ、れ、がバカ鬼だってええ!?」

「ああん?」

殴り合いする寸前くらいまでばちばちしているお二人。

そして。

「一旦、ねかせとこっかぁ~」

と澪は圧のある笑顔で言うのだった。


~数分後~

「なあ、あいつそろそろ起きるんじゃね?」

生徒会室で仕事を終えて一息つこうと最高級の、ダージリンティーと言われているシルバーニードルズをひとくち飲んだとき、夢牙に声をかけられた。

「そうだねぇ〜、そろそろ行った方がいいんじゃない〜?」

澪も夢牙に同意する。


「…そうだな」

めずらしく蓮も同意した。


「はあ…わかったよ」

仕方なく、ティーカップをソーサーに置いて、立ち上がった。


特別クラスに向かいながら考える。

本心から言うと、別にそうしたかったわけじゃない。

というか、したくなかった。


3人はあの女子生徒の正体には気づいていない。


でもあいつは酒呑童子だ。

どのくらいの実力があるかはわからない。

でも、用心はしとかないといけない。

警戒しないとな…。


教室の前で深呼吸をして、扉を開けた。


そして扉を閉め、そっと教室をのぞいた。


そこには、慌てた様子のあの女子生徒がいた。


教室の中に、沈黙が流れる。


先に口を開いたのはーー

「あ、ああああ、あのっ…!」

女子生徒の方だった。

エサを欲しがる池の鯉みたいに口をぱくぱくさせながら必死に喋ろうとしているようだった。


「…なんだ?」

蓮は少し戸惑いながらも対応する。


「あ、あなたたちは、誰ですかっ!?」


え。

予想外すぎて、目を剥く。


「え"、まじ?俺らのこと知らねえ女子生徒なんているのか…。」

「ふわぁぁ…確かに、びっくりだねぇ…」

夢牙も澪も驚いてる。


「じゃあ、まずは自己紹介からになるな」

しょうがないからみんなで名乗った。

名前と肩書きで、どういう奴かわかるだろう。

そう思っていたけど。

名乗っていくと、この女子生徒は初めて聞いたような反応を示した。


なんだ、こいつ。へんなやつだな…。


「それで、君はぁ〜?」

澪が聞くと、こいつはあっ、というような表情をした。

まさか、自分を紹介するのを忘れてたのか…?


「神楽坂花恋、です。えーと、特別クラスに入学することになってて…」

女子生徒は、神楽坂花恋と名乗った。

…ていうか、ちょっと待てよ。

こいつ、いや神楽坂花恋が、新入生なのか…!?

まじかよ…。


他の奴らも、驚いてる。


特に夢牙なんて…。

「え、新入生ってこいつなの!?」

なんて本人からしたら滅茶苦茶失礼なことを平然と言った。


はあ…こいつは全く空気を読めないんだから…。


まあ、そうして。

ーー俺たちは新入生を迎えたのだった

ブクマなど、ポチポチ押していただけたら嬉しいです。

それではまた!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ