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プロローグ
こんにちは、初投稿、??才の四宮スノウです。
不定期更新にはなりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
楽しんでいただけると嬉しいです。
どことも知れぬ、闇の中。
一人の少女が歩いていた。
少女といっても、真っ赤な髪に琥珀色の瞳という、人間離れした容姿だ。
少女はひたすら歩き続ける。
と、ぴたりと足が止まった。
足を止め、どこか一点をみつめる。
その視線の先には、巨大な、どこか不気味な建物があった。
いや、夜だから不気味に見えるのだろう。
月を背景にねじれたシルエットが浮かび上がる。
少女は笑みを浮かべ、つぶやいた。
「ここが、これからお世話になる『青龍学園』か」
凛とした、それでいて少女にしては低い声だった。
少女は、踵を返し、歩いて行く。
そして、手をパンっと打ち合わせた
途端、強い風が吹いたかと思えば少女は消えていた。
彼女がみていた建物の看板には、『国立青龍学園』とかかれていたーー。
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それではまた!