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第二章 闇の道徳  ■大総帥の娘とその侍女

 第二章  闇の道徳


「私たち墓に生きる者、闇に生きる者は、これを道徳とする。――死戒虫から人間世界を守るために、我がラディベルダと大連盟が貫いてきた夜力の道だ」


                   大総帥の娘『執行師』ノキリオル・ラディベルダ 



 ■ 大総帥の娘とその侍女


 ペメルン大墓山の頂上、管理局が運営する墓守候補学校の学生寮。

 崖の上にある石造りの要塞は、数百年の歴史を持ち、代々、世界最強の墓守を輩出してきた名門である。

 教育施設と学生寮が併設されているこの山城は、創始者の名を冠してラディベルダ城と呼ばれ、この世でもっとも死に近い人工建造物として世界に名をとどろかせている。

 その二階にある大総帥室に、今年最後の入門者が訪れるのを今か今かと待つ一人の少女がいた。

 ノキリオル・ラディベルダ。

 十二歳にしてペメルン大墓山の危険区域の区隊長を務め、亡き母の後を継ぐ為に自らも厳しい鍛錬に励む、先代総帥の実子である。

「ねえサチ」

「なあに? ノキリィ」

「最後の二人は、今夜中にたどり着けるかな?」

「さあ、二区の新入りが逃した『足あり』に出くわしてなければいいけれど」

「まだ来ていないのは、今年の成績上位者なんでしょう? ねえねえ」

「そうみたいだけど……ちょっと、ひっつかないでって。今名簿みてるから」

 そして、小さな子供のように甘えるノキリオルを窘める黒髪の女は、サチ・サナヅキ。

 このラディベルダ城で生まれ、ラディベルダ城で育った『山の人間』だ。大総帥とサチの師匠が親友同士であった為、ノキリオルが生まれてからサチはノキリオルの侍女の役割も担っていた。

 二人は、小さいころからずっと一緒だ。

 そのせいかノキリオルは厳しい母親よりもサチに甘えることが多かった。

 サチは、名将の弟子として鍛えられた優秀な戦闘屋としても有名だったので、候補学校を出てから一年間は、管理局ではなく軍部に所属していた。

 このまま軍人になるのかと周囲がささやき出したと同時、ノキリオルが城に戻るよう母親に勅命を下させた。よって、サチとノキリオルが離れた期間はわずか一年間。サチとノキリオルは寝食を共にした姉妹同然。軍務にあたっていたサチも、内心はノキリオルと共に城にいたいと思っていたのだ。

 もちろん、第三者の目に触れないよう心がけてはいるが。

「さぁーちぃ」

「眼鏡をいじるんじゃないの。こんなところ誰かに見られたりでもしたら……あ、こら」

「めがねゲット!」

 サチから眼鏡を取り上げ、その小さな顔に掛けるノキリオル。ぼやけた視界に目を回して、サチの胸にぼてんと倒れ込んだ。もちろん、すべて計算してのことだが。

 何とも微笑ましい光景ではあるが、彼女たちはこの山を支える執行者。

 時には数百人の隊員を指揮することもある、ペメルン大墓山の司令官なのだ。

 十二歳と二十三歳の灰色装束。その肩にのし掛かるのは、生と死というふたつの大きな責任だった。

 生きるだけではない。死を覚悟して死に向かうだけでもない。

 墓守とは、執行者とは、夜力を扱う者とは、死の為に生き、生かす為に死ぬ。その調和を取るのは、肉体的にも精神的にも尋常ではない負荷がかかるのである。

 大総帥が逝去してからは、一人娘であり唯一の後継者であるノキリオルの精神的負担は、サチのそれとは比べものにならない。だからサチは、可能な限りノキリオルの側にいてやりたいと願っている。

 ノキリオルの笑顔が見たいから、ここにいる。

 サチ・サナヅキとは、そういう女だった。

「未だ登録されていないのは、『ラト・スイセン』、『ジュンシャ・レイメイ』の二名ね。ラト・スイセンは学術試験の首席、そしてジュンシャ・レイメイは特殊戦闘試験の首席。これは、面白い二人が遅刻していること」

「それぞれ最も優秀な候補生が、なぜ登山に手間取るんだろ。まさか本当に『足あり』にやられちゃったとか?」

「大丈夫よ。『足あり』に遭遇しても、腕の良い見習いなら逃げられるでしょう」

 不安そうな目で抱きついてくるノキリオルを、サチは優しく包み込んだ。甘え上手なノキリオルが、部下の前ではあんなに毅然とした態度を示すのを見ていると、胸が痛い。

 本当は、もっともっと子供らしくして良い年頃なのに。

「ねえサチ」

「んん?」

 栗色の巻き毛を撫でながら、可愛い妹の背中をぽんぽんとたたく。

「サチはまだ、結婚しないの?」

「え?」

 そこで、思いも寄らない言葉が、ノキリオルの口から飛び出した。

「け、結婚ですって? いきなりどうしたの? ノキリィ、結婚したいの?」

「違うよ、サチの話」

「えっ、私?」

 思わず目を丸くして、ノキリオルの肩を掴んで引き離す。

「ななな何を言っているのっ? 私まだ、結婚なんて……」

 まだ早い。とは、正直言えたものではない。

 墓守(サチは執行者だが)で二十三歳といえば、子供に武器を握らせてもおかしくない年齢である。事実、サチの同期はみなフーラと結婚して子供がいる。

 それ以外にも、墓守を引退して街でのんびり家族と過ごしている者、軍に異動してそのまま軍人の妻になった者もいる。

 そうなのだ。サチは、どちらかと言えばペメルンでは行き遅れているほうだ。嫁に。

「キャッティオとは、どうなの?」

「キャッティオが言ったのね!? 信じられない! あの人ったら!」

 ガタリ! 大声を出してソファから立ち上がる。そして、執行者らしく墓穴を掘ってしまったことに気づいて、サチは透き通るほどに白い体を真っ赤に染め上げた。

「まあまあ、まあ座りなよ。サチ・サナヅキ」

「キャッティオが言ったのね? ねえノキリィ?」

「とにかく落ち着いて、サチ・エズワルカ。あ、しっくりくる」

 エズワルカはキャッティオのファミリーネームである。

「違うの。これは違うのよノキリィ」

「どうして私に黙ってたの?」

「な、何をよ? 私とキャッティオは別に何もないわよ」

「元軍部の大隊長であるサチが、将軍に対して呼び捨てなんかするわけないじゃない?」

「う……」

「それと、目撃情報多数」

「ただの噂よ」

「七階、閉室後の図書閲覧室の、窓際カーテン横ロングチェアー」

「う、嘘だ」

「図書番は寮生の交代制だから、かなりの人数にバレてることを覚悟したほうが良いわね。キスしてたって」

「やめて」

「なんか胸に手が当たってたとか」

「やめてったら」

「そのまま押し倒されることもしばしば……」

「キスまでよ! 図書室でそんなことするわけないでしょう!」

 ノキリオルの策略にまんまと引っかかったサチは、ぎゅうっと拳を握り締めて、樫の机が割れんばかりの力で思い切りたたきつけた。

 結婚の話題から、まさかキャッティオの話に発展するなんて……

 キャッティオとは、軍部のペメルン北部隊を統括する大将軍のこと。女癖が悪いことで有名だが、部下からの信頼が厚く非常に優秀な軍人だ。サチが軍部に異動した際、いろいろと世話になり、世話をさせられ、食事に付き合わされるようになり、苦手な酒にも付き合わされ、口説かれ……あらあらあら、という流れである。

「キャッティオ将軍とは……そういう仲です」

「そういう仲って? 管理局にはフーラ制度があるけど、軍部にはないよね?」

「……恋仲です」

「それって、二人は恋人同士ってことよね? 手をつないだり、キスしたり、ランデブーしたり、そういうことをする仲だよね?」

 この子ったら、ついこの間までキスすれば子供ができるものだと思い込んでいたクセに。ここ数年で色めき立って。

 だが、もはやサチに逃れる術はない。

「まあ……そういうことです」

「きゃーあっ♪ サチおめでとーっ!」

 ああ、こうなるって分かっているから付き合っていることは隠していたのに。

 ノキリオルは満面の笑みでサチに飛びつき、「いつから付き合っているの?」、「真面目で堅物のサチをどうやって口説いたの?」、「サチってキスの時めがね外すの?」、「キスから先のことって?」、次から次へと矢継ぎ早に質問を投げかけた。

 質問というか、これじゃまるで尋問。サチはやれやれとため息をついて、ノキリオルの髪を撫でながらその質問ひとつひとつに答えていった。

 そうか、もうこんな話をする時期か。自分もそれほど長く生きてはいないのに、妹分の成長がこうまで早く感じてしまうのは、彼女が成長期だからなのか、それともサチがノキリオルに依存し始めているからなのか……。

 サチがノキリオルに抱く感情は、実の姉が妹に抱くそれであった。

 母親の記憶が少ないサチにとって、同じ境遇、いや、自分よりも責任と重圧のある境遇に育ったノキリオルには、深い愛情を抱くようになった。

 候補学校に入学した頃のことだ。サチは世話係として毅然とした態度でノキリオルに仕えるべきか、唯一の心の支えとして親身に接してやるべきか、頭を悩ませたことがある。

 だがその答えはすぐに出た。大総帥マスィオネル・ラディベルダの実に厳しい戦闘教育を受けて涙を血に紛らせて流すノキリオルが、かつて厳しい軍人である父に叩かれ、吐かされ、涙を流すことさえ許されなかった自分の姿と重なったのだ。放ってはおけなかった。

 もしもノキリオルが大総帥の跡目でなくなったとしても、サチが彼女に抱く愛情と忠誠心は変わらないだろう。それが自分の存在意義。存在理由。未だ超えられぬ師匠の背中を追い続けられる糧となる。それがサチにとってのノキリオル・ラディベルダだ。

「あの……」

 と、ここで、「あの……」とドアの向こうで声がした。

 ――ような気がした。

「ねえノキリィ、今、声が……」

「サチぃ♪ もっと聞かせてサチったらぁ」

 ノキリオルの甘えん坊攻撃が止まらない。

 サチは声の正体を確かめようとしたが、がつがつ迫ってくるノキリオルに阻まれてしまった。 この子ったら本当に公私の落差が激しいんだから。サチはドアの向こうが気になって仕方がないのだが、こうも真正面から甘えられては無理矢理引きはがすのも気が引ける。

「サチってば、いつの間にそんなオトナになっちゃったのよぅ。このこのぉ」

「ちょっとノキリィ、今だれかドアの前に……」

「なぁに? もしかしてキャッティオがお迎えに来たとか?」

「そんなわけないでしょう? って、今本当に誰かいたんだって」

 いつの間にか取っ組み合いになっていたサチとノキリオル。二人にしてみればこんなの日常の縮図なのだが、このペメルン大墓山での陣頭指揮を執る身として、このような醜態を人前では、とりわけ生徒の前では決して見せるわけにはいかないわけで……


「あの、お取り込み中申し訳ないのですが……」


 たとえばこんな時、ドアの前に見かけない顔が二つ、黒死鳥が毒矢を食らったような表情で並んでいたとしたら。

 ……それは、墓守執行部の顔に泥を塗るにも等しいことなのだ。

 サチとノキリオルがお互いのほっぺたを引っ張り合っているその時、黒装束を身に纏った二人の男女があんぐりと大口を開けてドアの前に立ち尽くしていた。

 どこをどう見ても管理局の『見習い』。

 要するに、サチとノキリオルの部下であり、候補学校の生徒である。

 一言で言い表すのなら……

「み、見られてはいけないものを見られた……」

 ということ。二人の額から、だらだらと汗が流れていった。

「……おほん。さ、サチよ」

「……はい。ご用命でしょうか、ノキリオル様」

 襟がはだけ、胸元あらわになったサチはすぐさま直立し、鼻先までズレた眼鏡をシャキッとかけ直した。

「この者たちの身元確認を」

「はっ! ただいま!」

 びしっ! サチが敬礼をすると、二人の男女はただならぬ気配を察知したのか、慌てて姿勢を正した。

「見習いよ、所属部署と管理クラス、名を名乗りなさい」

「えっと、あの……」

「いいから早く!」

 サチの声にビクゥッと体をのけぞらせる黒装束の男女。

 まずは女の方から名乗りを上げた。

「自分は、夜力管理局第一管轄第一支部 ペメルン大墓山付属ラディベルダ墓守養成学校に今年度から入学、配属されました、ジュンシャ・レイメイであります」

「同じく、今年度入学のラト・スイセンです」

「ジュンシャ・レイメイ」

「はッ!」

「ラト・スイセン」

「はいっ!」

「……あなたたち二人は今期の最終試験でそれぞれ部門首席を獲得した者たちですね」

「おそれ多いお言葉です。サナヅキ上等執行佐」

「サチで結構」

「はっ、サチ殿」

 銀髪の少女ジュンシャは、まるで軍部に所属する兵隊のような立ち居振る舞いだった。

 ジュンシャが直立するその姿からは、ただならぬ戦闘力が感じられた。それは、サチに限らずノキリオルも察していることであろう。

 一方、ラトという少年はそこまで強そうな見習いではなかった。

 名簿の情報では十五歳。高等学科の年齢だ。

 十五歳といえば、サチはすでに第九区の区隊長補佐をしていた頃。学力や専門知識での首席獲得だから戦闘のプロというわけではないようだが、そもそも候補学校の最終試験に進むにはそれなりの体術と殺法を身につけているはず。

 にも関わらず、小柄な体と呼吸の乱れた物腰。

 ひょっとしたら彼の体に何か異変があるのかもしれないと、サチは数秒の間に考えた。

「こうして二人とも門を潜ってこれたのだから、別に良いではないか、サチ」

「ノキリオル様……」

 ノキリオルがいつもの顔に切り替えた。完全に外向き用の顔だ。

 ……が、たかが候補生相手にここまでしっかりと割り切るのは、逆にあやしい。

「随分遅かったではないか、ペメルン期待の新人たちよ」

「申し訳ありません。私が腕を折ってしまったせいで、山の攻略に時間がかかってしまいました。ですが、入学規則にある時間制限は破っていないはずです」

 言ったのはラトだった。

 よく見ると、確かに右腕が不自然な動きをしている。

 やはり。医術を学んでいるサチからすれば立ち姿勢を見ればすぐに見当はつく。呼吸の乱れ、肩の位置、そのふたつだけでラトの症状は十分に把握が可能だった。

「サチ、治してやれ」

「はい。ただいま」

 ノキリオルの命令がなくともやったであろうが、サチは夜力を使ってラトの腕を元の状態に近づけた。きれいな折れ方ではなかったので、完全に復元とまではいかなかったが、陥没した部分は治せたはずだ。これなら一週間もあれば以前と変わらない動きが可能だろう。本人の回復力次第では、もっと早い回復も十分に見込めるはずだ。

「動かせるか? ラト」

「ああ、信じられない……本当に治ってる」

 ラトの腕を心配そうに眺めるジュンシャ。どうやらこの二人、共に山を登っていたようで、既に顔見知りのようである。

「ジュンシャ、それからラトといったな」

「はい」

「私はノキリオル・ラディベルダ。第十三代ラディベルダ当主であり、大総帥の第一継承権を持つ。まだ十二だが、お前たちと同じ高等学科へ入学することになった」

「なっ……」

 ノキリオルが年齢を明かした途端にジュンシャたちの顔色が変わった。

 おそらくこの二人はノキリオルの年齢を知らなかったのであろう。

 外見は幼いが、ノキリオルが纏っているのは灰色装束。すなわち執行者の証。

 それを身につけている者が、まさか自分たちより三つも年下の娘だとは思わなかったのだろう。

 それだけではない。あの伝説の執行者マスィオネル・ラディベルダの娘、ノキリオルが、これほど幼いという事実を知っては、驚くのも無理はない。ノキリオルの年齢や容姿は、この山に関わる者以外には公表されておらず、実在すらも怪しまれているのだから。

「マスィオネル大総帥のご息女……」

「いかにも」

 えっへん。ノキリオルはたいらな胸を張ってその事実を強調してみせた。

 マスィオネルの娘であることを誇りに想ったことなんて一度もないくせに、こういう時だけ面白がって悪ノリする。

「ノキリオル殿。大変不躾な質問ではありますが、大総帥のご息女は管理局でどのような立場にあるのですか? 学校へは、私たちと同じ墓守見習いとして通われるのでしょうか?」

 ジュンシャが目を丸くして訊く。ラトの額に脂汗がにじむ。礼儀正しいように見えて案外空気の読めないジュンシャに少し落胆しているようにも見えた。

「おお、徽章を外していたな。どれ……っと」

 だが、人の揚げ足を取ってかつ優越感に浸りたがるこういうところがノキリオルらしくていやらしい。ノキリオルは机の引き出しに仕舞っておいた徽章を取り出し、慣れた手つきで首から下げた。

 金の鎖に結ばれた、三つの徴章。

 ひとつは、ラディベルダ一族に与えられる後継者の印。銀色の堀鎌が交差するブローチの中央に「夜力と共に」と文字が刻まれている。

 二つ目は、管理局での正当な階級を表す証。

 金に縁取られた赤い宝玉がひとつ二つ三つ……四つ。

「し、執行師。現場における最高責任者……」

「いかにも。今年から私はサチの上官になった」

「まあ、管理局の役職や階級など、私がラディベルダ一族に誓った忠誠心には何の効果もありませんが」

「そういうことだ。ラト、ジュンシャ。私は名実共にエラい。偉い人なのだ」

「はっ」

「よって、私たちの会話をドアの前で盗み聞いた懲罰を、私の独断により与える。この命令は絶対だ。覚悟するがいい」

「はっ! 仰せのままに!」

「み、右に同じでありますっ!」

 ジュンシャは敬礼の姿勢のまま、相変わらず何を考えているのか分からない顔で。

 ラトはあからさまにノキリオルの発言に疑問符を浮かべながらも、とりあえずその場しのぎの敬礼で。

「では命ずる。よく聞け二人とも」

 大総帥の机にどかっと腰掛けて、若干十二歳の執行師は世界で数人しか持っていないその徴章を指でピンピン弾きながら、二人の優秀な候補生に最初の命令を下した。

「……ここで見たことは、誰にも言うんじゃない」

「……は?」

「私とサチが、きゃあきゃあハシャいでいたことだ。そして、お前たち二人も……これからは私と親しく接しろ。私は――私は友達が欲しいのだ」

 どこか悲しげに、それでいてとてもうれしそうに。

 ノキリオルはラトとジュンシャに屈託のない笑みを見せてそう命じた。




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