あの夏を生きた僕へ。
今日は、読んだ恋愛小説が面白かったので、プラマイ100です。
六月某日。
僕が初めて自殺を図ったのは、僕が小6の夏の時分のことだ。
助けてが言えない僕は、助けてを言う前にキャパオーバーになり、死を選んで逃げようとした。
水道水の名前の由来は、初めて図った自殺方法が、水道水によるものだからである。
夏という季節も冬という季節も死ねなければやってくる。
『でもまぁ、夏は嫌いかな』なんてふてぶてしく呟こうとしているが、リスカでメンタルを整えている僕としては、夏のリスカと半袖については死活問題である。
じゃあ、冬は大丈夫なのだろうと思われているのだろうが、リストカッターとしては喜ばしい季節なのだが、暗所恐怖症の人間としては、帰り道に戦慄する生きにくい季節である。
初めて自殺未遂という履歴がついた小6の夏を、もう一度繰り返せと言われたのなら、僕は喜んで首を吊るだろう。
六月十一日なうである。
地球温暖化による影響で半袖デビューを迎えねばならぬ季節となった六月。
もう一度メンタルが保ちにくくなる夏が来る。
結局私が生きやすい季節などないのだろう。
来週辺り、生きていたら名前をブロンに改名しているかもしれない夏が来る。
この作文は、英語の授業の時間に
『水道水は好きな季節とかある?』
と、聞いてきた英語教師に捧げる。
オチがないのが、水道水の備忘録。