水道水は夜と遊ぶ。
徹夜と聞いてまず思い浮かべるのは、作家の佐野徹夜さん。
五月某日。
僕は自殺を図った。
前回や前々回と全く同じ方法で。三回目だ。
二回死ねなかったのに、三回目も同じことをするのか?と問われれば、そうだとしかいいようがない。
ちなみに、僕が使用したのは水中毒という方法だ。
次に図るとしても水中毒だろう。
だが、二度あることは三度あるということわざはあるが、三度あることは四度あるということわざはないので確信がもてないが。
さすがに三回目となると、僕の体が慣れてしまい、むやみやたらに嘔吐を繰り返すというような症状はなかった。
歩く際に平衡感覚が迷子になり、常に左寄りに歩いてしまうという障害と、アドレナリンがMax状態にまで上がり、(僕も未成年だが)妹相手に某外語大学のコールを延々と繰り返すことになったという二点だ。
翌日には治ったが。
補足しておくと、妹は優しいので怒らず見守ってくれていた。
申し訳ない。
左寄り大好き人間になったのは、最近読み進めているラノベ(みーまー)の挿絵を務めていらっしゃる方が、左(氏)だからだろう。嘘だけど。
後、アドレナリンは、某外語大学のコール以外にも障害がでた。
それは決して、先週放映された某江戸川少年の映画を撮り忘れたのを思い出し、気分が鬱になったとかではない。
寝ようと思うにも寝られなくなったことだ。
二階にある自室から、一階にある居間におりて水道水でも飲んで寝ようかと思ったのだが、霊が出るという丑三つ時(午前一時から午後三時)が怖く、おりられなくなった。
仕方がないので、手紙はかかずに、小説を読んで丑三つ時が過ぎるのを待とうと思った。
だが三時を過ぎ、自室からでようとしたが、昼間に観た津川館長を思い出し、またおりられなくなった。
結局朝を迎え、仕方なく徹夜明けという疲労状態で学校に向かった。
徹夜明けの僕から未来の僕へアドバイスがある。
水道?飲んじゃダメだよ?うぉううぉう?
今日、祖母が水道水の話をしていて、この備忘録を思い出した。
もう備忘録ですらなくなってる。