第0話(裏)ありきたりなつまらないプロローグ
「お疲れ様でした。大変な人生でしたね。」
目の前にはそう言う、女性、いや女神がいるなぜ女神と判断したか、その理由は二つある。
一つ目は彼女がこの世のものとは思えないほど、美しいから。
金髪の髪はそれ自体が発光しているように部屋の光を反射して、煌めいているし、その藍色の瞳は深く澄んでおり、顔のバランスの調和を崩すことなくクリクリと大きい。
また全身を見ると、体のラインはスラッとしているのに出るところは圧倒的な存在感で出ている。
ここまで圧倒的なプロモーションだと女の私でも悔しさはない。とにかく容姿が人並外れているのだ。
二つ目は私が死んでいるからだ。死人の前に現れる女性という条件では、天使という可能性もあったが、クラスの男子達がよく見てるような「異世界転生」とか言うジャンルでは、大体が死後に出て来るのは女神である。
そもそもこの女性には「天使」より「女神」の方がぴったりだと思った。
「ははっ。死んじゃいましたねー。ちょっと名残惜しくはありますけど、まあ自分の意思を貫いた結果なんで、満足はしてます。あッ。友達は心配ですね。」
私は自分の現在の思いを率直に話した。
しかし女神の方はポカンとしていた。
「大抵の人はみんな、この空間に来て動揺しますがあなたは信じられないほど落ち着いてますね」
女神は苦笑する。
「すいません」
さっきみたいに相手を置いてけぼりにして、次々にしゃべってしまうのは私の悪い癖だ。
「謝らなくていいんですよ。ですがあなたは死ぬには若すぎる。私たちはそのような人たちを救済する仕事を行っています。」
「救済?天国で悠々自適な生活でも用意してくれるんですか?」
「いえ、あなたには別の世界に転生するという権利を上げましょう。」
「えっ転生ですか?」
まさかの回答に驚く。クラスの男子たちが読んでいたライトノベルに、「異世界転生」というのはあったので知ってはいたのだが、まさか実際にあるとは思っていなかった。
「それは別の世界で赤ちゃんからやり直すということですか?」
「いえ、肉体・知識はそのまんまで向こうの世界に送ることができます。ちなみに向こうの世界は元の世界にはない、特殊な〔能力〕をそれぞれの人が持っているので、向こうの生活で困らないように特殊なスキルと基礎能力の上昇、基本装備も付けさせてもらいます。」
急すぎて驚いたが、つまりは肉体・知識はこのままで第二の人生を歩めるらしい。
さっき死んだと思ったらこんなことにてなるなんて誰が予想しただろうか。
「ちなみに転生しないことを希望したら私はどうなりますか?」
「その時はあなたの魂は浄化され、あなたという存在は無に帰します。天国といったものは存在しません。」
女神はにこりと微笑んだ。
「では、あなたは転生を選びますか?それとも浄化されるのを選びますか?」
転生するということは私は見知らぬ土地で頼れる人もいない状態で生き抜いていかないということだ。下手をしたら仕事も見つからず餓死で野垂れ死ぬということも十分にあり得る。
しかしせっかくもらったチャンスである。
私の人生も17年間で終わるのはもったいない。
「転生します。」
私は力強く返事をする。
この声を聞き、女神はぱぁと顔を輝かせた。
「了解しました!では最後に自身のスキルを選んでもらいます。」
そう言うと女神は複数のカードを出現させ、宙に浮かべた。
「この中から好きな能力を選んでください。」
それらのカードはスーっと私の目の前まできて、メリーゴーランドのようにクルクル回りだす。
そこには様々な能力の名前とその詳細が書かれていた。
―【操心】どんな人でも触れると心を操れる。
―【獄炎】自分以外消せない炎を自身の手から出せる。
などなど様々な能力があるが、私は異世界で普通に暮らせればそれでいいのだ。これらはどれもその目的にはそぐわない。
するとふと気になる能力が目の前に現れた。
—【オートカウンター】自身に対する攻撃を自動で防ぎ、反撃する。
「これだ‼」
私の目的にも合致しており、何よりまるで能力が私を呼んでいるような感覚がした。
なぜか他の能力は全て漢字で表記されているのに、これだけカタカナ表記なのは少し気になるが、それも含めて私は気に入った。
「ではその能力でよろしいですか?」
女神は明るい笑みで問いかける。
「はい‼」
「ではこれで事前準備は終わりました。今からあなたを異世界に転生させます。」
女神が両手を広げると突如、私の周りが光りだす。
その光はだんだん強くなっていき私の視界が写真の白飛びのようにしていく。
そうして私の視界が真っ白になった瞬間、私の意識は途絶えた。—
・・・
「ふう。終わったー‼。」
一人になった部屋で金髪の女性はそう叫ぶ。
「でもほんとに日本人ってのは異世界転生に対する抵抗感が少なくて助かるー。あっ。そろそろ隠れてないで出てきなさいよ。ローズ。」
「あなたも本当に性格が悪いわよね。」
そう言いながら奥の柱から出てきたのはローズと呼ばれた、一人の幼女であった。
「そう?私は一人の哀れな少女を快適異世界ライフにいざなっただけよ。」
「よく言うわよ。あなたの性格の悪さは天界でも噂になってるのよ。あの【オートカウンター】って何よ。そんな生ぬるいもんじゃないでしょアレは。」
「ふふ。まあ楽しみにしてなさい、私が用意したシナリオを。」
「あなたねぇ。人を弄んで、心が痛まないの?」
そう聞くや否や、金髪の女性はニヤッと笑みを作る。
「ちっとも。さあ次の子が来るからあなたは出ていってちょうだい。」
「はぁ・・・・次の子はどんな子?」
幼女はため息交じりに、投げやりに質問する。
「次は青年よ。またこの子もおもしろい境遇なの。」
「・・ほどほどにしときなさいよ。」
そういって幼女は最初に自分が出てきた方にてくてくと戻っていく。
金髪の女性はニヤッとした笑顔を浮かべたままであった。
今回もお読みいただきありがとうございます。作者の茅岡 数珠です。「数珠」と書いて「ズズ」と読みます。(そろそろ作者名を忘れてるころだろうと思って。)
前回の第二話で「明日に投稿できるか未知数です」とか言って保険をかけて置いたら見事に一日遅れましたね。間に合わせる気はめっちゃあったんですよ。(たぶん)
まあそれはさておいて、予告した通り話数の流れをおもくそ無視した構成となっております。なんやねん第〇話(裏)って(笑)。そうなんです。実はこの小説、表と裏の二本構成となっています。一粒で二度おいしいという。えっ?表現力もない癖にやめておけ?
「嫌だ―俺はこれでやっていくんだー‼」
ってことでそうゆうことなので(どうゆうことだよ)どうか作者の自己満足にお付き合いください。
ここまで読んでくれてるもの好きもいないと思うので(というか長すぎ)最近のはまってることを勝手にツイートします。
最近私はCOD:mobileにはまってまして、よくやっています。(べっ別にそれをやっていたから昨日投稿できなかったとかじゃないんだからね!)
CODシリーズはBO3からやってるんですが、(そうそうあのピョンピョンするやつ)モバイルはモバイルの楽しさがありますね。でも今は普通にスマホでやってるんですが、指が足りない足りない。そのため最近iPad miniがとても欲しくなってます。ぜひそれで四本指でやりたいですね。
・・・・さすがにここまで読むっていう苦行を嗜んでいる人はいないですよね!?
まあもしもいましたらコメントに「CODモバイルって楽しいですよね。」「俺は何キルしました。」的なコメントでもください。
もしもまだやったことがないという人はやってみてください。(俺は自分の小説のあとがきで何を告知しているんだ?)
まあそれでは今後ともよろしくお願いします。




