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世界はこの一冊の本によって支配された  作者: 未知風
一章「リスタート」
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五話「初めての行い」

『姫』。それが私の持つべき能力。ひめ、と呼ぶと色んな物語の主人公たちが思い浮かぶ。それがどんな技になるのか、私には分からない。ただ間違っていてもやってみるのはいいのだろうか。


輝夜姫(かぐやひめ)

「まぶいっ」


自動車の方に向けて黄金に輝かしい女性が十二単(じゅうにひとえ)を来て浮かんでいた。しかしすぐに消えてしまった。その女性のおかげで自動車は急ブレーキをかけたので停止した。メアさんのバイクもまた停止した。私の初めての行いは成功したようだった。

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