プロローグ
とりあえず初稿。
はじまり~。とりあえずやっていきまっしょい。
これは神話の物語である。
これは生命ある者たちの愚かな物語である。
これは「カミ」と呼ばれし者たちの傲慢な物語である。
これは「シト」または「アクマ」と呼ばれし者たちの叛逆の物語である。
これは「ヒト」と呼ばれし者たちの抑圧された物語である。
これは英雄たちの物語である。
これは聖者たちの物語である。
これは愚者たちの物語である。
これはただ状況に振り回された者たちの物語である。
これは理不尽にあらがった者たちの物語である。
これは蹂躙された者たちの物語である。
これを読んでいる未来の人よ。歴史を繰り返すことがないように私が知る限りの物語を記していく。出来うることなら、この愚かで滑稽な物語を笑って過ごせている未来であることを切に願う。
生誕歴1052年
大魔導士 レクリウス=ゼリウス=セヴァーン
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歴史を軽視することなかれ。
大地の豊かさを忘れることなかれ。
森の深さと畏れを忘れることなかれ。
海の大きさへ感謝を忘れることなかれ。
空の広さを忘れることなかれ。
ヒトよ希望を忘れることなかれ。
ヒトよ明日を諦めることなかれ。
ヒトよ歩みを止めることなかれ。
すべての生命よ。地に、森に、海に、空に満ち溢れん。
大魔導士 レクリウス=ゼリウス=セヴァーン著。「神の啓示」始まりの章より一部抜粋