第3話 黒鉄への道 其の三
【黒鉄への道】其の三
メリィとの出会いから2週間ほど経ち、
ウテルケは傷も癒え、そろそろ仕事を再開しようかと思っていた
昼過ぎに目覚めた彼は、雪解けの刺さるような冷たさの水で顔を洗い、
少し伸び始めた顎髭に手を当てながら考え込む
顎からぽたぽたと雫が落ち、地面の木目の色を変えている
これからどうするか、仕事をするにしても足がかりがない
街で派手に動けばラーズ軍や同業者が黙っていないだろう
さて、どうしたものか……
糸がほつれ始めたタオルで顔を拭き、
スッキリとした頭で考えながら窓へと向かう
ここは宿屋二階の一室、1泊7銅貨の宿で、
宿の名は「鼠の巣穴」、通称「巣穴」である
真っ当な仕事についていない者が集まる宿であり、
スラム街の一角に存在するその宿を経営するのは、
辺りを仕切るゴロツキ集団「ヤージー兄弟」だ
この辺りの情報は全て"彼女"から聞いたものだった
彼女……メリィはヤージー兄弟の下請けのような仕事をしているが、
決して奴らの部下というわけではない、あくまで一匹狼なのだ
いわゆる裏稼業の女と言えばその大半が身体を使う仕事である
売春、愛人、そういった女という武器を最大限に利用した仕事だ
だが、メリィはそうではなかった
彼女は自分が女である事は自覚しているし、利用もしている
しかし、女という武器だけで生きていく事は愚かだと言っていた
「それこそ、頭を使わない空っぽの奴の発想さ」
メリィが笑顔でそう言っていたのが印象的だった
そして、それはウテルケにとって好印象だったと言ってもいい
どこかの怠惰の肉を着た連中とは大違いだ、と
丁度その時、宿屋の窓から見えるスラム街の路地から彼女が姿を現す
偶然のように言ってしまったが、偶然ではない
彼女はほとんど毎日同じ時間にそこを通るのだ
目的地はここ、巣穴にある俺の部屋である
少し待つと、隙間の目立つ扉がコンコンコンと3回ノックされる
俺が4回返すと彼女が室内に入ってきた
「よっ、元気そうじゃないか」
「おかげさまでな」
メリィは遠慮なしに部屋に入り、
自分の部屋のようにくつろぎはじめる
彼女は椅子に座り、太腿がむき出しの足をテーブルに乗せると、
「う~ん」と唸りながら伸びをし、片手を背もたれに乗せてこちらを向いた
「で、そろそろ答えを聞かせてくれないか」
彼女の言う"答え"とは、先日問われた事を指す
一緒に仕事しないか? 簡単な問いだ
「あぁ、構わん」
答えはもう決まっていた
この2週間でメリィという人物の能力や人柄は把握している
「よっし! これから頼むぜ? 相棒」
へへっと女がする笑い方ではないが、メリィのそれは信頼の証でもある
彼女は赤の他人には淑女であろうとするのだ
「しかし、なぜ俺なんだ? お前はずっと一人でやってきたのだろう?」
俺の問いに眉間にシワを寄せてから笑顔に戻ると彼女は言った
「これでも人を見る目は自信あんだよ」
「答えになっていないな」
「ったく、細けぇな……あんた、かなりやるだろ?」
腕の事だろう、それならばもちろん自信はある
俺が黙って頷くと彼女は満面の笑みを向けてきた
「そういうこった、分かんだろ?」
それ以上は語るつもりがないのか、
椅子を傾けてゆらゆらと揺らしはじめる
「まぁ、いい……俺も足がかりがほしいと思っていたところだ」
「このあたしを踏み台にしようってか? へへっ、悪くないね」
その瞬間、揺れていた椅子から一瞬で間合いを詰めたメリィが、
太腿のベルトに収めていたダガーを抜き、俺の喉元を突く
だが、俺はその程度の速度に反応出来ないほどなまくらではない
片手でダガーの刃を左右から挟み、力は殺さずに相手の力を利用して逸らす
体勢が崩れたメリィが俺の胸に飛び込む形になり、
顔面を強打したのか、情けない声が漏れていた
「ぶへっ」
この野郎! と顔を上げたメリィは驚愕する
既に喉元にはウテルケのダガーが突き立てられていたからだ
1ミリでも動けば殺られる、そんな状態だった
「参った参った、こーさんっ」
両手を上げて自身のダガーを地面へと投げ捨てたメリィは、
ゆっくりと離れ、頭を掻きながら何かをぶつぶつと言っていた
「いけると思ったんだけどなぁ、くっそぅ」
メリィは片方の鼻の穴を親指で塞ぎ、ふんっと力を込めて空気を吐き出す
少し血の混じった液体が地面へと発射され、
外套で鼻をごしごしと拭いてから椅子に戻った
「やっぱ、あたしの目は間違ってなかったって事だね」
「当然だ」
「当然……か、へへっ」
何故か嬉しそうに笑う彼女だが、
まさか痛めつけられて喜ぶアレか? と一瞬考えてからその考えを払った
すると、メリィが何か思い出したかのように手を叩く
「あぁ、そうだ、あんた、コンビ名どうすんの?」
「コンビ名だと? 必要か?」
「そりゃいるだろ、これから一緒に仕事すんだからさ」
そうは言われてもすぐには思いつかない
そういったものに興味が無かったというのが本音だ
「あんたがウテルケ・タラニスだろ……
あたしがメリィ・キャラガーだから……キャラニス?」
これよくない? とでも言わんばかりのドヤ顔を向けてくる
「ぞんざいだな、それに何故俺が後ろなんだ」
「はぁ? そんなの気にするのかよ、案外小せぇな、あんた」
意味があるのか分からないこんな事でここまで言われるのは心外だが、
そこまで言われてしまっては俺のプライドに関わる
「…………黒鉄、でどうだ?」
「黒鉄ぇ?」
「あぁ、鉄のように強く、鋭く、飛び散る火花のように輝く」
俺は幼い頃に見たあの火花を思い出しながら語る
強くなりたい、鋭く、どこまでも鋭く、そして……強く、強く輝きたい
「ふーん……まぁ、悪くないね」
「だろ?」
「でも、なんかその顔がムカつくから仮な! 仮ッ!」
こうして俺たち"黒鉄"は活動を始めた
最初の半年はメリィの紹介によるヤージー兄弟の下請けの仕事だ
大きな仕事はなく、盗品や奴隷の護送が主で、
稀に金のある商家へ盗みへ行く程度だった
正直、やりがいなんてものはない
淡々と作業をこなす日々が続いていたが、
俺たちは待っていたのだ、チャンスが訪れる時を……
そのチャンスは思ったよりも早い段階で訪れる
ヤージー兄弟が俺たちの完璧な仕事を気に入り、
今度の大仕事に参加しないかと誘ってきたのだ
「どうだ、お前らならやれなくはないだろ?」
兄のヤージルがナイフの手入れをしながら聞いてくる
奴のナイフは特別製で、その刃はサメの歯のようにギザギザしている
これに毒を塗り、僅かな傷からでも確実に毒を食らわすというわけだ
「愚問だ、誰に言っている」
俺がそう答えると、弟のヤージンが不快感を隠さず言った
「はっ、ガキが、調子に乗るなよ」
チラリと目だけでそちらを見ると、
ヤージンは椅子を蹴飛ばし、腰の鉈に手を伸ばした
「兄者が気に入ってるから大目に見てやってるが、
お前らは俺たちのおかげで生きている事は忘れるなよ」
随分恩着せがましいが、実際仕事をもらっているのは事実だ
まぁ、奴らから仕事が来ないなら別の手段を考えるだけなのだが、
今そのことを言って荒立てても無意味だろう
俺が黙っていると、隣に座っていたメリィがヤージンに近寄る
彼女はヤージンの頬に指を這わせ、耳に息を吹きかけ、
甘い女の声をその耳にささやく
「ヤージンさん、そんな怒っちゃ男前が台無しよ」
よく言う、こいつのどこが男前なんだ?
そう思ったが、メリィの努力を無駄にはしたくないので黙っている
気を良くしたヤージンはメリィの尻を鷲掴みにし、
彼女の身体をグッと寄せてから俺を睨む
「相棒に助けられたなぁ?」
「チッ」
聞こえるように舌打ちをする、今俺が出来る精一杯の抵抗だ
こいつらと殺りあって負ける気はしないが、
問題はその後だ、こいつらには部下が500近くいる
大半はスラムのガキだが、数が数だ、敵に回すのは得策ではないだろう
「詳細を話せ」
俺はそれだけ言い、兄ヤージルの方へと顔を向ける
だが、ヤージルは首を横に振った
「まだ不確定要素が多い、当日になるかもしれんが決まったら話そう」
「それで構わない……行くぞ、メリィ」
「あいよっ、またね♪ ヤージンさん♪」
くるりと回るように離れた彼女はチュッと投げキッスをする
メリィは髪こそ短いがいい女だ、
このむさ苦しいスラムでは大輪の花とも言えるだろう
ヤージンはだらしなく鼻の下を伸ばし、
いつかこの女を自分のものにしてやろうと心に誓っていた
俺たちがヤージー兄弟のアジトから出ると、
入れ替わりに室内に入ろうとしていた子供とぶつかる
咄嗟のことでつい肘を入れてしまうが、俺は驚きのあまり絶句した
その子供は肘を片手でいなし、
もう片方の手は腰の剣に伸びていたからだ
黒髪の少年はすぐに「すみません」と一言謝り、ヘラヘラと笑う
なんだこのガキは……何かがおかしい、薄気味が悪い
あの動き、反応速度、無駄がなく、ほぼ完璧の切り返しだった
もし、このガキに殺意があれば俺は殺られていたかもしれない
そう思った瞬間、ゾッと背筋に嫌なものを感じた
俺が……ガキに……?
「お、来たな、シルト」
ヤージルが少年の名を呼び、シルトと呼ばれた少年が室内に入ってゆく
「今日のは上物なんだ、高く買ってくださいよ」
シルトと呼ばれた少年の背中から目が離せず、
俺は入り口で棒立ちになっていた
見た目からして7~8歳か?
それであの身のこなし……どうなってやがる、奴は何者なんだ?
格好から見ても間違いなくスラムのガキだろうが、
さっき見せた奴の動きはプロのそれだ
冷や汗が一滴頬を流れると、
隣にいたメリィが心配そうに声をかける
「大丈夫? あの子がどうかしたの?」
「お前、気づかなかったのか?」
「なにを?」
本当に分からないようで、
メリィは不思議そうに俺を見ている
「いや、なんでもない……行くぞ」
「ん、あぁ」
少し納得いかない雰囲気だったがメリィは俺の後ろをついてきた
そのまま宿へと二人で戻り、その間ずっと俺は黙っていた
部屋に入るなりベッドに身を預けたメリィが、
枕を抱えたままこちらをじっと見つめてくる
「……なんだ」
「んや、あの子が気になってるみたいだと思ってな」
あんたがねぇ、とクスクスと笑っていると、
メリィはハッとしたように目を見開いた
「まさか、あんた……あれが好みなの??」
だからあたしに……と言いかけたところでツッコミを入れる
「お前は阿呆か?」
「はは、冗談だよ、冗談」
まんざら冗談でもなさそうだったが、まぁそれはいい
こんな誤解をされるくらいなら説明した方がいいだろう
そう判断した俺は、あのガキの異様さを説明した
「へぇ……あの子がねぇ……確かに優秀な子ではあるけど」
「知ってるのか?」
「ん、あぁ、知ってるよ」
メリィが言うには、あの少年に投げナイフを1度だけ教えた事があるらしい
彼女は日課のように練習していた投げナイフだが、
それを見つめる少年に気づき、出来心で1時間ほど教えたそうだ
「ほぅ、そのガキはどうだったんだ」
「随分気にするね? ま、いいけど……
そうだな、一言で言うなら優秀だった」
「優秀……すぐに出来たということか?」
「まぁ、そうだね……でも……う~ん、なんて言うのかな?
不思議なんだけど、あたしの投げ方をまんま、完全に再現したんだよ」
メリィの投げ方は少し特殊だ
しかも、その技量は同業者の中でも指折りと言っていいだろう
それを完全に再現だと? ガキが、たった1時間で?
「冗談だろ?」
「と、思うじゃん?」
「…………」
スラムのガキだと侮っていたが、あんな化物が潜んでいるとなると、
ヤージー兄弟を敵に回さなくて正解だったな
あのガキだけなら今の俺が負ける事はないだろう
だが、あんなのがもし他にもいたら?
そうなった場合、今の俺たちだけでは対処は不可能に近いだろう
「己の実力を見誤ってはいけないな」
「どしたの、急に」
「いや、世の中には想像を超える化物が、
案外近くに潜んでいるのかもしれないなと思っただけだ」
「あんたにそこまで言わせるなんて、あの子すごいね!
今のうちにツバでもつけとこうか? 大物になったりして、へへっ」
「阿呆が」
話し込んでいる間に日が落ち、辺りは暗くなっていた
「今日は泊まってくわ」
「好きにしろ」
こんな風にメリィはたまに俺の部屋に泊まる事がある
と、言っても俺たちに肉体関係があるわけではない
俺は仕事のパートナーとして彼女を見ている
そこに色恋が入る余地などなく、そもそも色恋に興味がない
性欲はもちろんあるにはあるが、仕事相手に向けるべきものではない
俺は愛用のダガーを研ぎながら窓の外を眺める
夜だというのにスラムの子供たちはまだ走り回っている
おそらく、戦場跡から拾ってきた武具を売ったりしているのだろう
だが、俺はそんなスラムの子供たちが嫌いではなかった
子供自体は嫌いだが、奴らは生きる力に溢れている
死に抗おうとしている、その姿は嫌いじゃない
子供たちが手に持つ火の輝きが、暗黒の世界にキラキラと輝いていた
・・・・・
・・・
・
数日後、ヤージー兄弟から連絡があり、
その日の晩に決行する事となった
仕事の内容は、ある家に侵入し、3つの物を盗み出す事だ
しかし、その家というのが問題である
ラーズ軍総帥、ドゥヴェルグ・アーグ・トールキン
歴代ドワーフ族最強と謳われる男の家だ
その実力は、いまだ存在しない1等級冒険者クラスとも言われている
更に、ドゥヴェルグはラーズ軍の総帥だ
軍による警備は厳重で、簡単に侵入など出来るわけがない
だが、ヤージー兄弟には策があるらしい
ラーズ城壁外から下水道に入り、
街中に張り巡らされた迷路のような下水道を通って真下まで行き、
そこから侵入しようという腹のようだった
「入るまでは分かった、だが……」
ウテルケがそう言いかけたところで弟のヤージンが汚い笑みを見せる
「もちろん手配済みだ、お前は黙って従えばいい」
こいつらが自ら動くのだ、おそらくその話は本当なのだろう
チラリとメリィを見ると彼女は黙って頷く
「目的の物はなんだ、特徴とかあれば教えてくれ」
「そうだな」と、兄ヤージルがボロボロの紙切れを取り出す
そこにはかすれているが3つの絵が描かれていた
「これが目標だ、しっかり覚えておけ」
集められたゴロツキ共、総勢41名に紙を回し、
ヤージルの元へ戻ったところで続きを話始める
「この3つはラーズの国宝、アーティファクトだ」
一瞬で辺りがざわつく
アーティファクト……1つで一生遊んで暮らせる額になるとも言われている
それが3つだ、今回は本当に大仕事のようだ
「くすねたけりゃくすねろ、命がいらないならな」
ヤージンが念を押すように警告する
確かにアーティファクトは魅力的だ、その価値は途方もない
しかし、ヤージー兄弟を敵に回してはまず命は無いだろう
今回の報酬金はかなりの額だ、それだけ奴らも本気という事だろう
そして、3つのアーティファクトはそれだけの価値があるという事だ
「玉、槍、短刀ですかい?」
「あぁ、その玉は"栄位の紫玉"
槍に見えるのは"藍斬のハルバード"
その短刀のようなのは"爆炎のダガー"だ」
「どれもドワーフの秘宝じゃねぇか」
ゴロツキの1人がそう口走ると、ヤージルはニッと歯を見せる
そして、ゴロツキ共を見渡し、拳を前へと突き出す
「だから奪うんだろう?」
ちげぇねぇ、と口を揃えて笑い出し、
静まったところで、誰が言い出した訳でもなく全員が動き出した
まずこの街を、ラーズ城壁の外へと出る
城壁をぐるりと回り込み、太い鉄格子で塞がれた下水の入り口へと行き、
その手前に待機していた浮浪者のような男とヤージルが話す
「はい、こちらです」
浮浪者に案内された場所の鉄格子の1本は、
先に切っておいたのか簡単に取り外され、俺たちは下水道へと侵入した
暗く、酷い臭いだったが、浮浪者はここに住んでいるようで、
ためらう事なく進んで行くため、俺たちは黙ってそれについて行く
案内がなければ確実に迷ったであろう下水道をしばらく進むと、
1つの梯子の前で浮浪者は停止した……ここがそうという事だ
全員が息を呑む、これから大仕事だ、誰もが緊張しているのだろう
俺の後ろにいるメリィも、口元をマスクで覆っているが、
その表情はいつもより固く思える
「おい、ウテルケ」
ヤージルに呼ばれ、俺が前へと出る
「お前が先行しろ、得意だろ?」
「あぁ、任せろ」
隠密任務はこの中では間違いなく俺が一番だろう
俺は音を出さずに動く事が出来る
消音効果を高めるために靴底に魔物の毛皮すら縫い付けてある
梯子を登り、鉄蓋をズラして外を伺う……近くに見張りはいないようだ
俺はするりと滑り込むように外へと出る
そのまま身を低くし、全方位を確認し、侵入ルートを定めた
まず、一人で先行し、ルートを確保
その後、合図を出して全員が動く算段だ
建物に張り付き、二階部分へと登る
そこから見渡し、安全なルートがないか探っていると、
下水の入り口である鉄蓋から手が出ているのに気づいた
手は一定の方向を指差し、何かを教えようとしている
なるほど……ハンドサインで状況は理解した
となると、あの手はメリィか
俺は息を潜めて壁に張り付くように待つ……すると、
見張りの兵が持つ灯りがゆっくりと近づいて来た
ハンドサインにより相手が1人だと分かっているため、
タイミングを見計らって俺は奇襲を仕掛ける
音もなく上から襲いかかった俺は、兵の鎖骨の隙間から心臓を貫く
それと同時に口を手で塞ぎ、音を立てずに兵を横たわらせた
死体は木陰に隠し、灯りは消し、すぐに移動を始める
先程の見張りを倒した事によりルートはできた
後は窓を開けるだけだが……
中の様子を慎重に伺い、耳を当てて音を確認する
人の気配はあるにはあるがかなり遠い、これなら大丈夫だろう
俺は合図を出し、ゴロツキ共がゆっくりと移動を始めた
この先に眠る秘宝を求めて……男たちは死地へと向かう




