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File.7


「コォラ待て!俺様ヤロー!!さっきの言葉はどうしたーー!!」


 ゴーーーンッ!!


 俺は教室の扉を開け、怒声と共にあるモノを俺様先生に投げつける。


 もう絶対、穂積先生とは呼んでやるものかーーー!!


「イッテーーー!!」


 あるモノをまとめに顔面にくらった俺様先生は、教壇の前で顏に手を当て蹲る。


「よし!ストライク!!」


 ガッツポーズを決める俺にクラスメイト達は呆然とし、俺と俺様先生を交互に見ている。




「しーきーぶー、お前………今、何を俺様に投げつけたー!?」


「ザコ球。親友はそれを魔球とも呼ぶ」


 怒りに震える俺様先生だが、俺もかなりキレているので、黒い笑みを浮かべて答えてやる。


 もちろん、俺様先生はザコ球の意味が分かっていないようなので、正体も明かしてやる。


「ザコ球とは、『ザコ』はそこらの浮遊霊。『球』とは俺がそれを練り固めてボールにしたモノ。俺様先生、この意味分かりますよね?」


 フッフフっと俺は意地の悪い笑みを浮かべ、俺様先生を見つめる。


「ま、まさか…」


「そのまさかです。ほら、投げつけたザコ球も衝撃のため、先生の額に憑いたままですよ~」


「し、式部………」


 俺に必死の形相で助けを求めている、俺様先生。


 もちろん、俺様先生は他の生徒にバレないように俺の肩をガッシっと掴み、黒板の方に向かせて涙目で無言の交渉だ。


「仕方がないですね。一度だけですからね(自分でやったことだが、その辺は総無視!)」


 俺様先生が首をブンブン縦に振るのを確認して、額についている(衝撃でザコは、先生の額にて気絶している)モノをペシッと払って取ってやる。


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