表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/27

File.6


 1年F組、教室前。


 今は始業チャイムが鳴ってガランとした廊下にて。




「そんじゃ、面倒くせーから、ちゃちゃっと自己紹介しろよ!一応呼んでやるから、そうしたら教室に入って来い」


 そう言って教室に入って行く穂積先生。


 1人になると、それなりに緊張します。早く呼んで下さい。




 それにしても、穂積先生が教室に入った瞬間「きゃ~~、晶先生☆こんにちは♪」なんて、教室内から聞こえてくる。


 ここって男子校だよな?


 気になるので、扉に張り付き聞き耳を立ててみる。


「俺様の授業を始める前に、ちょっと(だいぶ)遅れて来た転校生を紹介するぞ」


「「「おおぉーーー!!」」」


 おっ、いい反応!これならすんなりクラスに溶け込めそうだ。


 なーんて、思っていると…。




「先生、それでソイツ可愛いのか?」


「いや、ゼンゼン」←まぁ、俺は可愛くはないな…。


「それじゃ、かっこいいとか?」


「いや、ちょー平凡」←これも否定できない。




 穂積先生が全部の質問に否定すると、クラスメイトになる予定の人達は…。


「それじゃ、晶先生、授業を始めちゃって下さい♪」


「そーだな。先生!その転校生は他のクラスにまわして下さい。うちのクラスにはいりませーん!」


 なんて、声が聞こえてきて………。




 オイ、コラァ!平凡は転校してくることもできんのかー!!


 俺は身体を震わせて怒りを耐えていますが、そこに追い討ちをかける人物が………。


「そうだな。特別、俺様が利用できる人物ではないし放っておくか」


 ブチッ←俺の理性が切れた音。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ