表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/27

File.5


 俺が大量に頭に?マークを浮かべていると、穂積先生は神妙な顔をし、ここの事情を説明してくれる。


「親衛隊というのは、この学園の人気生徒の熱狂的ファンだと思っていい。熱狂的過ぎて時折り暴走して、暴行の果ては強姦なんてザラだ」


「ここの警備体制って………」


「馬鹿はそれなりに頭が良くてな…。いや、家柄が良くてな…5大財閥までとはいかないが、親の地位でもみ消し…なんてのはザラだ」


 なんと、恐ろしい親衛隊!そこいらの地縛霊より怖いぞ…。


 まぁ、人気者なんて、そうそう俺とは縁がないから大丈夫か…。


 なんて、思っていると、穂積先生は近づいてはいけない人達を教えてくれた…のだけど…。




「とりあえず、ここには5大財閥の4つ『櫻井』『宇佐原』『喜多川』『二階堂』の苗字を持つ人物いる。よって、そいつ等に近づかなければ被害はない」


 ほぉー、5大財閥の4つまでそろっているんだ。


 『櫻井』は理事長のことだけど、あとは俺知らないし………うぉ!『宇佐原』!!


「あぁーーー!!忘れていました、穂積先生!俺と宇佐原3兄弟は幼馴染で、俺それでこに転入して来たんです!」


「………チッ、そう言えば、そんなこと言ってやがったか…」


「えっと、誰がです?」


「なんでもねー。とりあえず、宇佐原達は、お前のことを何とかするだろうから、それ以外の財閥連中には近寄るなよ」


 宇佐原のおじさんが穂積先生に何か言っていたのかな?


 と、まぁ、それ以外の金持ち連中とは縁はないとは思うが、穂積先生の忠告に従っておきますか。




 そのあと、あまった時間になぜか英語の説教を受けた。


「なんでまだ英語の授業を受けてないのに、説教を受けなきゃならないんだ…」


 小声で愚痴を呟いてみると、前方より負のオーラが漂ってきます。


「………(それは、ここ(櫻ヶ丘学園)が全国屈指の進学校なのに、お前の英語の成績が地の底だからだ!)」


 ですよね…。無言で睨む穂積先生のオーラの色から、そう語っているのがわかりました。


 どうせ俺は、死ぬまで外国に行かないから、英語なんてしゃべれなくていいんだ!っと、言いたいところだが、怖くて反論できない…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ