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まるまるシリーズ

都会の破片

作者: 沖田猫

 眠らない街


 星ひとつ瞬かない街


 人工的な

 ビルの電飾が

 僕の身体を包みこむ



 (せわ)しい街


 息苦しい街


 偽りの笑顔と

 数えきれないほどの

 胸の痛み



 そんな日々だから


 ふと天使と鉢合わせたとき


 この心ははじめて


 弱さを認めざるを得なくなる



「愛してる……」


 喉まで小さく出かかった言葉も


 吐息と共に


 どこかへ流れ去る



 冷めゆく街


 移ろいゆく街


 たったひとつの

 宝物さえ

 時間が奪ってゆく



 華やかな街


 不機嫌な街


 今日の心の破片は

 きっと

 過去の一部にしかならない


読んでくださり、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 少しばかり切なくて胸がきゅっとなりました。 素敵な作品ありがとうございます。
2016/05/13 17:52 退会済み
管理
[良い点] 詩をほとんど読まないので疑問ばかり浮かんでしまったので、質問をいくつかしていいですか? [一言] 偽りの笑顔と数え切れないほどの胸の痛み、とあるのですが、この文は何をあらわしたもの何でしょ…
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