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VRのその先に  作者: 気まぐれ
第4章 青の領土訪問編
40/70

ステータスの再確認

すみません、遅れました。

ここ最近、大学の課題が多くって…

ー1ーーーーーーーーーーーーーーーーー

時折現れるエネミーを蹴散らしつつ、ワイワイと騒ぎながら街道を進むナナシ達。

時たまにダッシュ系スキルを使って時間を短縮しつつ進む彼らは、ディクヌの説明を受けながら青の領土を進んでいた。


騎士のイメージが強い為か、獣似のエネミーが多彩な赤の領土と比べ、青の領土はゴブリンやオーク等、ファンタジーの物語で現れそうな空想のエネミーが多く見られる。街で売られる装備も正に騎士が着そうなメイルや甲冑が店に並び、如何にもタイムスリップした気分にさせる。


だが青の領土の一番の特徴は、何と言っても"騎士"の一言に尽きるだろう。

実はこの領土、街の至る所に同じ装備に身を包んだ甲冑姿のプレイヤーが居る。

彼らは「輝青騎士団(きしょうきしだん」。青の領土の全ての街に存在する、言わば青の領土の警察である。

赤の領土と違うのは、彼らはファンタジーでいう様なギルドを作り街の防衛と住民の依頼をこなす何でも屋の様な部分があるという事だ。


街の住民は生産系スキルを持って作った成果を騎士に渡し、騎士は住民の願いとリクエストに応える。

お互いに平等な取引をする事で、住民は思う存分に生産系スキルを使って多彩なものを作り、騎士はその結果を使う代わりに彼らの依頼に可能な限りに対応する。そんな協力関係を築き上げているのだ。



「古き良き時代を再現した様な場所」とはディクヌの言だ。確かに静かで良い場所と言えるだろう。

そして後少しで首都、と言うところでディクヌが全員にストップを掛けた。


「首都に入る時はステータスの一部をカードに移して、それを身分証として扱う。それが無いと不法侵入者扱いされるので気をつける様に」

どうやら青の領土では身分証が必要らしく、それを説明するディクヌ。通常は入り口の門で作らされるらしいが、ディクヌが身分証のカードを持っているので今の内に作って面倒事を避けようという魂胆らしい。

それを聞いたサヤが一言。


「そう言えば、私達ってここ最近ステータスを見ていない様な気がする」

そう言ったサヤに「確かに」と頷く全員。3日に渡って続いた戦争に忙しかった為に、マトモにステータスを確認していないのだ。


そして各々は自分のステータスを開いていく。




Name: タケ

HP:8570/8570

Status:正常

武器アビリティ:瞬発力+5% (大剣)

防御力+5% (防具)

スキル:フォーススラッシュ、半月斬り、シールドブレイク、俊足、ブーストステップ、フライステップ、バレットストライク、フォースエンチャント、狂化駆動(バーサクドライブ)

パッシブ: 自己再生 (弱) 1分毎にHPが1割回復

底力Lv.4 HPが3割以下で攻撃力、防御力上昇


何個かのスキルがアップデートによる修正で名前が変わっているものの、タケのステータスは彼の想像通りの組み合わせだった。パーティのタンクを務めるタケからすれば理想に近い組み合わせと言える。



Name: シズ

HP:6780/6780

Status:正常

武器アビリティ:クリティカル率+5%(薙刀)

スキル:刺突、旋風、暗殺斬、俊足、必中突

パッシブ: 不可視 敵に見られていなければ、姿を消す事が出来る


シズは見た目に反し、暗殺者に特化している。最初にログインした時からずっと繰り返していた「タケに盾役を任せ、残りは攻撃に専念する」戦術が、シズを暗殺者(アサシン)寄りにしたらしい。


Name: サヤ

HP:5490/5490

Status:正常

武器アビリティ: 攻撃力+5% (弓)

俊敏力+5% (防具)

スキル: ハイパワーショット、レインショット、マルチプルショット、進化(エヴォルティオ)、パワーアップ


こちらは典型的な後衛だ。心なしか攻撃的なスキルが揃っているのは何の因果か。取り敢えず、サヤを絶対に怒らせまいと心に誓うタケ。後ろから攻撃されるのはたまったもんじゃ無いと悟ったようだ。




「……で、ナナシのはどうすんの?」

唐突に、サヤから質問が飛ばされる。ただ聞いただけでは何気無い質問なのだが……


「「「「あ」」」」

……まるで今更の様に、何人かの声が重なる。これを企画し、ナナシの事も聞いているディクヌとタケルは今更思い出したらしく、「あちゃー」と顔を隠していた。


全員の疑問、それはナナシのステータスが出るかどうかだ。既にナナシがNPCだと知っている面々はどうしようかと首を傾げ、それを知らないレンとメカタは何が何なのか分からず、頭から⁇マークを出している。


「メニュー」

するとナナシがメニューを開く言葉を使った。自我が目覚めた当初は反応せず、メニューは出なかったが、今ならできるのでは無いか?と考えたのだ。

因みに、それを考えさせたのは共馬による改造が元である。

厳密にはNPCからAIになったナナシ。

共馬からは色々と弄ったと言われたので、今まで出来なかった事も出来るのでは?と考えたのである。

結果………


「あ、出た」

システムに認識されたのか、メニューが現れた。周りの何人かが「マジで⁈」という顔をする中、ナナシは初めて自分のステータスを確認した。


Name: ナナシ

HP:7890/7890

Status:正常

武器アビリティ: 俊敏力+10% (刀)

気配軽減 (マント)

スキル: 論理的思考者(ロジックシンカー)完全演算戦闘(・フルオペレーションエンカウント)

パッシブ: 初見の眼 敵と認識した相手の攻撃を察知出来る。但し、自分が認識していなければ不可能


スキルを持たないことから幾つかの欄が寂しいが、ステータスに現れない、つまりAIとしての部分で持つレーダーや異常な演算能力がそれを補っている。


「よし、皆んなはこのカードにステータスをかざせ」

ディクヌの言う通りに、渡されたカードに不可視のステータスをかざす。するとカードにはステータスの一部が映され、それぞれの顔が描かれた、青の領土製身分証が発行された。


「おっしゃ!サッサと首都につこうぜ」

そう言って先を急ぐタケを追いかけつつ進む一行。

進んで数分。坂を登りきった一行を巨大な壁が出迎えた。


青の領土、首都マルクス。只今到着

と言うわけで、今更でしたがステータスの大判振る舞いでした。

やっぱりゲームらしさが無いと。


更新は日曜に間に合う様にしたいです

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