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VRのその先に  作者: 気まぐれ
第2章 嵐が来る前に
12/70

タケ対ヤマト

ー1ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今のナナシとシズの心境を表すのならこうだろう

どうしてこうなった…


それもその筈、いま彼らはフィールドに居るのだが、尋常じゃない雰囲気の男女が2組居る。言わずもがなーーーーーー


「ヤマトって言ったか、俺はタケ」

「私はサヤよ」

「さぁ、来なはれ」

「負けないよー」


殺気満々のタケ、サヤペアと迎撃する気満々のヤマト、マキペアである。


サヤは分かる。マキの自らのを遥かに超える胸、それらへの嫉妬だろう。しかしナナシとシズはタケがなぜヤマトに勝負を挑んだのかわからなかった。2人に疑問は何処へやら、遂に二組は各々の武器を抜く。


タケは大剣を

サヤは愛用の弓を

ヤマトは槍を

そしてマキは拳銃を取り出した


二組が向き合う事10秒…先に静寂を破った

のは、サヤの弓による先制だった


ブシュッ ブシュッ


放たれるは二発。音も無く放たれた二発の矢はヤマトの胸を目指し、届く前にヤマトの槍によって弾かれた。稼いだ時間はたったの1秒、しかしお互いにとって1秒は長すぎた。


ヤマトがその槍を持って弾いた直後、タケは俊足を持って潜り込んだのだ。サヤによる牽制を利用した、完璧な奇襲。


タケは肩に担いだ大剣に光を帯びさせヤマト目掛けて振り下ろそうとする。そして迎え撃つは笑みを浮かべたヤマトが持つ槍。それが放つは閃光。臨界まで溜められた槍が今か今かと唸りを上げる。


光を帯びた大剣と極光の槍。それらがぶつかり会おうとした時ーーーーーーーーー


ドパァン‼︎


突如放たれた銃声。その爆音と共にマキが持つ拳銃から放たれた弾丸は、タケとヤマトの間に入ると同時に強烈な光を放った。


この世界において銃と何なのか、それは「補助の域を出ない、遠距離からのサポートを可能とする武器」である。この世界には銃とその弾がある。しかしスキルを駆使し、人外じみた動きをするプレイヤーにマトモなダメージを与える事なんて出来ない。


その代わり、弾丸には色々なアイテムを使う事で様々な効果を与える事ができる。

睡眠薬を使えば睡眠弾、爆薬なら徹甲弾、回復薬なら回復弾等、様々な効果を使えるのだ(あくまで補助に留まるが) 。


今回マキが使用したのは閃光弾。その名の通り、放った弾丸から光が放たれるように出来ている。


これらの特殊弾から分かるように、銃には三つの特徴が付いている。


-サポートの範囲を超えない

-使い手を選ばない

-弓と違って専用スキルが存在しない


以上の理由により、銃を使うプレイヤーと弓を使うプレイヤーとで大きく分かれる


閑話休題


放たれた閃光によってヤマトはスキルキャンセルを余儀無くされ、タケは背後に飛ぶ事で追撃を避けた。


先制を放ったサヤ

閃光弾で敵を退けたマキ


この2人に対してタケとヤマトはーーーーーーー


「何でお前が始めたんだよ‼︎」

「戦いの邪魔すんなや‼︎」


ブーイングした。それはもう、全力で。

ナナシとシズがずっこけたのも無理は無いだろう

サヤとマキの口は開いて塞がらなかった事も明記して置く。


「何でよ‼︎あの脂肪を削ぎ撮ろうって言ったじゃ無い⁈」

「やっちゃんはあのままで良いの⁈」


こう言う2人に対してヤマト達はーーーーー


「「これは男の戦いだ、手を出すな」」


こう、女性達を止めた。誰もが動かない中、ヤマトはタケに向き合う


「悪かったなぁ、ウチのチミッコが邪魔して」

「いや、俺も悪かったな。幼馴染を奇襲に利用するなんて」


(お前ら本当は仲良しなんだろ‼︎そうなんだろ‼︎)


ヤマトとタケ以外の全員の考えが初めて一致した瞬間であった


「つー訳で、いざ尋常に」

「さぁ、来い」

「「勝負‼︎」」



ー2ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このゲームでの戦いでは、プレイヤーは大きく分けて二つに分かれる。スキルを最大限に駆使して戦うプレイヤーと、自分の技能で挑むプレイヤーの、二つである


スキル重視はあらゆるスキルを組み合わせる事で、無限大の戦い方を編み出す者達、これらにヤマトやタケ達が入る


技能重視は自らが鍛え上げた技で挑む者達者達、これらにナナシやシズが入る


ではどちらが強いか?実は詳しい話、コレが強い‼︎と断言できるわけじゃ無い。何故なら、例えば剣道やどこかの流派を習っているのならば、例えスキルが無くとも安定した強さが得られる。

しかし、スキルの組み合わせによっては、現実ではありえない事が可能となる。何でも、何人かのプレイヤーは"覚醒者"と呼ばれ、人外の力を持っているらしい。


槍を持つヤマト、そして大剣を持つタケ、両者はスキル重視のプレイヤーである


彼らは初めから卓越した何かを持たない代わりに、スキルの恩恵を利用する。そして攻撃スキルにも多彩なタイプが存在する。


-発生型 スキル名を声に出す事で発動するタイプ 例-パワースラッシュ

-念じ型 発動する事を念じれば発動する、発動するスキルをイメージする必要があるタイプ 例-ヤマトが使用した極光槍

-モーション型 事前に決められた動作をする事で、自分のタイミングで出せるタイプ 例-タケが使用した、肩に担いで準備し、柄を捻る事で発動するブレットストライク


この様に、それぞれが自分のスキル連携を見つけていくのである。そしてヤマトと対決する中、タケは大剣を再び肩に担ぐ。その瞬間、大剣から紅く、眩しい光が溢れる。


大剣専用、モーション型攻撃スキル ーブレットストライクー


光を帯びた大剣を担いだままヤマトに近づいたタケは、持っている柄をまるでバイクの時の様に捻る。その瞬間、大剣に変化が。


まるで今まで溜め込んだ者を吐き出すかの様に、光を吐き出す大剣。それは第三者から見れば美しいとすら思わせる様な、暖かい光。しかしそれは同時に、全てを消し飛ばす破壊の極光にも見えた。


やがてスキルによってタケの身体は何かしらの力によっては強制的に動かされる。肩に担いだ大剣はそのままに、『ブースト』によって身体強化されたタケは距離を縮めようと肉薄する。


弾丸の如きスピードで突っ込んだタケを、ヤマトは強者と出会いに口角を吊り上げながら、自らの最強のスキルを発動する為の言葉を口にする


「極光よ、我に力を貸せ、我の力を代償に此処に顕現するは」


ヤマトが言葉を紡ぐと共に、構えた槍に光が集まっていく。先程、タケを迎え撃とうとしたスキルと同じように思えたが、その考えをタケは否定する。

違うのだ。込められた力も、発動方法も、光の質も、何もかもが、先ほどヤマトが使おうとした『極光槍』とは違うと否応無しに思い知らされる。


ヤマトが持つ槍に込められる光は七色の輝きだった。それらは無理矢理圧縮されーーーーーー


「極虹の神滅槍(ブリューナク)‼︎」


言葉と共に虹が弾けた。いや、弾けると言うよりも溢れる、といった方が正しいだろうか。虹と共に強風を巻き起こしながら、見惚れる程綺麗で、されど全てを破壊する槍が弾丸の如きスピードで突っ込んだタケの大剣を真っ向から迎え撃った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

槍専用、発言型顕現式神撃スキル ー極虹の神滅槍(ブリューナク)


コレが、ヤマトが持つスキルの中で最強の、そして神の名を冠する"神撃"スキルである。


ヤマトは運が良かった。ある日、仲間と十数人のパーティを組んでフィールドを歩いていた所、地下に続く穴を見つけたのだ。そして見つけてしまう。今まで存在を知られなかった、神の"意志"を封印したダンジョンを。


そこに現れた、虹色の槍を扱うボス相手にラストヒットを取ってしまった事で、ヤマトはこのスキルを手に入れてしまった。


そのスキルは強力だった。しかし同時にリスキーな技でもあったのだ。それは、強力すぎる故に払わなければならない代償。


使用した10秒後、装備していた槍の消滅


それが、極虹の神滅槍のリスクだった。しかも、だからって安っぽい槍で使えば発動した直前に槍が使用者を巻き込んだ爆発、死に至らしめる。

つまりは使う槍が安物なら自滅、良いものでも10秒後に失う、と言う使い捨てのスキルだったのである。


そしてその使い捨て、しかし強力なスキルをヤマトは出会ったばかりの、それも一回死んだばかりの素人に毛が生えた様なプレイヤー相手に使用したのだ。


何故か、それはタケに何かを見たとしか説明のしようが無かった。ヤマトは確かに、タケの中に揺るぎない信念の様な何かを見たのである。そんな、全力で自分を倒そうとしている相手に手加減が出来ようか。


いや、無いーーーーーー‼︎


ガキィィィィン‼︎


鉄と鉄がぶつかり合い、周囲に暴風が発生する。ぶつかり合う光と風は、それを見ていたナナシ達からタケとヤマトの姿を見失わせた。


ー3ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ファンタジーとは、誰もが憧れる夢である

勇者、転移、転生、魔法

創作に小説が描かれるほど、それらは

数々のシチュエーションに少年達は妄想を膨らませ、後に社会の現実を知って胸の奥にしまい込む。

東城 竹虎 (とうじょう たけとら) もその1人だった。創作小説をネットで読み漁り、日々色々なシーンを想像していた。

そして社会をしり、その想像を無理矢理胸の奥にしまい込み高校生活を始めた1人である。しかし彼が他の少年と違ったのは一つの出会いと発見だろう。

彼はその高校で出会ったのだ。切咲 静香と

彼女は俗に言うお嬢様だった。そして庶民の竹虎は彼女を軽蔑していた。彼はお嬢様、お坊ちゃんが大嫌いだった。金にものを言わせ、他者を見下す、そんな金持ちを心底軽蔑していた。

その評価が覆されたのは高校に入って三ヶ月目の事だった。

なんと、彼女はアニメや小説に付いて詳しかったのだ。みんなと普通接し、誰かを軽蔑する事も無い。しかもある日はゲーセンで見た事すらあった。


この子は何か違う


そう確信した竹虎は静香と接触、趣味の話によって友達になったのだ。

幼馴染のサヤこと沙矢子を呼び、3人は更に絆を深めていく。この頃から竹虎はある愛称を付けられていた。


タケという、これから先何十年と呼ばれるであろう名を


その後、彼らに大きな情報が舞い込んでくる。即ち、バーチャルリアリティを応用したゲームの実現と言う、後に彼らの運命を大きく変える情報が


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その世界は、彼が想像した以上の世界だった。自分が経験することなど無いだろう戦闘、ただ見えて感じているだけなのに、これこそが現実だと思わせる様な、そんな世界。

バーチャルの世界とはいえ、ファンタジーをその肌で感じる事に、タケは喜びを感じていた。


普通では感じる事など出来ないであろう感覚、まるですぐそこにあるかの様な肌触り、タケを浮つかせるのにそう時間は掛からなかった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現実はいつでも厳しい物である。それは初めてのゲーム上の死を持ってタケ達にぶつかった。

理不尽なまでの死、何かをする事も無く、散ってしまったマンティコア戦は、タケ達全員の心に深い傷を付けた。


存在を消され、一から再構築される気分。

死んだことが無い人からすればどんな物なのだろうか?

しかしタケは別の理由で苦しんでいた。マンティコア相手に何も出来なかったこと、幼馴染も死なせてしまった事。


その「何も出来なかった」結果が、タケは悔しかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

タケがログアウトして最初にしたのは、今まで読んだファンタジー小説を読み直す事だった。

小説から、様々な人々が書いた内容から、何かを見つけられないか?サヤと共に小説からヒントを探す。

シズは師匠でもある親から教えを受けると言う。自分達は何もしないのか?いや、違う‼︎

そうして、タケ達は3日間自分達の強化を探した


そして3日後、タケ達は再びゲームの世界に降り立つ。今度こそみんなを守る、という決意を胸に

そして会ってしまう。ヤマトと

見た目から経験者だとタケには分かった。そして思ってしまう。自分が小説から得た物を、こいつ相手に使えないか?と。

しかも巨乳の彼女を持つヤマトに嫉妬を覚え、結果的に決闘に持ち運べた。相手がタケの真意を薄々感じていた事が上手くいった。まぁ、サヤが貧乳と言うのもあるが…これ以上は語るまい。サヤから怒りの弓を食らってしまう


かくして、タケは自分の腕を試す為、ヤマトにタイマンの勝負を挑んだのである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

初手からのスキル発動、それがタケが選んだ戦法だった。使用したスキルは『バレットストライク』、弾丸の如き素早さで敵を突くスキルである。

既に無意識で発動できる程慣れた『ブースト』によって上昇したステータスの恩恵とスキルによって体を強制的に動かされる。肩に担いだ大剣を、逆Uの字にする様に前に突き出し、その過程で生まれた遠心力を突進力へと変換する。結果、どうなるか?


答えーー 高速突進突き


対してヤマトは諸刃の剣を使用した。ブリューナクによる巨大な光、それは自分を簡単に滅ぼすとタケには分かった。

スキルはその気になればキャンセルする事は出来る。無理矢理にでもスキルキャンセルして、あの滅びから一刻も早く逃げなければならない。

そう分かっているのに、タケは笑った。何故か、それは自分の勝利への道が見えたから。

次の一手の為に備えながら、タケはヤマトのブリューナクに真っ向から向かっていった。


ガキィィィィン‼︎


鉄と鉄がぶつかり合う音が戦場に木霊する。風が吹き荒れ、周りを暴風が犯す。その中心には…


「これに耐えるとか…どういうこっちゃ」

「つ、貫けねぇ…」


呆れを含んだ表情をするヤマトと、焦りが見えるタケがいた。しかしヤマトは急がなければならない。残り10秒でケリを付けなければ、槍が消滅するのだ。一応替えの武器は有るものの、その隙をタケが見逃す筈が無い。

だがやはり神の名を借りたスキル、鍔迫り合いには早く決着がつきそうだった。

タケの大剣に、ヒビが入り始めたのだ。


「勝負あったな」


そう言い、ヤマトは突く槍に力を込める、その時だった。


「スキル連鎖(チェイン)、半月斬り」


タケの発言と同時に、大剣が放っていた光の質も変わる。眩いほどの白から、美しい、鮮やかな紫へ。そしてタケの体は再びスキルによって動かされる。

体を回転させて、半月を描く様に。まるで踊りの様に、タケはヤマトの後ろへと回りこむ。タケは『半月斬り』を攻撃に使用するのではなく、ヤマトの背後を取る為に使用したのだ。


発声型攻撃スキル ー半月斬りー


これが先ほどタケが使用したスキルである。この『半月斬り』は、半月を描く為に、体を強引に回転させながら進む為、使用した場合は必然的に使用した位置よりも前に進んでしまう。しかも円を描きながら進む為、この状況でヤマトの背後を取るには都合が良かった。ヤマトを中心に、自分が円を描くことで背後を取るのに成功したのである。

全ては背後からのスキルによる勝利の為に‼︎


「スキル連鎖(チェイン)‼︎ 」


スキル連携、と言うシステムをご存知だろうか?何個かのゲームで存在するその裏技に近い技術は、スキルディレイにより達成されるものである。

では、スキルディレイとは何か?それはスキルが持つ副作用である。某デスゲームでは硬直であったが、このゲームでは疲労が伴う。

つまり、無理をすればスキルを連発する事も可能だという事だ。使う度に蓄積される疲労に耐えれればの話だが…

ともかく、無理をすれば発動出来る、という方向で話を進めよう。

スキルにはそれぞれ、余計な演出がある。例えば『バレットストライク』には突進後、武器から煙を吐き出すという演出がある。スキル連携はこれらの過剰な演出を省いて、次のスキルに繋げる事である。そして連携後、使ったスキル分の疲労が一気に溜まる。


これをタケは実戦にて初めて使用したのである。自分が持つスキルの特徴を良く知っていなければ出来ないであろう芸当。ヤマトが驚愕する中、タケは再び(キー) を発言する。即ち、


「スキル連鎖(チェイン)‼︎ フォース スラァッシュ‼︎」


半月斬りの過剰動作である月の幻影を見せず、今度は青白い光を放つ。『パワースラッシュ』の上位変換であるこのスキルを、未だ驚きの最中に居るヤマトにぶつける‼︎

実はこの時、ヤマトがブリューナクを発動してから4秒経ってたりする。


スキルに気が着いたヤマトは流石、と言うべきか、未だブリューナクを纏う槍をタケに向ける


後4秒ーーーー


ブリューナクに気ずくも、タケは気にせず剣を振り下ろす。再び交錯すると思われたーーーーが、


「なんやてぇ⁈」


ヤマトが驚愕するのも当然、なんとそのまま振り下ろされる筈の大剣の軌道が曲がったのだ。


後2秒ーーーー


そして曲がった軌道は、ブリューナクを避けた後、まるで修正されたかの様に、ヤマト目掛けて軌道を変える‼︎


「道連れやぁぁぁぁぁ‼︎」


しかしヤマトも経験者。ただ途方に暮れるだけではなく、今度は槍をタケ目掛けて突き出す。なんと、タケの大剣が当たる前に、タケを殺そうと言うのである。

そしてタケの大剣がヤマトを、ヤマトの槍がタケを捉えようとした時、遂にその時を迎える。


パリィィィィィン‼︎


砕け散ったのだ。ヤマトが持つ槍が。時間切れである。そして時間切れと同時にヤマトにスキルによる疲労が降り注いだ


「よっしゃ、俺の…勝ち…」


しかしタケは見誤っていた。スキル発動後の疲労を。

発動したかと思われたフォーススラッシュ。実はこの時発動したのは、インパクト時の衝撃を増やすモーション型のスキル『フォースエンチャント』だったのである。先にフォーススラッシュを発動し、それを無理矢理キャンセルし今度はフォースエンチャントを発動する。後は振り下ろすだけでフォーススラッシュを発動したかの様に見せかけたのだ。

そして当たる瞬間、シズがやったのをみて見よう見真似で覚えた紫電を使い、タケの槍を交わす。

此処までは良かった。しかし、初めてのスキル連鎖による途轍も無い疲労に、タケはヤマトに攻撃出来ず倒れたのである。


かくして、タケ対ヤマト戦は疲労による両者ダブルノックアウトで幕を閉じたのだった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オマケ

サヤ「何よ、タケのバカ。そんなに巨乳が好きなの?」

シズ「でしょうね、鼻の下伸ばしてたし」

サヤ「アイツの脂肪、絶対剥ぎ取ってやる」

ナナシ「怖い事言うなよ…」

サヤ「ふん‼︎どうせナナシも巨乳好きなんでしょ‼︎」

ナナシ「いや、俺は別に性的興奮はしないぞ。どっちかって言うと、何を食えばあの年であんな異常な成長をするのか気になる」

サヤ シズ「「……………」」

ナナシ「どうした?」

シズ「貴方を落とすのは難関そうね…」

サヤ「そう言えば元々食べる事も寝る事も必要無いから、そういう部分も無いのね…」

ナナシ「逆に言えば何でサヤはマキより年は上なのに全く無いのか気になる」

サヤ「くっ、偏見じゃないから怒りたくても怒れない…

そうよ‼︎悪い?どうせ私はペチャパイですよーーーーー‼︎バスト69ですよーーー‼︎シズの89にもマキの100越えには勝てませんよーーーー‼︎」

シズ「ちょっ‼︎何サラッと私の胸囲暴露してるのーー‼︎」

ナナシ「へぇ、意外とあるんだな。着痩せって言うのか?そういうの」

シズ「デリカシーって言葉は貴方には無いの⁈」


タケ「なぁ、ヤマトよ。あれ、どうすればいい?」

ヤマト「わいに聞かんといて…」

マキ「私が行こうか?」

タケ ヤマト 「「いや、お前は行くな。絶対に」」


結局、女子2人を鎮めるのに30分要するのであった

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