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著者:七條カシア 「偉大なる錬金術」

錬金術



アルス「錬金術師……?」

 

マグナ「そう、錬金術師さ。石ころを金に変えたり、大釜で万能薬を作ったり、指パッチンで火を起こしたりする『あの』ね」

 

アルス「凄いじゃないか、王国でも毎年数人しかなれない希少職! 錬金なんて出来たなら教えてくれよ!」

 

マグナ「ふふ、許してくれよ。やっぱり錬金術は万能で狙われやすいからね。いくら親友と呼べる君にでも軽々しく明かせる内容じゃなかったんだ」

 

アルス「あぁ、ごめん、責めてるわけじゃないんだ!」

 

マグナ「もちろん分かってるさ。ただ私にも多少の後ろめたさはあってね――だから今日は、君に私の錬金術をお見せしよう」

 

アルス「本当かい!」

 

マグナ「つまらない嘘はつかないよ。偉大なる錬金術師であるマグナ様初めての客になる事を光栄に思ってくれたまえ」

 

アルス「おぉ……でも、錬金術師は自分の錬金方法を秘術として隠すって聞くけど、本当に良いのかい?」

 

マグナ「構わない構わない。それに――私の錬金術は私一人の力じゃないからね」

 

アルス「それってどういう――」


マグナ「魔女の大釜に泉の聖水、投げ入れるは虹の薬草」


アルス「虹の薬草って、確か金の数十倍の価値がある万能薬の材料!?」

 

マグナ「さぁさご覧あれ、これが私の錬金術。名付けて――」


アルス「うわ、眩しい……っ!」


(声)『貴方が落としたのは金の薬草ですか?銀の薬草ですか?』


マグナ「――泉の女神式錬金術さ!」

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