*5
「ちょま汗」×5回。
とはいえ課長がこっちこっちって手を振るから、引っ込みがつかないので、仕方なくヨロヨロと、坂崎課長の横へと並ぶ。
「こちらの小山田さんがファイブレさんの熱烈ファンで。彼女の熱意が、営業のみんなに伝わってですね。それで、私たち、ファイブレさんのyoutubeなどを観るようになって」
私は、「めっそーもございません」×5回。
っていうか私、事実なんもやってませーーーん。ぶりっこ軍団の謎の行動力の賜物でございます。
「うわあ嬉しいっっ!!」
「ありがとうございまっす!!」
「小山田さんっキュンです」
なななななな名前えぇぇ呼んでくれたあぁぁ。小山田とは私のことです!
メンバーそれぞれが声を合わせて、感謝してくれる。嬉しい。しぬ。
「では、本題にいきますね。さん、にい、いち……はい! ではいってみよう!! 『それファイ』始まるよ〜」
「なにか俺たちに、お手伝いできるものがあったらと」
「なんでもファイブレにお任せあれ!!」とレンジくんがウィンク。
カッコいーーー!! しぬーーー!!(しなぬ)
ファイブレにやって欲しいこと。それは先日営業課内の会議にて決定した、あるお願い。
それを坂崎課長が口にした。
「うちの会社はですね、地域の保育園幼稚園に絵本を寄贈しているんですが、それのお手伝いをお願いしたいです」
我が『SSK企画』は、地域貢献として、地域のお祭りに出店して、その利益で保育園や幼稚園に絵本を寄贈する活動をしている。
会議の際、坂崎課長が言った。
「なんか、俺らだけが得するようなことではなく、みんなに喜んでもらえるようなことが良いんじゃないかと思ってる」
すると。
「やーん♡課長ったらあ、素晴らしいお考えですぅ〜〜」
「さんせーーーい˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚」
「それでぇ良いとぉ思います!✧₊⁎」
と、決定。いつも『SSK企画』が行っている絵本の寄贈活動に、参加してもらえまいか、と送っていたのだ。すでにお祭りの利益で絵本は購入済みだ。
「りょーーかいでっす」
「楽しみ!」
「子どもたちも喜んでくれると思いますので」




