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「おややぁ♡このポスターはどこに貼ればいいのお??」
私は先日撮った、ファイブレ仕様のオフィス画像を確認し、指差しした。
「あ、それはここでお願いします」
「おやや、ここにアクリルスタンド並べていーい?」
「はい、そこに一列に」
そんな中、
「やだあ、坂崎かちょ〜ったらあ♡」
( (´ཀ`」 )
「あたしがやりますう*・゜゜・*:.。:*:.。. .。.:*・゜゜・*」
( (´ཀ`」 )
「かちょ〜もっとここ押さえててくださあ〜い⤴︎⤴︎♡」
( (´ཀ`」 )
「かちょう、そんなところにも手が届くだなんて、背が高くてイケメンですぅ♡✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚」
( (´ཀ`」 )
わあ苦しんでる。本人鉄面皮貫いているけど、HPかなり削がれてるねあれ。
ぶりっこ嫌いなのに、めっちゃ囲まれてる。周りは敵だらけww
私もいつのまにかおややと呼ばれてますけど?
「かなり写真に近付いてきた!」
「月曜日、楽しみだね〜〜」
広報の橋立さんが、100均で購入したキラキラファーを壁に貼っている。
「本当に。私なんてまだ夢かなって思ってて」
「私も〜。最初電話もらったとき、イタズラ電話かと思ったもん」
「ね」
「電話かけてきたスタッフに私、真実はいつもひとぉ〜つ!! 本当のことを吐けっ!!って問い詰めたからね」
……そこまで? すごいな。
「それにしても、ここって独特な雰囲気だよね。私、営業のオフィスってあんまり来ることなくて」
「私も総務にはそんなに行かないからわからないけど……そうなのかな」
広報は1人しかいないので総務の一角を間借りしている。橋立さんは背が高くて目立つので、総務に行くと橋立さんがすぐに目に入るのだ。
広報なんて大変な仕事、一人でこなすなんて、尊敬の念でしかない。
「私、実を言うと、営業2課の宮島くんとお付き合いしてるんだー」
え? 初耳ですけど、宮島くん、か。お宮繋がりでいいのではないでしょうか。
「でもちょっと良かったって思ってる。2課って可愛い女子がたくさんいるから、ちょっと心配だったんだけど……」




