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80/202

*1



「おややぁ♡このポスターはどこに貼ればいいのお??」


私は先日撮った、ファイブレ仕様のオフィス画像を確認し、指差しした。


「あ、それはここでお願いします」


「おやや、ここにアクリルスタンド並べていーい?」


「はい、そこに一列に」


そんな中、

「やだあ、坂崎かちょ〜ったらあ♡」

( (´ཀ`」 )

「あたしがやりますう*・゜゜・*:.。:*:.。. .。.:*・゜゜・*」

( (´ཀ`」 )

「かちょ〜もっとここ押さえててくださあ〜い⤴︎⤴︎♡」

( (´ཀ`」 )

「かちょう、そんなところにも手が届くだなんて、背が高くてイケメンですぅ♡✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚」

( (´ཀ`」 )


わあ苦しんでる。本人鉄面皮貫いているけど、HPかなり削がれてるねあれ。

ぶりっこ嫌いなのに、めっちゃ囲まれてる。周りは敵だらけww


私もいつのまにかおややと呼ばれてますけど?


「かなり写真に近付いてきた!」


「月曜日、楽しみだね〜〜」


広報の橋立さんが、100均で購入したキラキラファーを壁に貼っている。


「本当に。私なんてまだ夢かなって思ってて」


「私も〜。最初電話もらったとき、イタズラ電話かと思ったもん」


「ね」


「電話かけてきたスタッフに私、真実はいつもひとぉ〜つ!! 本当のことを吐けっ!!って問い詰めたからね」


……そこまで? すごいな。


「それにしても、ここって独特な雰囲気だよね。私、営業のオフィスってあんまり来ることなくて」


「私も総務にはそんなに行かないからわからないけど……そうなのかな」


広報は1人しかいないので総務の一角を間借りしている。橋立さんは背が高くて目立つので、総務に行くと橋立さんがすぐに目に入るのだ。

 

広報なんて大変な仕事、一人でこなすなんて、尊敬の念でしかない。


「私、実を言うと、営業2課の宮島くんとお付き合いしてるんだー」


え? 初耳ですけど、宮島くん、か。お宮繋がりでいいのではないでしょうか。


「でもちょっと良かったって思ってる。2課って可愛い女子がたくさんいるから、ちょっと心配だったんだけど……」


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