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……そうですか。まあそうですね。
偶然出会ったわりに、列も一緒に並んだし、抱きしめてぎゅっとしたり、手を握ったり、パンを一緒に食べて口の横についてるよほら? とかしたりしたじゃん。
この状況ならそう言うしかないとは思うけど。私は少しだけ悲しくなってしまっていた。
「そうだったんですかあ。でもお、私もお坂崎課長と同じ空間にいたかったですうぴえん」
( ゜д゜) 今!! いる!! ここ!! この空間!!
「ははは! まあとにかく君たちもファイブレのyoutube見てごらんよ。すごく元気もらえるからさ。さあ、今日も仕事仕事」
そう言って、課長は席に戻っていった。
それに合わせて、女子社員はくねくねしながらぞろぞろと席へ。
(ふうー助かった)
複雑な思いはしたが、まあそう言うしかないし、一件落着。大したケガもなく解散になったので、結果オーライだ。
課長の方をちらり見る。課長はいつもの澄まし顔で、PCの電源を入れている。
(なんかモヤモヤはするけど、仕事仕事……)
今日はこれで終わった。けれど。
次の日の火曜日、オフィスはえらいことになってまったのだった。
*
「え?」
営業2課のオフィス、朝入ろうとして、ドアの前で嫌な予感がした。ざわざわガヤガヤと騒がしい。私がいつも出勤するこの時間は、ほとんど誰も来ていなくて、静寂に包まれているというのに。
嫌な予感を抱えつつも、ガチャとドアを開けた。
「え?」
え?
え? としか出でこない。
え?
え?
ってか
え?




