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67/202

*2

「私たち、『坂崎課長を誠実に愛でる会』から出てってもらうわ」


正式なサークル名初めて聞いた。


「ですから私、元から入ってません。それにランチも田中さんたちみなさんとご一緒したこともないですから」


ざわっとその場がざわついた。


「あら? そう? え? 言われてみればそう?」


って、わし、どんだけ透明人間なんやって!!


「小山田さん、もしかして入会金って……」


入会金??


「払ってません」


「部費……は?」


部費? なるほどー。そのお金で、営業1課の牧田多田ペアの歓迎会を、ね。

歓迎会はトラウマー。嫌なこと思い出しちった。


「払ってません!」


「そうなの? じゃ、私たちのこの態度は、お門違いってことなのね」


です。


私は勇気を持って言った。


「私がライブに行ったのは、Φブレインっていう、ボーイズグループです。ダンスも歌も上手くて、それでメンバーみんな一生懸命頑張ってて。私、応援してるんです。そしたら坂崎課長もファイブレ好きだって……」


「ファイブライン?」


「ファイブレイン、略してファイブレです」


「ファイ・ブレイン?」「ファイ♡ブレイン?」


「・も♡も不要です。youtube観てみてください。彼ら頑張ってるんです。きっと感動すると思います」


「みんな、おはよう! こんな所に集まってなにしてるのかと思えば。ファイブレの話? そうなんだよ。彼らのライブは楽しいし、胸熱なんだよ」


ざわっとその場がざわついた。(2度目)


坂崎課長がご出勤〜

ようやく来たか。この状況なんとかしてください。


「「「かちょ〜ぉ♡おはようございまあぁす⤴︎⤴︎」」」


♡砲、発射。


「かちょおぉ〜小山田さんとライブに行ったってほんとですう? 私たちも行きたかったですぅぴえん」


( ͡° ͜ʖ ͡°)


「ああ、そのことだったらね。ライブの席は別々だったんだよ。チケットを別で取ったからね。ってか俺は、俺の母に偶然貰ったんだ。ね? 小山田さん?」


「あっはいっうぃっす」


「完全に別行動だったし、向こうで会ったけど、ただそれだけだよ」


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