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59/202

*4

ってなわけで、当日をこのように迎えております。


その後営業2課で、総スカンを食らってしまい、このライブが終わったら、私もう営業1課に異動願出そうと思ってます。(←潔い諦め)


隣に立つ、坂崎課長を見る。嬉しそうな顔をして、パンフをじいぃっと見つめている。


「あのう、いつからファイブレファンだったんですか?」


課長はふむと考え、「前回のライブの少し前かな」と言った。


「ライブのチケットを母に貰ってね。どうせ行くならどんなものなのか、見てみようってなって」


「公式youtube観たんですか? あれ見るとだいたいの人はファイブレのこと好きになるんですよ」


「そうそれ。オーディションのやつ。すごく感動してね。俺も頑張らないとなって、勇気貰えたっていうか」


「わかります。背中押してもらえますよね。ちなみに課長は誰推しなんですか?」


「俺? 俺はシイナくん」


「あぁボク可愛い担当の。やっぱりね」


少しの沈黙。それから課長が吠えた。


「ちょ! 違う違う!! 男の子が好きとかじゃなくって!!汗」


「やだな、大丈夫ですよ。今はそういう時代ですからね。オールOKですよ」


「だから違うって。俺が好きなのはっ、おやっ……」


また沈黙あり、そして。


「……さんみたいな女の子だから」


おやっさんみたいな女の子?? これまた独特な。


「そうでしたか。ワンチャンBLかなって思ってましたが、やはり課長は、おやっ……さんみたいな女の子が好き。モテますもんね〜〜」


「モテないよ」


「モテてますよ」


「言うほど」


「バレンタイン総取りしてて、何言ってんですかって感じですよ」


「でもチョコ嫌い」


ふふふっ。私は笑い出してしまった。チョコ嫌いって!! なんだか、今日の課長は可愛らしく見える。

いつもはビシッとスーツを決めてて、仕事もサクッと終わらせて、スマートに帰っていく課長。


「甘いものは好きじゃないんだ」


一通り笑ってから私は言った。


「知ってます」


課長の横顔も笑った気がした。


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