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ってなわけで、当日をこのように迎えております。
その後営業2課で、総スカンを食らってしまい、このライブが終わったら、私もう営業1課に異動願出そうと思ってます。(←潔い諦め)
隣に立つ、坂崎課長を見る。嬉しそうな顔をして、パンフをじいぃっと見つめている。
「あのう、いつからファイブレファンだったんですか?」
課長はふむと考え、「前回のライブの少し前かな」と言った。
「ライブのチケットを母に貰ってね。どうせ行くならどんなものなのか、見てみようってなって」
「公式youtube観たんですか? あれ見るとだいたいの人はファイブレのこと好きになるんですよ」
「そうそれ。オーディションのやつ。すごく感動してね。俺も頑張らないとなって、勇気貰えたっていうか」
「わかります。背中押してもらえますよね。ちなみに課長は誰推しなんですか?」
「俺? 俺はシイナくん」
「あぁボク可愛い担当の。やっぱりね」
少しの沈黙。それから課長が吠えた。
「ちょ! 違う違う!! 男の子が好きとかじゃなくって!!汗」
「やだな、大丈夫ですよ。今はそういう時代ですからね。オールOKですよ」
「だから違うって。俺が好きなのはっ、おやっ……」
また沈黙あり、そして。
「……さんみたいな女の子だから」
おやっさんみたいな女の子?? これまた独特な。
「そうでしたか。ワンチャンBLかなって思ってましたが、やはり課長は、おやっ……さんみたいな女の子が好き。モテますもんね〜〜」
「モテないよ」
「モテてますよ」
「言うほど」
「バレンタイン総取りしてて、何言ってんですかって感じですよ」
「でもチョコ嫌い」
ふふふっ。私は笑い出してしまった。チョコ嫌いって!! なんだか、今日の課長は可愛らしく見える。
いつもはビシッとスーツを決めてて、仕事もサクッと終わらせて、スマートに帰っていく課長。
「甘いものは好きじゃないんだ」
一通り笑ってから私は言った。
「知ってます」
課長の横顔も笑った気がした。




