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「おい大丈夫か?」
「大丈夫? 小山田さんっ」
「あ、だいじょ……」
「わりぃ、わりぃ。俺がやったなこれ」
「おまえぇ、ノックぐらいしろよ」
「そうだぞ。それぐらい常識だろ」
「あの、わた……し」
「女の子に顔面パンチ食らわせるようなもんだぞ」
「ごめんごめん」
「ごめんで済んだら警察はいらねーんだよ」
「そうだぞ、慰謝料くらい払えよ」
「慰謝料なんてとんでもな……」
「わかったわかった。小山田さん、慰謝料がわりにさ、今度また飯でもおごるよ」
「そんなこt……」
「この大馬鹿野郎、おまえこの前も小山田さんと飲み会しやがって。俺、知らなかったぞ」
「あれは歓迎k……」
「二人だったんだってね」
「男と女が二人で飲みに行ったらだめだろ!! 小山田さん!! 杉田には十分に気をつけてくれ。こいつは女性に対してはクズ中のクズだからな」
「あ、そっすか、でもm……」
「クズとかひどくね? 俺は誠心誠意、女性に尽くしているんだからな」
「まあ女癖が悪かったのは昔のことで、杉田は今では一人としか付き合わない派だしな」
「はあ? そんなん当たり前だろ? 俺は杉田と違ってもともと! 一人の人を大切にする派だから!ね? 小山田さん!」
知らんわ。
「まあまあ、二人とも落ち着けって」
「若狭、口挟むなよ。おまえはあれだろ? キャバクラとか行けちゃう派だろ? そんなの論外だぜ」
「そんなの接待でしか行かないの、知ってるよな?」
「バーカ。接待とか言ってキャバ選んでる時点で軽薄なんだっつの。小山田さん、俺は絶対に夜の店は行かない派だからね」
「それは結構なことd……」
「自分は健全アピールまじうざ」
おーい。いつまで続くのこれ。こういうのこそ、居酒屋でやってくれ。
「すみません!!(強)私これで失礼します。(中)何度も言うようですが、異動の件、よろしくお願いします(通常の音量)」
「「「うぃーっす」」」
仲よ。




