表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/202

*5

そう。それよりも。


私は落胆した。

これまでの坂崎課長の怪しい行動を思い返してみる。


ましてや坂崎課長の7つの不可解な行動。その行動に私は次のように結論を出した。


『坂崎課長は、わたくし小山田咲のことが、好きか嫌いかのどっち? って問われるのなら……まあどっちかって言えば、嫌い』(←遠回りしてみたが結果嫌い)


好かれてるとは思ってなかったが、これほどにまで嫌われているとは。


1 : Φブレインのシール付きウェハースを撒き餌し、私の隠密行動を嘲笑う。

2 : コラボカフェにて当たったレンジくんのコースターをわざと領収書につけて、私が翻弄されるのを楽しむ。

3 : レンジくんのコースターをあげると言って反応を楽しんだのち、私をコラボカフェへのダシにする。

4 : コラボカフェにて私が痺れを切らすまで放置する。

5 : 放置の理由に伝家の宝刀『下痢』を選択。

6 : お姉さんがいると嘘を言ったり(実際はいないことが判明)、レンジくんをのけものにしたりして、私を腹立たせる。(ここでBL疑惑あり)


こうして並べてみても、なんということだ。性格の悪さが際立っているんじゃないだろうか。私のファイブレ愛を利用して振り回すなんて。性悪の権化、悪のフィクサー、そして地球外生命体と言っても過言ではない。(←過言)


「ってかこの行動、全部私に対しての嫌がらせじゃん……」


そして、極め付けの7つめ。


「私が1課に異動するように……わざと社長を送り込んできた……」


昨夜の電話は、社長を使った裏工作を、隠したかったんだろう。自分は反対しているように見せかけて。


「だからってそんな遠回しに裏工作して追い出さなくても、それならそれで……正直に異動願い出してくれって言ってくれたら良かったのに」


私は痛む胸を押さえながら、「坂崎課長は性悪、坂崎課長は性悪」という言葉を何度も繰り返した。


「……明日異動届を出そう」



「え? えっと……どうしてなのか理由聞いてもいい?」


俺のデスクの前に、異動願が出ている。


信じられない目で見つめながら、小山田さんを見る。小山田さんは無表情でそこにいる。


「…………」


俺は焦ってしまって、「やっぱり杉田が、」と言い掛けて、黙った。


営業2課のオフィスが、波が引いたかのように、しんと静まっている。


「ここじゃなんだから、面談室で話そう」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ