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30/202

*1

「さあ、行くよ」


今度は二の腕を持たれ、観念した。

連行される。背後で、杉田課長かっこい〜〜〜♡

あ〜私も連れ去られたい〜♡という声が聞こえてくる。


なんなら代わりましょうか? どうぞどうぞどうぞ。



会議室に入ると、そこに二人の女性が肩を並べて座っていた。


営業1課の事務処理班、多田さんと牧田さん。二人は直ぐに立ち上がって、「おはようございまーす」と挨拶をくれた。


「おはようございます。ほ」


本日はお日柄もよく……

続けようとしたら、杉田課長に遮られる。


「君たち小山田さんのことは知ってるよね? あの小山田さんだよ? 連れてきちゃった」


あの(・・)ってなんですか。どういう意味?


「私たちぃ普段の事務処理にかなり時間がかかっちゃっててぇ、なかなか定時に帰れなくて〜⤴︎ちゃっちゃとやって早く帰りたいから小山田さんにお仕事のコツをちょーっとお聞きしようかな♡って思っててぇ⤴︎」


出た。♡や⤴︎多用の人種。営業2課だけでなく1課にもいたんだ。


「そんな! 私なんかが!」


「そんなことないですよぉ、お噂はかねがね! ねー?」


どういうことだ。噂? 地味子な私には一番縁遠い存在。あ、地味過ぎて逆に有名なのかも。存在を消しすぎたってこと? 透明忍者か。


私は答えた。


「仕事は……まあ真面目にやってはいますけど、特にこれっていう技もないし、教えることなんて……」


そのクネっとした話し方と動きで、無駄な時間を使っていますね、などとこれっぽっちも思ってませんし、よってアドバイスすることは何もなし!


そこでコンコンとノック。はいぃと杉田課長が返事をすると、ドアがガチャと開いて……


そこから記憶がごさいません。ってぐらい衝撃的な人物の登場だった。


えええ? えええ? え? え?


「あれ? 若狭社長、どうしたの?」


一瞬、自分を見失っていた。

けれど、杉田課長の言葉で覚醒。


あやっぱり? 社長だよね? あんま実物見たことも喋ったことも触ったこともないけど、うちの社長だよね?




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