表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/202

営業2課坂崎課長の怪しげな行動 PART6


それは会社のトイレにこもっていた時だった。


「それでね、この前坂崎課長と一緒にカワノコーポレーションに行ったじゃない?」


「先週の金曜日だっけ? もうまじで妬けちゃうのよ。ほんといーなー羨ましい!!」


「ふふん、でしょ〜電車で隣同士に座ってさ、寝たふりして課長の肩にコテンってやったろうと思ったんだけど」


「嘘! あざとーい。で? うまくいったの?」


「それがさ、その時お婆さんが乗ってきて、課長ってばお優しいもんだから、お婆さんにどうぞって席を譲ってあげちゃったのよ」


「えーなにそれそのババア、邪魔すんじゃねえよっ」


うーーーーーん。

トイレから出られない。どーでもいー話は、給湯室でやってくれ。ここをどこだと思ってんの! 神々が住まう神聖なるトイレだよ!


「まあね。でも課長ってばお婆さんの荷物をね、上にあげましょうかって受け取ってから網棚にすっと上げてね」


「優し〜♡」


「で! 降りる駅はどこですか? 俺が下ろしますねって」


「ババアと代わりたい! ってかその荷物になりたい!」


心底どうでもいい。そんなにまでして、電車の網棚に乗りたいのか? あそう。じゃ転生して来世は荷物に生まれ変わったらどうでしょう。で、鉄道忘れ物市に出品ってことで!


「吊り輪につかまって……こう、物憂げに立つ姿がねえ。またカッコよくてえ〜はあ♡眼福でした♡」


もうそろそろ個室から、わあああって狂ったように出ていってやろうかな。って、できんけど。


「私が『課長ってお優しいですね。ご家族も課長のこと、頼りにされてるのではないですか?』って聞いたら、『それはどうかな』って言うからさ。『絶対頼りにしてますよ。私が課長の妹とかだったら、絶対に甘えてますもん。もちろん課長のご兄弟ともうまくやっていく自信あります♡』って」


怖っっっ匂わせ!!

女子すげーな。確かにこれはハイエナだ。

でも課長はきっと、


(誰が家族に紹介なんかするかよ、この妄想ストーカーヤロウがっ!!)


ってな具合に思ってるだろう。

私、坂崎課長のこと、わかってきたな。


けれど次の瞬間、この井戸端会議で、最も衝撃的な発言が出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
鉄道忘れ物市 Σ(・∀・;) ググッちゃった。 小山田さんが坂崎課長の心の声を代弁できるの ( ・∀・)イイ!! ナイスカップルの予感
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ