表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

134/202

*4

「は、はい……ありがとうございます」


男性二人はちょい目のやり場に困った風な表情をして、そのまま歩いていった。


「ごめん、勝手に名前で呼んで。でも小山田さんのこと狙ってそうだったから、俺の彼女だってこと、ちょっと言いたくって」


それはない。

課長〜どこ見てるんですか〜 私、ですよ?


名前呼びだなんて、夢でしか経験がない。なんか気恥ずかしいです。


「俺のことも名前で呼んで欲しいなあ」


と呟き風に仰るもんですから、「課長は課長ですから……」


「悠くん、はどうかな?」


「むむむ無理です」


顔がほてってくる。手でうちわ。熱い。


「じゃ悠さん、は?」


どっへい。


「そ、それなら……はい」

「じゃあ呼んでみて」

「……悠さん……」

せっかく清水の舞台から飛び降りるほどの気概で言ったのに、課長は無言。へい! 無言かい!


いや違う。なんか。感動してる?


「ありがとう。これが名前呼び……すごい破壊力だったよ。俺には一生無理かと諦めていたけど、夢が叶った。ありがとう、ありがとう」


噛み締めてた!


「さっきは背伸びして、呼び捨てにしちゃったけど、これからは俺も咲ちゃんって呼んでいい?」


「はい」


「さっそくだけど、咲ちゃん。どれに乗りたい?」


くすぐったい。


「まずはジェットコースターに!」


「よし行こう!」


出してきた課長の手を取る。


私と課長は、絶叫系アトラクションに乗った後、シューティングやホラー系など、一日中園内を回りに回って楽しんだのだった。


そして最後に観覧車。


「高いところ、大丈夫?」


「はい。結構平気です。得意な方です」


「デートのテッパンと書いてあったし、楽しみにしてたんだ」


「じゃあ乗りましょう」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ