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本日快晴!
デート日和。俺は早起きし、太陽に向かってうーんと伸びをした。気持ちがいい。最高にな!!
「小山田さん、今度の日曜日、都合が良かったらデートしない?」
『承知しました。どちらに行きましょうか?』
「うん。小山田さんが行きたいところがあれば」
『ええっと……』
ここからLINEが途切れてしまった。考えているのかな?
だが、「映画、イオソ、水族館……はやめて、美術館、遊園地などなど。どこが良いかな?」
少しして、『課長、すみません。もしよろしければ、ワンドゥーランドはいかがですか?』
ワンドゥーランドは、地方によくある、そう大きくない遊園地だ。遊園地デートか。ちょっと憧れがあったし、嬉しいかも。
「いいよいいよ!!」
『実は、期間限定でΦブレインとコラボしていて。入場者全員に、ポストカード貰えるらしいんです』
「へえ。そうなんだ。じゃあ9時に最寄駅で待ち合わせしよう」
『私の趣味にお付き合いいただき、ありがとうございます』
「大丈夫だよ。俺も同じ推し活だし、小山田さんと趣味を共有したいしね。楽しみにしてる」
『私もです。ありがとうございます。ではお休みなさい』
「お休み」
そして、当日を迎えたというわけだ。
駅で待ち合わせしたが、少し早く着いてしまった。嬉しすぎて、駆け足になってしまったからだ。
家を出てすぐに走り出してしまっていた。ってか、マラソンか駅伝かぐらい、走りに走った。
「はあはあはあはあ」
まだ小山田さんにカケラも会ってもいないのに、かなり疲れてしまった……歳かな。
まあ自分で言うのもなんだが、勇み足もいいところだ。
ちなみに今日俺は、動きやすいブルーのストライプのシャツにジーンズ、ブルゾンを軽く羽織ったスタイルで、両思いデートに臨んだ。
もちろん駅にはまだ誰もいない。(←小山田さんしか見えない眼)
腕時計を見て、「早く着きすぎたな……」と呟いた。
今日のことはもちろん誰にも話していないから、杉田、若狭、美香などの邪魔も入らない。
そわそわしているうちに、約束の時間が迫ってきた。小山田さんが小走りで走ってくる。
「小山田さん! ここ!!」
「すみません、お待たせしましたっ」
表情がぱあっと明るくなったのを見て、じわりと込み上げてくるものがある。
小山田さんは、オレンジ色のブラウスに、黒のロングスカート。もう変装になりきれてない変装はやめたようだ。可愛い姿だった。
俺はついにここまで来た。ここに来るまでに、何度挫折したか。長く遠い道のりだった。両思いデート。噛み締める。
抱き締めたいが、それは観覧車まで置いておいて。まずは手を繋ぎたい。




