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122/202

*4

嬉しいは嬉しいんだよな。


だって、早く帰れってことは、きっと私の体調を慮ってくれているのだろうから。


秘書という、責任重大な職務。その重責を重々感じていた。ジュージューね。


確かに最近は疲れて帰ることが多い。


明日は土曜日。久しぶりにファイブレのでーぶいでーでも観ながら、ゆっくりヤスモウ。(すでにお疲れ)


と、うとうとしていると。


ピロン♪


私は、カッと覚醒し、スマホを確認する。少しドキドキしながら。

最近は、坂崎課長からのLINEもちょいちょいあるから。


「あ! 坂崎課長からだ!」


『いきなり急で申し訳ないけど、明日の夕方、5時に居酒屋 あんぽんたんに来て貰えないかな』


え、なんだろ? 仕事の話? 休みだし違うよね。じゃあファイブレの話かな? 推し活一緒に頑張っていこーみたいな。


返信しようとしたら、再度LINEが届く。


『ごめん、場所変更します。リッツザパーティーホテルの、最上階のレストランに。5時にドレスアップして来てくれる?』


ええ!! リッツザパーティーホテルって言ったら、高級ホテルの……


「どどういうこと?」


まごまごしていたら、


『ごめん!! やっぱり、四川楼に5時で』


それでも、四川楼と言ったら高級中華屋さんだ。

これだけ場所を変えて来い来い言ってくるってことは、相当大事な話があるってことだ。(←自由解釈)


「承知しました」


え? もしかしてデート? なのかな?


こうしちゃおれん! 洋服、どうしよう。


私はクローゼットの中を、引っ掻き回して、一張羅のワンピースを取り出した。



花束は買った。


小山田さんのイメージに合うように、ガーベラを中心としたイエローの花束。


指輪も買った。と言いたいところだけど、サイズがわからなかったので、これは断念した。


杉田とさんざん議論して、場所は中華料理の四川楼に決めた。


告白。


心に決めてからは、早かった。

断られるかもと思うと震えはきたが、今回の出張で嫌と言うほど、小山田さんを他の男に取られたくないと、身に染みた。


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