表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
となりにはアンデッド  作者: 仁ぐうす
エルフの森
6/57

【6】イン・フォレスト・アンデッド

―エルフの森―


「やっと着いたな、エルフの森。ここまで来るのにモンスターに遭遇しなくてよかった。」


「ですが、戦わなければ新たなスキルを習得できません。」


「そ、そうだけど・・・」



リナリアの正論に返す言葉も出ない。だが、アルメリアはリナリアの傷ついた姿を見たくない一心だった。



「そんなことより、ここ初めて来たけど、綺麗な場所だな~。空気も美味しいし。」



エルフの森の中には、涼しげな風が吹き通っており、視線の端には澄んだ川が流れていた。植物の葉には、蛍光色に発光するものもあり、どこか神秘を感じる。



「さてと、誰かいないもんかな」


「地図によりますと、この道をまっすぐ進むと1つ目の集落があるようです。」


「よし、進もう。」



それからしばらく歩くと、木造の小屋がいくつも建っている場所に着いた。これが一つ目の集落だろう。集落に着くなり、一匹の人型で小型の妖精族が近づいてきた。



「ようこそ旅のお方。ここは善の妖精族の集落でございます。」


「初めまして。僕はアスター王国から来たアルメリアと申すものだ。ここへは・・・って、おい、どうした?」



小型の妖精族はこちらを見てキョトンとしていた。



「あ、あああああなたは!」


「あ、ばれちゃいました?そうです、僕は王族の・・・」


「アルメリア様、おそらく私のことです。逃げましょう。」


「え??」



訳が分からないうちにアルメリアはリナリアに手を引かれ、村の奥にある裏道へと走り出した。すると、急に小型の妖精族が叫びだした。



「不浄なる者が入ってきたぞおお!!森を守れえええええ!!」


『おおおおおぉぉおおぉライトボール!ライトボーライライトボール!ライ・・・———』



呼び声に応じ、大勢の妖精族が出てきて、一斉に光の玉を放ってきた。



「あれは光属性の魔法だ!」



光属性の魔法は、ゴーストや吸血鬼などの闇に潜むモンスターにしか効果がない。そのため、アルメリアは必死にリナリアを守りながら走った。



「しつこいな!どこまで追ってくる気なんだ!」


「旅のお方!こちらです!」


「お、おう!」



抜け道のようなところから突如現れた妖精族に導かれ、滝がある広間に着いた。



「あの者たちはここまでは追って来られないでしょう。」


「ありがとう、助かったよ。あ、こっちの女の子は・・・」


「その子はアンデッド族ですね。ですが、悪い者のようには見えませんね。」


「よかった。わかってくれるのか。」



一息ついたところで、妖精族との会話が始まった。

―続くー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ