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となりにはアンデッド  作者: 仁ぐうす
火竜のオアシス
39/57

【39】ディスペアー・トーチャー・アンデッド

「ん…ここは…」



冷たい床の感触に、目を覚ます。そこはどうやら牢屋の様だった。それにしてもおかしい、聞き覚えのある声がする…そう思いながら起き上がると、目の前には信じられない光景が広がていた。



「どうだぁ~?痛いかぁ~?」 ジョキ…ジョキ…ジョキ…


「うああああああああっ!!」


「こ…これは…?」


「メリア!やっと起きたのね!?大変なの!リナリアがっ!」


「な…なんて(むご)い…ああ神よ、どうか彼女にご加護を…!」



なんと、目の前でリナリアが拷問(ごうもん)されていた。リナリアの装備は全て()がされ、拘束されていた。

腕や足にはいくつもの切り傷がつけられており、非常に痛々しい。



「や、やめろおおおおおーーー!!」 ガッ!



アルメリアは鉄格子(てつごうし)隙間(すきま)から手を伸ばし、必死に止めようとする。しかし、当然届くはずもなく、拷問官(ごうもんかん)に手を()られた。



「ぐあっ!」


「ア、アルメリア…様…!!」


「ほう…あなたがこの子の持ち主ですか。彼女は実に面白い。アンデッドのくせに涙を流し、苦しそうな仕草までする。こんなアンデッド初めて見ましたよ・・・。あなたにももっと見てもらいたい、彼女の素晴らしさを…!」



ジョキジョキジョキジョキ!「あああああああああああっ!!!」


「リナリアッ!くそっ!やめてくれええええええ!!」



リナリアの腹部がハサミで切られ、、腸が飛び出した。

アルメリアは再び手を伸ばす。しかし、アマリスとラックによって抑えられた。



「メリア!苦しいけど落ち着いて!今の状態じゃ何も解決できないでしょ!」


「そうだぜ!それに、俺たちもじきに番が回ってくるはずだ。なんでもいいから作戦を立てねえと、ここで終わっちまうぞ!」


「ふーっ、ふーっ…はぁ…そうだな、ごめん」



ラックたちはアルメリアを一旦落ち着かせ、状況の説明を始めた。



「まず、今俺たちがいる場所だが、ここはオアシスの城の地下にある拷問場(ごうもんじょう)(けん)処刑場(しょけいじょう)だ」


「あたしたち巣穴で寝てたら、リナリアの叫び声が聞こえたの。何かしら?と思って外に出てったら眠り粉を吸っちゃって、気が付いたらここに捕らわれてたの…」


「そしたら、私達、反逆者(はんぎゃくしゃ)呼ばわりされまして…これから順番に処刑されるそうなんです…」


「何だって…!?」



アルメリアは、突然の重い内容に思考が追い付いていなかった。



「なら、魔法を使って何とかできないのか?」


「それが…ここの床には魔法封印の魔方陣が設置されてて発動できねえんだ」


「それに、あたしらの武器まで没収(ぼっしゅう)されちゃって…もうどうしたらいいのか…」


アルメリアが腰に手を伸ばすと、確かに剣が無くなっていた。

4人が途方(とほう)()れていると、ついに牢屋の外から呼び声がかかった。



「おい!そこのオス2匹!次はテメエらだ!来い!」


「ついにきちまったか…」


「…行くしか…ないのか…」



体の底から湧き上がる絶望感に足を震わせながらも、二人は立ち上がった。


絶望の拷問の始まり

さて、どうする

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