表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
となりにはアンデッド  作者: 仁ぐうす
火竜のオアシス
32/57

【32】トレーニング・アンデッド

サラマンダーの集落から少し離れた場所で、アルメリア達はサボテン相手に特訓をしていた。



「こりゃあいいや!同時に食料調達までできるぜ!」 ザシュッ


「こんなの柔らかすぎて特訓にならなくない?」 ザグッ



ラックは槍を、アマリスは(おの)を武器として扱っているようだった。


「女の子が斧って…なんかごついな…」


「あたしの魅惑のボディーに見合うのは斧しかないのっ!メリアもどう?斧、いいわよ~?」


「メリアって…僕の事?」


「うん!だってアルメリアって名前長いんだもん」


「まあいいけど」


「おい!うるせーぞ筋肉女!お前は黙ってサボテン切ってろ!」



せわしなくサボテンを切っていると、リナリアが魔物の気配を察知(さっち)したようだった。



「みなさん、魔物の気配がします。それも大群のようです」


「お、ちょうどいいじゃん!特訓の成果を見せてやる!」


「まだ始めたばっかでしょーが」



そうこう言っているうちに、魔物がぞろぞろ歩いてきた。大きいトカゲのような姿で、長い尻尾を持っている。



「リトルリザードの群れか…新技の練習には丁度いいな」


「油断するなよぉ…こいつの(うろこ)は結構硬いからな!」


「ならあたしの斧でぶった切るまでよ!」



アルメリア達はリトルリザードに囲まれた。両者出方(でかた)(うかがう)う中、ついに相手側から(おそ)()かってきた。



ギャオオオオオス!


「いっくわよおー!」 ブンッ ザアン!  グワッ!!



アマリスは斧を振りかざし、見事魔物を一刀両断(いっとうりょうだん)した。



「っしゃあー!どうよ!?」


「うっわ~、えげつねえ…でも俺も負けてらんねえぜ!」シュッ ザシュッ!  

                          ギャウッ!!


ラックは(うろこ)の薄い部分を狙い、見事魔物を貫いた。



「そらっ!俺もやってやったぜぇ!」



ついに魔物が一斉(いっせい)に飛び掛かってきた。



「ここは僕の出番だ!みんな、離れて!」



アルメリアは腰を低く構え、剣に魔力を通す。そして、魔物と接触する直前、体を軸に剣を思いっきりぶん回した。



ブオンッ! ギャオオオオオオオオオオ!



魔物達に等しく斬撃が入った。ダメージを受けた魔物はバタバタと倒れていく。



「これが新技、魔力を用いた広範囲攻撃の“大回転切(だいかいてんぎ)り”だ」


「おお!やるじゃんお前!ただのひょろい旅人じゃなかったんだな!」


「アルメリア様に対する侮辱(ぶじょく)は私が許しません」


「お~、こわいこわい」



2人の会話を他所に、アルメリアは倒した魔物の傷口が気になっていた。



(傷口が紫色になってる…これは毒か?…まさか僕の剣…)



なんと、エルフの鍛冶師が作ってくれた剣には、毒属性が付与(ふよ)されていた。



「やっぱ最高だよ…あの鍛冶屋…!」



ラックとアマリスの戦闘力拝見(はいけん)、アルメリアの新技開発、それに剣の新事実の発覚と、有意義な時間を過ごしたところで、1日目は終了した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ