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となりにはアンデッド  作者: 仁ぐうす
火竜のオアシス
31/57

【31】ストラテジー・ミーティング・アンデッド

翌日…早速ラックの働きにより集落の住人が集められた。見たところざっと15人程度しかいないようだった。

集められた住人は、「これから何が起こるんだ」とキョロキョロしていた。



「これでいいのか?」


「ああ、ありがとう」



空気が落ち着いたところで、アルメリアが話し始めた。



「サラマンダー族の皆さん!お初にお目にかかります、僕は人間の旅人、アルメリアと申します」


「あ。あの子昨日の」「人間が何の用だ?」「あら、いい男じゃない」「隣のやつアンデッドじゃないか?」



住人たちの様々な声が飛び交う中、アルメリアは話を続けた。



「僕は、ここにいるラックから全てを聞きました!そして僕はこれを放っておけないと思いました!ですので、次の戦闘には僕も加勢させていただきたい!そして共に革命を起こしましょう!」


「人間が加わったところで何が変わるってんだ…」「俺たちゃもう終わりなんだ」「バカバカしくて聞いてらんないよ」



住人たちはネガティブな発言ばかりを吐き、解散していってしまった。



「おいおい大失敗じゃねーかよ!」


「ごめん…みんな思ったよりのってこなかった…」



アルメリア達が落ち込んでいると、女のサラマンダー族が近付いてきた。



「あんた、革命を起こしに来たんだって?中々面白そうじゃない!話、聞かせてよ!」


「え、いいのか?」



アルメリアは戸惑いつつも、ラックの巣穴に連れ込み、話しをすることにした。



「あたしはアマリス!魔法は使えないけど、筋力には自信あるよ!よろしくね!」



アマリスは筋肉質な腕を見せつけ、自信に満ち溢れた表情をしていた。



「さっきも紹介したけど、僕はアルメリア。そして隣にいる彼女はリナリアだ」


「よろしくお願いします」


「へぇ~、中々かわいい子連れてるのねぇ!」


「だよなー!普通アンデッドってこんな綺麗じゃないもんな!」


「え!?この子アンデッドなの!?」



場が盛り上がってきたところで、本題に入る。



「まず、次の戦いに向けて作戦を立てたいと思う」


「作戦っつっても4人しかいないぜ?」


「そう、今は4人しかいない。だから、戦闘中に住人の信頼を得るんだ」


「戦闘中に?そんなの一体どうやって・・・?」


「まずは、この4人だけで敵を圧倒するんだ。そして住人に希望を持たせ、協力体制を築く」


「なるほど!うまくいけば一気に戦況(せんきょう)をひっくり返せるかも!」


「けど、あまり期待はしないでくれ。物事っていうのはそう簡単に上手くいくものじゃないんだ」



エルフの森での経験から、アルメリアは少し奥手になっていた。

もう誰も失いたくないという強い思いからか、つい自信無さげな一言を()らしてしまった。

だが、それを晴らすかのように、ラックとアマリスは期待の声を上げた。



「きっと上手(うま)くいくさ!だってお前強そうだし!」


「革命だなんてわくわくするなぁ!よぉーし!今から気合いれちゃうよー!」



陽気な二人を見ていると、何だか気が(なご)んだ。

同時に、チェンスの姿が思い浮かんだ。



「はははっ!お前らほんと能天気だな!」


「あ、俺をバカにしやがったなぁ?今に見てろよ!?俺の力見せてやる!」


「あたしはバカじゃなくて脳筋なの!ってあれ?意味は同じ…?」



リナリアは相変わらず無口だったが、作戦会議はそれなりに盛り上がった。

ラックの話によると、次の戦いは2日後らしい。

アルメリア達はその間に特訓(とっくん)をすることにした。


4人目の仲間登場!

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