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となりにはアンデッド  作者: 仁ぐうす
火竜のオアシス
28/57

【28】ウォーク・デザート・アンデッド

エルフの村を出て3日目、2人はついに砂漠地帯に到着した。



「うわあー!一面サラサラの砂だらけだ!あ!あれはサボテンだな!?初めて見た!」



アルメリアは、生まれて初めて見る風景にはしゃいでいた。



「アルメリア様、油断しないでください。砂漠地帯は見晴らしが良い分魔物に狙われやすいのです。加えて暑さにも気を付けてください」


「…はい」



リナリアのあまりにも業務的な(しゃべ)りに、アルメリアは少ししょんぼりした。

砂漠地帯を進んでいると、大きな穴を見つけた。周囲を見回すと、他にも同じような穴がたくさん存在しているようだった。



「ひょっとして魔物の巣穴なのか・・・!?」



アルメリアは、穴をそっと(のぞ)きこもうとすると、後ろから怒鳴り声が聞こえた。。



「おい!おらの巣穴さ何する気だぁ!」



アルメリアは驚いて、反射的に身構える。

声の主は、筋肉質な一人の男だった。肌、瞳、髪の全てが燃えるような赤い色で、耳はまるで竜のヒレのようだった。



「アルメリア様、お下がりください」



リナリアはアルメリアの前に立ち、守りの体勢に入った。



「お前は一体何者だ!」


「そりゃあこっちのセリフだべ!人んちを勝手に覗き込みおってからに!…って、おめえは人間か?」


「そ、そうだけど?それが何だというんだ!」


「なーんだ、だったらいいだ。近頃はここらも物騒(ぶっそう)でなぁ、オアシスの集落との戦争が()えんのさ。まあ、あんたにゃ関係ないかもしれんが、気ぃ付けなよ」



そういって男は立ち去ろうとした。



「ちょっと待ってくれ!一つ聞きたいことがあるんだ!“(いにしえ)の竜”について知っていることはないか?」


「んん~…?たしかそんな話、アイツがしてたっけなぁ」


「アイツって?」


「そいつぁ、この集落の変わりもんでなぁ。サボテンしか食わねえ頑固者(がんこもの)なんよ!はっはっは!おもしれーだろ!?」


「そいつはどこにいるんだ?」


「んー、あいつぁいっつもサボテン狩りに出かけてるからなあ…そこらを歩いてりゃすぐ見つかるだろうさ」


「そうか、情報ありがとう!あんた見た目の割に良い人だな!」


「ははっ!良く言われるわ!」



ついに有力な情報を得たアルメリアは、“変わり者”とされている人物を探しに砂漠を歩き回った。

辺りにはサボテンがたくさん生えている。

しかし、一向に人影は現れない。

(あきら)めかけたその時、何かが走ってくる音が聞こえた。



ザッザッザッザッザッ!!


「にーげーろーー!!敵が攻めてきたぞおおおう!」


「なっなんだあ!?」



なんと、遠くからサボテンを抱えた青年が大声を上げながら走ってきた。



「お前らも早く逃げるぞっ!やつらに殺されちまう!」


「やつら?殺される!?一体…」


「いいから!!」



2人は訳が分からないまま青年に強引に引っ張られ、その場から退散した。



砂漠に着いた2人に早速急展開。

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