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昨日は諸事情につき投下できず、申し訳ありませんでした。
ですます口調を受け入れた涼に対し、律はいう。
「ともかく、あなたのサイズを量らないと」
「サイズ?」
燻しがる涼に対し、律は当然のようにこう返す。
「動きを同調しやすくするためにスカイアーツの操縦者はパイロットスーツを着ることは知ってるわよね?」
「それは知ってるよ。昨日の律は着てなかったけど」
そんな涼に対し、律は肩を落としながらこういう。
「私はあくまでテストパイロットだから着なかっただけよ」
それに、といわんばかりに律は続ける。
「そもそもプロセン学園は制服あるからね」
そんな律に涼は思ったことを問い質す。
「それなら、着替えとかどうするの?」
「そこは保健室を使わせて貰うわ」
そんな律の冷静な返しに涼は頷くしかなかった。
それを見た律はいう。
「サイズは……このくらいね。パットを付けるわ」
「パットってもしかして……」
嫌な予感を隠しきれない涼に対し、律は頷いていった。
「そう、胸パットよ」
それを聞いた涼は諦めの表情を浮かべつつ、こういって自分を納得させる。
「まあ、胸はあった方がいいだろうしね」
「涼ってそういう趣味なの?」
律の冷静な突っ込みに、涼は動揺しながらもこういった。
「体格を誤魔化すなら、あるに越した方がないって自分にいい聞かせてたんだって」
「分かったわよ、涼」




